Japan
サイト内の現在位置を表示しています。
NetBackup 10.4 動作環境
2024年7月18日現在
ご利用になるNetBackup機能の動作要件は、Veritas社が公開している該当の製品マニュアル、コンパチビリティリスト、技術情報、等から、動作要件、使用条件、注意制限事項などの確認が必要です。
弊社におけるサポート範囲は、Veritas社のサポート範囲と差異がある場合、以下の動作環境に準じます。
NetBackup 10.4 対応OS
- ※サポート状況は日々変化しますので、必ず最新状況をご確認ください。
Windows OS
- ※Windows の Service Pack (SP) については、特に指定が無い限りサポートされます。
OS Version | Master Server |
Media Server |
Client | BMR Server (*6) |
BMR Client/ Boot Server (*6) | |
Windows Server 2022 (*4) | x64 | ○ (*1,*3) |
○ (*1,*3) |
○ (*2,*3,*15,*25,*30) |
○ (*3) |
○ (*11) |
Windows Server IoT 2022 (*4,*a) | x64 | ○ (*3) |
○ (*3) |
○ (*2,*3,*15,*25,*30) |
- | - |
Windows Server 2019 (*4) | x64 | ○ (*1,*3) |
○ (*1,*3) |
○ (*2,*3,*15,*30) |
○ (*3) |
○ (*11) |
Windows Server IoT 2019 (*4,*a) | x64 | ○ (*3) |
○ (*3) |
○ (*2,*3,*15,*30) |
- | - |
Windows Server 2016 (*4) | x64 | ○ (*1,*3) |
○ (*1,*3) |
○ (*2,*3,*30) |
○ (*3) |
○ (*11) |
Windows Storage Server 2016 (*4,*a) | x64 | ○ (*3) |
○ (*3) |
○ (*2,*3,*30) |
- | - |
Windows Server 2012 R2 (*4) | x64 | ○ (*1,*3) |
○ (*1,*3) |
○ (*2,*3,*30) |
○ (*3) |
○ |
Windows Storage Server 2012 R2 (*4,*a) | x64 | ○ (*3) |
○ (*3) |
○ (*2,*3,*30) |
- | - |
Windows Server 2012 (*4) | x64 | ○ (*1,*3) |
○ (*1,*3) |
○ (*2,*3,*30) |
○ (*3) |
○ |
Windows Storage Server 2012 (*4,*a) | x64 | ○ (*3) |
○ (*3) |
○ (*2,*3,*30) |
- | - |
Windows 11 | x64 | - | - | ○ (*2,*30) |
- | - |
Windows 10 | x64 | - | - | ○ (*2,*30) |
- | ○ (*5) |
Windows 8.1 | x64 | - | - | ○ (*2,*30) |
- | ○ (*5,) |
Linux
OS Version | Master Server |
Media Server |
Client | BMR Server (*6) |
BMR Client/ Boot Server (*6,*13) | |
Oracle Linux 9.x | x64 | - | ○ (*16) |
○ (*2) |
- | - |
Oracle Linux 8.x | x64 | - | ○ (*16) |
○ (*2) |
- | ○ (*17,*23) |
Oracle Linux 7.x | x64 | - | ○ (*9) |
○ (*2,*9) |
- | ○ (*14,*23) |
RedHat Enterprise Linux 9.x server | x64 | ○ (*1,*16,*20) |
○ (*1,*16,*20) |
○ (*2) |
○ | ○ (*27,*28) |
RedHat Enterprise Linux 8.x server | x64 | ○ (*1,*16,*20) |
○ (*1,*16,*20) |
○ (*2) |
○ (*18,*19) |
○ (*18,*23) |
RedHat Enterprise Linux 7.x server (*24) | x64 | ○ (*1,*20) |
○ (*1,*20) |
○ (*2) |
○ (*12) |
○ (*12,*23) |
SUSE Linux Enterprise Server 15 | x64 | - | - | ○ (*2) |
- | ○ (*29) |
SUSE Linux Enterprise Server 12 | x64 | - | - | ○ (*2,*21) |
- | ○ (*22,*23) |
Solaris
OS Version | Master Server |
Media Server |
Client | BMR Server (*6) |
BMR Client/ Boot Server (*6,*13) | |
