Japan
サイト内の現在位置
生体認証技術を活用した
Verifiable Credentials
プライバシーとパーソナライズの両立
NEC Digital Identity VCs Connect
web3時代における垣根のないデータ流通
現在、欧州のGDPR規制をはじめとし、同意管理やサードパーティークッキーの問題など、個人情報に対するプライバシー保護の必要性が今まで以上に高まってきています。このような動向の中で今後、自身のデータを手元で保持し、自らの意思で開示する形へとデータ流通のあり方が変わる事が想定されます。既に欧州では新たなデータ流通を実現するためeIDAS規則が改正、2026年からの実運用開始に向け、加盟国合同でVCを活用した認証・データ流通技術の規格標準化が進められています。また、日本政府も欧州との相互接続を進める方針を示しています。
このようなweb3時代におけるデータ流通の変化の中で、企業は、個人から開示された情報に基づき、よりきめ細やかなサービス提供ができるようになります。例えば、スマートシティやMaaSといった複数の事業者を横断したサービスで活用が期待されます。
主なユースケース
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ヘルスケア(健康増進CX)
年々増加する自身の健康増進、健康把握に対するニーズを受け、さまざまな事業者により多くの健康関連サービス・商品が提供される一方、心拍、睡眠、ストレス等の個々のテーマを対象に断片的なサービスにとどまっています。DID/VCを活用して利用者起点で健康データを管理・流通を実現することで、利用者の利便性を向上することはもちろんのこと、複数の事業者がデータを安全に活用し共創することで、利用者のニーズに応える「トータルサポート」が提供できるようになります。
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エリアマネジメント
都市部渋滞・駐車場不足、イベントや商業施設来訪者への再訪施策、公共施設等の利用時の住民確認など、複雑・多様化するエリアマネージメントの課題は、昨今の人手不足や少子高齢化の影響によりますます深刻化しています。DID/VCを活用することにより、渋滞緩和、域内連携エンゲージメント施策、住民の利便性向上などのサービス提供を可能にし、地域の活性化、企業収益の向上に寄与します。
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ファンマーケティング(推し活CX)
ファンにとってイベントやコンサートの会場はアーティストやアイドルと時間と空間の共有を行えるきわめて付加価値の高い“場”。その一方で、事業者の立場からすると体験価値の向上や運営効率化のほか、グッズやスポンサー商品の物販等、ファン消費活動の最大化に向けてまだまだ多くの伸びしろが存在するのが実態。DID/VCを活用してファン起点で応援行動の管理・流通を実現することにより、リアルな場での顧客体験向上と消費の最大化の実現を促進します。
NECのDID/VCソリューション
個人起点でデータを流通させることで利用者の利便性向上や複数事業者が共創したエンゲージメント施策など、さまざまなデータ活用サービスを実現
NECのソリューションの特長
顔認証技術を活用したVC
顔認証技術を活用したVCの特長
各施設や企業が発行した行動データや会員情報を顔情報と共に改ざんできない形で利用者のスマートフォンに格納。VCの格納時やVCの利用時に顔認証することで、なりすましなど不正利用を防止。
ユースケース
・銀行口座の開設やローン申請などの各種金融手続きの際の迅速な本人・アイデンティティの確認
・医療や介護サービス事業者へ自身の医療履歴や健康情報のセキュアな共有
・異なるシステム上に登録されているアイデンティティ情報を顔認証技術とVCを用い統合
NECの顔認証 >
マイナンバーカード連携
マイナンバーカードの情報を顔情報と共にVC化し、利用者のスマートフォンに格納。スポーツスタジアムやイベント会場において、セキュアな本人確認が可能になります。VC格納時に顔認証を行うことでなりすましを防止し、マイナンバーカードを持ち歩く必要がなくなるため、紛失や盗難のリスクも軽減。社会実装の初期コストの低減とさまざまなユースケースへの柔軟な対応を実現します。
秘密計算ソリューション
秘密計算ソリューションの特長
・個人情報や企業秘密情報の漏えい防止
・企業間のデータ連携において両社のデータを秘匿化し結合
・Python(※TEE方式)などで作られた分析プログラム実行可能
ユースケース
・企業、組織横断でのデータ分析(データクリーンルーム)
・個人情報を扱う分析/データ処理業務の自動化
NEC 秘密計算 >
DID/VCとは?
DID/VCとはDecentralized Identity(分散型アイデンティティ)にVerifiable Credentials(証明書)紐づけ、利用者自身が管理・自身の意思に基づき証明書を開示する仕組み(DID≠デジタルID)
- *DID:Decentralized Identity(分散型アイデンティティ)
- *DIDs:Decentralized Identifiers(分散型識別子)
- *VC:Verifiable Credentials(検証可能な証明書)
- *DID/VC:Decentralized Identity/Verifiable Credentials の略
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web3コミュニティ
リアルとバーチャルがデジタル/仮想空間上で融合したバリューチェーンが構成され、ヒトと企業、企業と企業が様々なデータを基にデジタル上でつながろうとしています。 NECは、本コミュニティにより、参画企業とともにデジタル上のデータプライバシーを保護しながらヒトや企業、企業と企業間のデータ利活用を推進し、安心・安全にデータを利活用できる社会を構築し、さまざまな社会課題を解決するサービスや事業を創出していきます。
web3 コミュニティ >