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NECの「Cyber Security Dashboardによるデータドリブンなセキュリティカルチャー変革」が2023年度(第41回)IT賞において「IT優秀賞」を受賞
2023年12月6日
日本電気株式会社
NECの「Cyber Security Dashboardによるデータドリブンなセキュリティカルチャー変革」の取り組みが、公益社団法人企業情報化協会(以下、IT協会)が主催する2023年度(第41回)IT賞において、「IT優秀賞(マネジメント領域)」を受賞しました。
今回の受賞は、当社の取り組みが、「サイバーセキュリティ意識の希薄な我が国において、10万人を超える従業員を要する企業の役員ならびに全社員に対して、リスクと脅威の可視化を実現した先例として、セキュリティ対策の強化を検討する他企業・機関の範となるものである」と高く評価されたことによるものです。
この取り組みにより、高度化するサイバー攻撃によりセキュリティリスクが日々増大している中、事前防御・早期検知・対処などのサイバー防衛策強化にとどまらず、「サイバーセキュリティダッシュボード」を活用しデータに基づく健全な危機意識向上(アウェアネス)とアクションをグループ約12万人に促すセキュリティカルチャー変革を実現しました。
具体的には、サイバーセキュリティダッシュボードによりリスクと脅威を可視化し、マネジメント層から一般従業員まで同じ情報をタイムリーに共有するとともに、CISO自らが取締役会や経営会議などにおいても活用、グローバルでデータドリブンな意思決定や、自律的かつ迅速なアクションにつなげるなど、全社の危機意識の醸成とセキュリティリスクの低減を実現しています。
本ダッシュボードの公開後には、96%の従業員がセキュリティリスクへの意識が向上したと回答しました。また、外部評価のリスクスコアも大幅向上し、社内報等への社員からのポジティブなフィードバックにより、CISO統括オフィスのエンゲージメントも20ポイント向上しました。
当社では、社内の取り組みで培った知見をお客様や社会に還元する「クライアントゼロ」の考えのもと、サイバーセキュリティダッシュボードについて、政府機関、大企業のCXO、サプライチェーンに加わる企業など100以上の組織・企業に紹介し、各社の取り組みにお役立ていただいています。また、サイバーセキュリティの子会社であるNECセキュリティ株式会社を通じ、お客様にデータドリブンサイバーセキュリティサービスを提供し、ご好評をいただいています。
当社は、今回受賞した取り組みだけでなくサイバーセキュリティに関する様々な取り組みを進めています。今後はそれらを更に進化させ、NECが目指す「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造」することに貢献していきます。