Solaris 11 | SPARC | - |
- |
○ (*2) |
- |
○ |
Solaris 10 (Update 11(January 2013)~) |
SPARC | - |
- |
○ (*2) |
- |
○ |
- *1 : NetBackup Media Server Deduplication Optionに対応しています。
- *2 : Client側での重複排除対応に対応しています。(*1のサーバが存在している必要有)
- *3 : Windows ReFSでフォーマットされたボリュームへ、NetBackupのモジュールをインストールすることは未サポートです。
- *4 :
- 「NTFS重複排除ボリュームの最適化バックアップ」が有効なバックアップの場合、Windows NTFS によるデータ重複排除 (NTFS Deduplication) が有効となっているボリューム上のデータバックアップの保存先は BasicDisk形式のみをサポートします。
NetBackup 10.1.1ではバックアップ保存先として個別バックアップ機能でサポートされる任意のディスクストレージをサポートします。 - Windows NTFS によるデータ重複排除 (NTFS Deduplication) が有効となっているボリューム上のデータに対する、TIR(True Image Restore)機能を有効としたバックアップは未サポートです。
- Windows NTFS によるデータ重複排除 (NTFS Deduplication) が有効となっているボリュームに対する、FlashBackup機能は未サポートです。
- 仮想環境における、Windows ReFSでフォーマットされたボリュームやボリューム上のデータのバックアップは未サポートです。
- Windows NTFS形式のファイルシステムからバックアップしたデータを、Windows ReFS形式のファイルシステムへリストアすることは未サポートです。
- Windows ReFSでフォーマットされたボリュームに対するFlashBackup機能は未サポートです。
- Windows ReFSでフォーマットされたボリュームに、重複排除ストレージプール(MSDP)を作成することは未サポートです。
- 「NTFS重複排除ボリュームの最適化バックアップ」が有効なバックアップの場合、Windows NTFS によるデータ重複排除 (NTFS Deduplication) が有効となっているボリューム上のデータバックアップの保存先は BasicDisk形式のみをサポートします。
- *5 : Windows 8.1, 10 における BMR Boot Serverの使用は未サポートです。
- *6 : BMR機能の対応状況の詳細を以下でご確認ください。ただし、上記の対応状況の範囲は超えません。
BMR機能を使用した復旧にはブートサーバとなるマシンが必要です。- Operating System Software Compatibility List - NetBackup (10.0 - 10.x.x) (Veritas社サイト)
- Requirements for Bare Metal Restore(BMR) Boot Servers (Veritas社サイト)
4KBセクタHDDによるブート環境にてBMR機能を使用できません。(未対応)
また、512BセクタHDDによるブート環境にてBMR機能でバックアップし、4KBセクタHDDによるブート環境へ復旧できません。
BMR機能を有効としたバックアップデータを暗号化する場合、NetBackupの提供する重複排除機能を利用して保存してください。(クライアント暗号化機能は未サポート)
- *9 : Oracle Unbreakable Linux Kernel と Oracle Red Hat Compatible Kernel の両方をサポートします。SAN Client 機能は未サポートです。
- *11 : また Windows Server 2016/2019/2022ホストの中にReFSファイルシステムが存在する場合、BMRによって復旧すると、ReFSファイルシステムバージョンが1.2にダウングレードされます。以下URLに記載の手順に則って復旧してください。記載手順に則ることでダウングレードを回避できます。
During NetBackup BMR (Bare Metal Restore) restore of Operating System with ReFS volumes 3.x are downgraded to ReFS version 1.2. (Veritas社サイト) - *12 : Red Hat Enterprise Linux 7.9 まで対応しています。
- *14 : Oracle Linux 7.0 ~ 7.2 と Oracle Linux 7.4 ~ 7.9 に対応しています。
- *15 : Windows Server 2019/2022 ホストへシステムのフルリストアを行う場合、Windows Defenderが有効になっているとシステム状態のリストアに失敗します。以下URLに記載の手順に則り、Windows Defenderを無効化してからリストアを実行してください。
