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ACOS/RDP - 特長・機能
開発の背景
インターネット技術を利用した基幹業務とオープンサーバ環境の融合等、企業情報システムを取り巻く環境の変化に伴い、その中核である基幹システムの安定稼働に対する要求はますます高まりをみせています。また、これまで以上にミッションクリティカル性を要求されるようにもなっています。システムの安定稼働の実現のためには、システム状況をいかに確実に、またリアルタイムに確認できるかが重要なポイントです。
また、システムの統合の動きに対応した、運用管理業務のアウトソースに必要な機能など、新たな運用形態を実現するために必要な機能への期待も高まっています。
その一方で、基幹業務の中心に位置するACOS-2の固有技術を持つ技術者の減少によって、ACOS-2システムの運用・監視業務の負荷の増大が懸案事項となりつつあります。このような状況において、ACOS-2のシステム運用に関して、オープン環境との操作性の統一や一元管理を実現することは、システム運用の効率化を実現するうえでとても大切です。

開発のねらい
i-PX7300EXではインターネットを基盤としたシステム構成を容易に構築できるようさまざまな機能の提供を実施しており、これまで以上に大規模なシステムを構築できるようになっています。そのような環境下、ACOS-2システムの状態を実際にACOS-2マシンが設置された場所とは異なる場所で把握する必要が出てきています。
そこで、i-PX7300EXでは従来機種(AX7300VやAX7300)において、リモートからシステムの各種状態を把握できるよう提供していた遠隔表示機構を、ソフトウェアACOS/RDP(Remote Display Panel)にて実現し、TCP/IP接続によるレイアウトフリーを実現した遠隔地からのシステム状態把握をサポートします。遠隔操作パネル(ACOS/RDP)は、ACOS-2上のRDPサーバと端末側のRDPクライアントによる連携によって、ACOS-2のシステム状態情報の確認およびACOS-2の制御を行う機能を提供しています。
遠隔操作パネルには、大きく、以下3つの機能があります。
- システムの状態を確認するための「システム情報の表示」機能
- システムオペレータや管理者にシステムの状態を知らせる「音声メッセージの出力」機能
- システムの電源切断やACOS OS再起動といった「リモート制御」機能
