DISKSHARE & refam - 特長・機能

機能

ACOS-オープンサーバ間でのファイル共有を実現するため、以下の機能を提供します。

共有ファイル管理機能

  • 共有可能なファイル編成として、ACOS-4/標準順編成ファイルをサポートします。
  • 使用中の共有ファイル,ボリュームはACOS上で管理され、ACOS上のオペレータコマンドで確認できます。

クライアント管理機能

  • ACOSのオペレータコマンドで、DISKSHAREを使用中のオープンサーバマシンに関する情報(ホスト名、使用している共有ファイル数など)が表示できます。
  • ACOSのオペレータコマンドで、DISKSHAREに接続中のオープンサーバマシンを切り離すことも可能です。

refam VXの機能

  • refam VXはオープンサーバ上のソフトウェアで、共有ディスク上のACOS形式ファイルへのアクセスを提供します。
    • DISKSHAREとの接続時に自動的に共有ディスクの認識を行い、ACOSとオープンサーバ間での共有ディスクの整合性を確認します。
  • オープンサーバ側からアクセスする共有ディスクの指定は、ACOS-4と同様にボリューム名を使用します。
  • オープンサーバ上のアプリケーションから専用API(C関数)でファイルオープンすると、自動的にACOS-4ホスト上でファイル資源の確保が行われます。さらに、ファイルの自動作成や自動拡張ができます。
  • ACOS-4の標準順編成ファイル(FBAディスク上)に対して提供されている機能が、専用API(C関数)で利用できます。

refamコマンドによるファイルアクセス機能

オープンサーバ上で基本的なデータ操作を行うコマンドを提供します。

  • ACOS形式⇔UNIX形式やACOS形式⇔Windows形式のファイル間での複写/ファイル生成(rareproコマンド)
  • ファイルの印字(raprintコマンド)
  • ファイル間の比較(racompコマンド)
    など

クラスタシステム対応の信頼性強化

  • ACOSホストの負荷分散
    オープンサーバに対するサーバ機能(ファイル排他、セキュリティチェック、領域確保/解放)を各ACOSホストに分散します。
  • ACOSホスト障害リカバリ
    ACOSホスト障害時、そのホストが分担していたサーバ機能を即時に別ホストで代替し、オープンサーバ側のAPからのアクセスを止めません。

refamライブラリ性能強化

  • TPB機能
    プログラムの設定(オープン関数のパラメータ)に従い,最大1MBまでの範囲で一括入出力を行うことができます。
  • ダブルバッファ機能
    ファイル入出力するためのI/Oバッファを2つ確保することで、ファイルへの入出力が完了するのを待つことなく、データ処理を並行して行うことができます。

運用性の向上

  • refamライブラリプログラム運用性向上
    refamライブラリを使用して作成したプログラムを修正/変更することなく、共有ファイル処理のオプションを変更することが可能となります。
    ファイル処理オプションの変更はプログラム実行前にrasetenvコマンドを入力することで行います。