Restoring system drive or System State fails on Windows Server when Windows Defender is enabled. (Veritas社サイト) - *16 : 以下URLの記載に則って、ライブラリを追加導入した後に NetBackupをインストールしてください。(ライブラリを導入しない場合、NetBackupの起動に失敗します)
KB100045645:Error while loading shared libraries: libnsl.so.1 (Veritas社サイト)
※注:記載において、libnsl の適用に関する内容があります。libnsl.soは複数バージョン、bit数違いのものもありますが、lib64以外の libnsl.so.1 や libnsl.so.2 では対応できず、/lib64/libnsl.so.1 を導入する必要があります。ご留意ください。
- *17Oracle Linux 8.0 ~ 8.9 に対応しています。
- *18Red Hat Enterprise Linux 8.0 ~ 8.6 に対応しています。
- *19以下コマンドにより /usr/lib64/libncurses.so.5 を事前に適用する必要があります。
# yum -y install /usr/lib64/libncurses.so.5 - *20RedHat Enterprise Linuxに MSDP(メディアサーバ重複排除プール)を作成する際に入力設定する ユーザ名およびパスワードにおいて、以下文字列は使用できません。(旧バージョン(8.2以前)で使用しているものをアップグレードして継続使用することは問題ありません) ・& (アンパサンド) ・# (パウンド) ・* (アスタリスク) ・\ (円記号(バックスラッシュ)) ・/ (スラッシュ) ・" (ダブルクォート) ・( (左括弧) ・) (右括弧) ・< (不等号(小なり)) ・> (不等号(大なり)) ・^ (キャレット) ・% (パーセント)
- *21SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3 以降に対応しています。
- *22SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3 ~ SP5 に対応しています。
- *23LinuxマシンをBMR機能で復旧する場合、net-tools パッケージが復旧対象サーバにインストールされている必要があります。
<参考情報>
net-tools パッケージがインストールされていない環境では以下の事象が発生します。
Error receiving Bare Metal Restore information during backup of client RHEL on Netbackup (Veritas社サイト) - *24Red Hat Enterprise Linux 7.9 以降に対応しています。
- *25Windows Server 2022 ホストへシステムのフルリストアを行う場合、「C:¥Program Files¥WindowsApps」および「C:¥ProgramData¥Microsoft¥Windows¥AppRepository¥」フォルダ内のファイルを復元できません(アクセス権のないファイルであるため復元できません)。詳細は以下を参照ください。
Windows File System policy restore error (2808) during DR restore for Windows 2022 Client (Veritas社サイト) - *27
- *28Red Hat Enterprise Linux 9.0 ~ 9.2 に対応しています。
- *29Suse Linux Enterprise Server 15 SP3 に対応しています。
- *30Windows環境のファイルバックアップでは、Windowsのシャドウコピーを使用しますが、Windowsは64TB以上のボリュームに対するシャドウコピーをサポートしていません。
参考:ボリューム シャドウ コピー サービス(Microsoft社)
- *a : NEC iStorageNSシリーズのみ対応します。
iStorageNSシリーズは、NetBackup重複排除要件を満たすCPUが搭載されていないため NetBackup Media Server Deduplication Pool(MSDP)を構成することはできません。
- ※上記のサポート対象OSにおけるファイルシステム対応状況は、開発元であるVeritas社のSCLに順じます。
Operating System Software Compatibility List - NetBackup (10.0 - 10.x.x) (Veritas社サイト)
→ File System Compatibility - ※Windows版/Linux版/Solaris版それぞれにおいて日本語化 Language Pack があります。
- ※WindowsのSPについては指定がない場合は基本的にすべてサポートです。
サーバ要件
OS | Windows | |||
CPU Architecture | x64 最低4コア搭載 | x64 | ||
役割 | Master Server | Media Server | Client | |
NetBackup インストールバイナリサイズ ※1 |
