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お客さまファーストの文化を支えるベストフィールディングコンテスト

サポートサービス特集

NECフィールディングでは、社内の技能大会「ベストフィールディングコンテスト」を毎年開催!その担当者のインタビュー内容をご紹介します。(2023年取材)

目次

ベストフィールディングコンテスト(BFC)って何?

NECフィールディングでは、全国で活躍するエンジニアや営業などの技術力や提案力、コミュニケーション力の底上げを目指す技能大会「ベストフィールディングコンテスト(以下、BFC)」を開催しています。1998年の開始から第35回目を迎える今大会では、5つの科目【保守総合、電話応対、営業提案、設計構築、施工管理】で日々の成果を競い合いました。

伝承と進化を目指して

コロナ禍を経て

2020, 2021年度は、全ての科目がリモート開催でしたが、2022年度の決勝では保守総合と施工管理の2つの科目が川崎テクニカルセンターでの集合開催となりました。リモート開催時の保守総合では、決勝進出者が所属する各拠点に機材を送りこみ、審査用の定点カメラを設置して画面越しにリアルタイムで実技(機器の修理)の審査を行っていましたが、実際の保守現場を連想させる臨場感は、集合開催の方が勝ります。
今後は集合開催とリモート開催のそれぞれの特徴を活かしながら大会の進め方を検討していきます。

変わったこと変わらないこと

35回目を迎えるBFCですが、当初は年に2回、東京と大阪会場で開催されていました。最近は年に1回の開催となっています。第1回から実施している「保守総合」(当時は保守)といった歴史のある科目もある中で、現場からの要望で新たな科目「施工管理」を今年度追加しました。このような新しい取り組みによって、BFCがさらに盛り上がるように年々進化させています。
なお、出場する選手の雰囲気もずいぶん変わりました。昔よりもあまり緊張していないように見えます。今の若者は肝が据わっているのかもしれませんね。

お客さまの困りごとに寄り添える組織を目指して

以前のBFC(保守総合)は「短時間」で「難しい」トラブルを解決するといった技術力の高さをメインに競う科目でした。現在は技術力だけでなく、丁寧な行動や振る舞いからお客さまに安心感を与え、困りごとに寄り添って解決する、そのようなホスピタリティの高さも審査の重要項目となっています。
お客さまに接することが多いエンジニアだからこそ、機器を「修理」するだけでなく、「聞く力」や「提案する力」といったコミュニケーション能力を養い、担当営業と連携しながらお客さまのご要望に的確に応えることが求められています。

BFCを活用したノウハウの伝承

社内では、BFC優勝者だけでなく決勝進出者の動画を審査ポイントも含めて公開し、社員全員で共有しています。実際の保守現場では他の社員の作業/行動を見る機会は多くありません。質の高い作業/行動の動画を見て、自分にない作業の仕方や振る舞いを「真似する」ことでノウハウの伝承に役立つと考えています。それらのことが、能力やホスピタリティを高め、お客さまファーストの文化を支えています。


優勝までの軌跡

これは優勝者へのインタビューです。

参加のきっかけ

「面白いから挑戦してみないか?」これがBFCへの挑戦の始まりでした。上司から声をかけていただいたのは入社3年目。当時は、まだまだ経験も浅く2次予選で敗退してしまいましたが、その時の経験がとても悔しく「次こそは!」という想いで、ここまで来ることができました。

優勝の原動力

一次、二次予選を経て決勝出場決勝出場が決まると、先輩や上司などから沢山の応援や励ましをいただくようになり、周りの皆さんに支えていただいているという感謝の気持ちが強くなりました。そして「NECフィールディングの代表なんだ」という想いも日に日に増していきました。
「周りへの感謝」と「代表としての誇り」これが私の優勝の原動力だと思います。

BFC当日に意識したこと

決勝当日は、実技試験と作業報告のロールプレイを実施します。
実技試験では、作業する装置だけに気を配るのではなく、お客さまの気持ちや装置が置かれた環境など、より広い視点で物事を捉えるようにしました。11つの作業・動作を丁寧に行い、お客さまに安心していただけるように言葉を選ぶ。これらは日頃から心掛けていることですが、今回の決勝でもしっかり意識するようにしました。
作業報告のロールプレイでは、如何にお客さまに寄り添った対応ができるかを意識しました。丁寧で分かりやすい作業報告は当然ですが、CEとしてお客さまと関わる中で、日頃の悩みを的確に捉え、具体的なイメージと共に解決案をご提案することも意識しました。

日頃から大切にしていること

基本的なことですが「お客さまのため」を常に意識しています。私は女性で背もあまり高くないため、第一印象で「大丈夫?」と思われてしまうお客さまも中にはいらっしゃいます。そのような時も「お客さまのため」を常に忘れず、11つの作業・行動を丁寧に行い、私の行動を見て不安を払拭していただけるように心掛けています。
以前、何度か訪問させていただいたお客さまから「西村さんが来てくれて安心だよ」と声をかけていただいたことがあります。それ以降、悩み事を相談していただいたり、非常に良好な信頼関係を築くことができました。とても嬉しく今でも鮮明に覚えています。

今、伝えたいこと

NECフィールディングは「お客さまファースト」を大切している社員が沢山います。全国に拠点も多いため、お客さまとの物理的な距離感も近く、ホスピタリティの高い社員も揃っていることが強みだと思います。
私自身は、技術力を更に高めていくことはもちろんですが、お客さまの悩みに一早く気づけるようにアンテナを高くしていきます。NECフィールディングで扱っている商材やソリューションなどの知識を更に深め、どんな時でもお客さまに寄り添うことができるCEを目指します。

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