WebOTX Enterprise Service Bus - V8.1機能強化ポイント

WebOTX Enterprise Service Bus V8.1における主な機能強化ポイントは以下の通りです。なお、「Application Server」については別ページで公開しています。

UserProcessor Service Engineのサポート

独自のメッセージ変換処理を組み込むことができるUserProcessor Service Engineを新規にサポートしました。

大容量ファイル転送の対応

File BCとFTP BCでは大容量のファイル転送を行うとき、WebOTX上でメッセージ内容をメモリ上に展開することなく送信先へ転送します。また、FTP BC同士でのメッセージ送受信ではWebOTX ESB上には制御情報のみを流しメッセージ本文はFTPサーバ間で直接送信することができるようになりました。これらにより大容量ファイルの転送でメモリ消費量やCPUへの負荷を低減することができます。

SOAP BCのMTOMおよびSOAP1.2対応

SOAP BCでは新たにMTOMとSOAP1.2に対応しました。

他社JMSプロバイダとのXAトランザクション連携

JMS BCでは、WebOTX JMSの汎用JMSリソースアダプタに対応しました。これにより、他社JMSプロバイダとの連携においてもXAトランザクションによる信頼性の高い非同期通信が可能になります。

サービス管理機能を提供する「WebOTX Service Repository」を新たに出荷開始しました。サービスとして定義されたソフトウェアを管理し、最適なSOAガバナンスの実現に必要な機能を提供します。

WebOTX Service Repository 機能強化ポイント

サービス管理

ESB,BPEL,Webサービスを始めとする様々なサービスを管理する機能を提供します。

メタデータ管理

サービスに加えて、サービスに関連する情報(メタデータ)を管理します。サービスの作成/配備/公開の判断に必要な情報を、必要なタイミングで提供します。

ライフサイクル管理

開発済み、承認済み、公開済みなど、サービスの状態を管理します。

アクセス制御

ユーザやグループごとに、サービスおよびサービス情報の参照や操作を制御します。