v10.4 | 5087 MB | 5087 MB | 713 MB |
※1以外に必要なディスク容量 |
|
| ||
最小メモリ容量 | v10.4 | 16GB (推奨 32GB 以上) | 4GB | 4GB |
最低限必須パッチ | リリースノート「NetBackupに必要なオペレーティングシステムパッチと更新」をご確認ください。 | |||
【留意事項】 最小メモリ容量は、大規模システム・高負荷環境下での使用を想定したVeritas社の推奨値です。記載の容量よりも少ない空きメモリ状況下で、NetBackup が動作しないことを断定するものではありません。また、同状況下で NetBackup の動作も保守サポート対象外となるわけではありません。(メモリ不足が原因で NetBackup 動作が失敗する場合は、空き容量の確保が解決策となることもあります) |
OS | RedHat Enterprise Linux | |||
CPU Architecture | x64 最低4コア搭載 | x64 | ||
役割 | Master Server | Media Server | Client | |
NetBackupインストールバイナリサイズ | v10.4 | 87300 MB | 8730 MB | 1989 MB |
※1以外に必要な ディスク容量 |
|
| ||
最小メモリ容量 | v10.4 | 16GB(推奨32GB以上) | 4GB | 4GB |
最低限必須パッチ | リリースノート「NetBackupに必要なオペレーティングシステムパッチと更新」をご確認ください。 | |||
OS | Oracle Linux | SUSE Linux Enterprise Server | ||
CPU Architecture | x64 | x64 | ||
役割 | Media Server | Client | Client | |
NetBackupインストールバイナリサイズ | v10.4 | 8992 MB | 2029 MB | 1642 MB |
※1以外に必要な ディスク容量 |
| |||
最小メモリ容量 | v10.4 | 4GB | 512MB | 512MB |
最低限必須パッチ | リリースノート「NetBackupに必要なオペレーティングシステムパッチと更新」をご確認ください。 | |||
【留意事項】 最小メモリ容量は、大規模システム・高負荷環境下での使用を想定したVeritas社の推奨値です。 記載の容量よりも少ない空きメモリ状況下で、NetBackup が動作しないことを断定するものではありません。また、同状況下で NetBackup の動作も保守サポート対象外となるわけではありません。(メモリ不足が原因で NetBackup 動作が失敗する場合は、空き容量の確保が解決策となることもあります) |
OS | Solaris | |
CPU Architecture | SPARC | |
役割 | Client | |
NetBackup インストール バイナリサイズ ※1 |
v10.4 | 946 MB |
※1以外に必要な ディスク容量 |
| |
最小メモリ容量 | v10.4 | 512 MB |
最低限必須パッチ | リリースノート「NetBackupに必要なオペレーティングシステムパッチと更新」をご確認ください。 | |
【留意事項】 最小メモリ容量は、大規模システム・高負荷環境下での使用を想定したVeritas社の推奨値です。 記載の容量よりも少ない空きメモリ状況下で、NetBackup が動作しないことを断定するものではありません。また、同状況下で NetBackup の動作も保守サポート対象外となるわけではありません。(メモリ不足が原因で NetBackup 動作が失敗する場合は、空き容量の確保が解決策となることもあります) |
管理コンソール要件
NetBackup の管理コンソールには、
- 「Windows版管理コンソール」(NetBackup Remote Administration Console)
- OS共通の「Java管理コンソール」(NetBackup-Java Administration Console)
- 主にリストア用の「バックアップ、アーカイブおよびリストアウィンドウ」(Backup, Archive, and Restore Interface)
があります。
重複排除要件
重複排除サーバ要件 (NetBackup Media Server)
OS | 対応OS表 の Media Server 列で「*1 NetBackup Media Server Deduplication Option 対応」となっている OS |
役割 | Master Server / Media Server |
最低CPU要件 | ストレージ容量が64TB未満の場合 2.2GHz 以上の 64 ビットプロセッサ 4 コア以上。8コア以上を推奨 ストレージ容量が64TB超の場合 2.4GHz 以上の 64 ビットプロセッサ 8 コア以上。16コア以上を推奨 |
最低メモリ容量 | NetBackup サーバの動作に必要なメモリ容量に、 重複排除ストレージ容量が 4TB の場合、メモリ 4GBを追加 ~ 重複排除ストレージ容量が 64TB の場合、メモリ 64GBを追加 ~ 重複排除ストレージ容量が 256TB の場合、メモリ 256GBを追加 ~ 重複排除ストレージ容量が n TB(256TB超) の場合、メモリ 256GB(必須:256GB、推奨:n GB)を追加 |
最低限必須パッチ | リリースノートを確認してください |
重複排除ストレージ要件(MSDP:Media Server Dedupliaction Pool)
ストレージ形態 | ディスクストレージのみ(テープ装置では重複排除機能は利用できない) | ||||||
ストレージ接続形態 | DAS、SAN(FC,iSCSI)またはローカルディスク。NFS および CIFS は未サポート | ||||||
読み込み/書き込み速度 |
※ 64TB以上の重複排除プールとする場合、複数のパーティション/ボリュームに跨った構成とする必要がありますが、各パーティション/ボリュームが上記の「読み込み/書き込み速度」を満たす必要があります。 | ||||||
ストレージ容量 | 最大 400TB (Windows もしくは RHELで、かつ、NetBackup 10.0 以降の場合) 最大 250TB (Windows もしくは RHELで、かつ、NetBackup 8.2~9.1.0.1の場合) 最大 96TB (RHELで、かつ、NetBackup 7.7.1~8.1.2の場合) 最大 64TB (上記以外の場合) NetBackup メディアサーバ1台につき、1個の重複排除プールのみが構成可能です(※下記重複排除ストレージパス参照)。 上記容量を超える場合、NetBackupメディアサーバを増設してそこに重複排除ノードを作成します。
| ||||||
重複排除ストレージパス | ストレージ容量によらない共通要件
| ||||||
複数のパーティションに跨った重複排除プールを作成する際の要件 | 以下ボリュームを必要とします。
*「MSDPメタデータディスク用ボリューム」「MSDPデータディスク用ボリューム」は互いに独立したパーティション(Windowsの場合)/ボリューム(RHELの場合)である必要があります。各パーティション/ボリュームは同一ディスク上に実装されていても問題ありませんが、各パーティション/ボリュームが本要件に記載の「読み込み/書き込み速度」を満たす必要があります。そのため、それぞれ異なるディスク上のパーティション/ボリュームを使用することを推奨します。
*複数のパーティション/ボリュームに跨った重複排除プールを作成する方法の詳細は以下をご参照ください。 Adding volumes to a 400 TB Media Server Deduplication Pool (Veritas社サイト) | ||||||
その他 | パフォーマンス最適化のために、Master Server上のカタログ DBは別のディスク、ボリューム、パーティション、スピンドルを使用することを推奨。 |
クライアント重複排除要件
OS | 対応OSのClient列で「*2 Client 側での重複排除対応(*1 のサーバが存在している必要あり)」となっているOS |
最低CPU要件 | 2コア以上 |
最低メモリ容量 | 本ページの各プラットフォームのサーバ要件(Windowsサーバ要件/Linuxサーバ要件/HP-UXサーバ要件/Solarisサーバ要件)に記載されている最小メモリ容量に加え、バックアップジョブのデータストリーム1つでは430MB、2ストリームでは470MB、4ストリームでは580MBのメモリが必要 |
参考情報 | NetBackup Deduplication: Additional Usage Information (updated 2013/01/23)(Veritas社サイト) |
重複排除における補足・制限事項など
- 重複排除バックアップの注意制限事項などの情報について
製品マニュアル NetBackup 10.4 重複排除ガイド をご参照ください。 - NetBackup マスターサーバを重複排除サーバとすることも可能
ただし、1日にたくさんのバックアップジョブを実行すると、重複排除処理がマスターサーバの操作に影響を与えることがあるため、1日に実行するバックアップは100未満(目安)にとどめることを推奨します。 - 重複排除で使用する通信ポートについて
ファイアウォールなどが重複排除ホストの間にある場合、次の通信ポートを開いてください。 ただし、重複排除サーバが1台のみで自身のデータを重複排除する際は通信ポートを開く必要はありません。- 10082 : NetBackup Deduplication Engine (spoold)データを重複排除するホスト間でこの通信ポートを開いてください。- 10085 : 重複排除データベース (postgres)ストレージサーバへの内部的な接続です (spad から spoold へ)
この通信ポートを開く必要はありません。- 10102 : NetBackup Deduplication Manager (spad)データを重複排除するホスト間でこの通信ポートを開いてください。
- その他サポート可否
- 各メディアサーバの重複排除ノード内の重複排除はサポートされますが、ノード間のグローバルな重複排除はサポートしておりません。
- クライアント重複排除は、ジョブごとの複数のコピーをサポートしておりません。複数のコピーを指定するジョブでは、バックアップイメージはストレージサーバに送信され、そこで重複排除することができます。
- クライアントの重複排除はすべての第 1 階層の NetBackup クライアント (Windows、Linux、HP-UX、Solarisのメディアサーバ、マスタサーバ以外) でサポートされます。
- 最適化された複製(Optimized Duplication)、および、最適化されたレプリケーション(AIR機能)は、以下のように同一の重複排除ストレージタイプの組合せのみ動作可能です。
- MSDP(Media Server Deduplication Pool) → MSDP(Media Server Deduplication Pool)
- PureDisk → PureDisk
- OST(OpenStorageをサポートするストレージ) → OST(OpenStorageをサポートするストレージ)
- サイト障害や災害発生の後日、稼働系サイトの現状復帰に必要なバックアップデータの逆方向レプリケーション(Reverse AIR機能)を実施する場合は、予め、NetBackupのバックアップ保存先として、重複排除ストレージタイプ MSDP(Media Server Deduplication Pool) を構成・利用してください。Reverse AIR機能は、OST(OpenStorageをサポートするストレージ)では未サポートです(Auto Image Replication (AIR): How To move a copy of an image back to the source master server)
- RedHat Enterprise Linuxに MSDP(メディアサーバ重複排除プール)を作成する際に入力設定するユーザ名およびパスワードにおいて、以下文字列は使用できません。
(旧バージョン(8.2以前)で使用しているものをアップグレードして継続使用することは問題ありません)
- & (アンパサンド)
- # (パウンド)
- * (アスタリスク)
- ¥ (円記号(バックスラッシュ))
- / (スラッシュ)
- " (ダブルクォート)
- ( (左括弧)
- ) (右括弧)
- < (不等号(小なり))
- > (不等号(大なり))
- ^ (キャレット)
- % (パーセント)
★重要★
NetBackup 重複排除ガイド の記載に加えて、「& (アンパサンド)」と「# (パウンド)」も使用できません。
補足説明
NetBackup カタログデータのサイズ計算法
マスタサーバに置かれるカタログデータのサイズを見積もるには、 NetBackup image databaseとNetBackup relational databaseのサイズを合計します。 NetBackup image databaseとNetBackup relational databaseは、次の式で計算できます。
- image database size = 132bytes × バックップした合計のファイル数(※A) + 15MB
(※A) 保存中のバックアップファイル数の合計
保存中のバックアップファイル数の合計: (例1)100万ファイルのフルバックアップ3世代分なら ⇒ 100万×3=300万ファイル (例2)100万ファイルのフルバックアップと1万ファイルの増分バックアップ4回分なら ⇒ 100万+1万×4=104万ファイル (ただし、True Image Restore機能が有効の場合は増分バックアップでもフルバックアップとして |
- relational database size = 160 MB + (2 KB × 設定されているテープメディアのトータル数) + (BasicDisk以外のストレージユニットに格納されているイメージ数 × 5 KB) + (ストレージユニット数 × メディアサーバ数 × 5 KB) + (カタログのイメージ数 × 2 KB)
NetBackup ログについて
ログのサイズは、運用方法によって変化します。障害等でログの詳細度を上げた場合、 1日にGB単位で増加することもありますので、余裕を持つようにしてください。 50GB程度以上確保することを推奨します。
電子メール通知について
NetBackup製品における電子メール通知について、メール送信機能でGmailアカウントを送信メールアドレスあるいは受信メールアドレスとして使用する場合において、以下ご留意ください。
- SPF、DKIM、DMARC への対応(いずれもメールサーバ(SMTP/POP/IMAP等)としての設定) により Gmailガイドラインを満たせる場合、SPF、DKIM、DMARC への対応がなされた構成において、NetBackupの電子メール通知機能の使用が可能です。
- SMTPサーバへの接続において、SMTP認証(SMTP-AUTH)、TLS認証を必要とするケースにつきましても、電子メール通知において、SMTP認証(SMTP-AUTH)、TLS認証を介してのメール通知設定を使用可能です。
※NetBackup自体が電子メール機能(SMTP/POP/IMAP)やDNS機能を持っているものではありません。
Gmailガイドラインの詳細についてはGmailの情報・窓口へご確認ください。
メールサーバ/DNSの詳細についてはメールサーバ/DNSの製品の情報・窓口へご確認ください。
<参考>
<Google> メール送信者のガイドライン
詳細資料ダウンロード
NetBackup 10.4 の新機能、サーバ要件等の詳細につきましては、「リリースノート」をご参照ください。
リリースノート、マニュアル、チューニングガイド等がダウンロードできます。