長年の研究で培ってきたバイオメトリクス(生体認証)の知見を活かし、人物の認証やメディカル・ヘルスケアの領域で、人が持つ種々の属性をモデリングすることで、その人自身の特徴把握に加え、状況や状態を理解・予測する技術の研究開発を通じて、安全・安心な社会の実現に貢献します。

AI/生体認証/セキュリティ/ネットワークなどの分野で、社会価値創出を核とした信頼性の高いコア技術を確立し、先進技術を活用した新事業開発・既存事業強化を推進します。具体的には、技術トレンドの深掘りと社会課題の融合によるイノベーション創出、アルゴリズム実装から知財権の戦略的取得までを網羅。さらに、自治体や企業との協業を通じた社会実装や、NECグループのグローバルネットワークを活用した市場展開も担います。
技術革新の動向を継続的に分析し、社会課題の解決につながる新たな技術課題を明確にします。将来の市場ニーズを見据えたテーマを選定し、企業の競争優位性を築く基盤となるコア技術の方向性を決定します。社内外のリソースを活用し、学術研究や業界団体との連携を通じて進めていきます。
設定した技術課題を解決するための画期的なアイデアを創造し、具体的なアルゴリズムやプロトタイプとして実装します。この方法論は、基礎研究から応用研究までを含み、技術的な実現可能性を追求します。また、従来の枠にとらわれない発想を重視し、特許性のある特徴を有した成果を上げることを目指します。
考案した技術やプロトタイプを、実際のユーザーや環境での試験で評価し、その価値を実証します。性能測定や競合ベンチマークを通じて、技術的優位性を確認し、必要に応じて改良を加えます。さらに、製品化に向けたMVP(Minimum Viable Product)開発や、事業化プロセスへの貢献も重要であり、研究成果が社会実装化されるまでの全段階に関与します。
研究成果を安全に保護し、企業の競争力の源泉とするため、知的財産権の獲得(特許・著作権等)を積極的に進めます。加えて、学会発表や外部講演を通じて研究成果を発信し、企業の技術的ブランド力を高め、業界内でのリーダーシップを確立します。この活動は、研究者の専門性を可視化し、外部リソースの獲得や産学連携の促進にもつながります。
NECの研究職は、AIやIoT、生体認証などの先端技術に携わり、社会課題の解決や新たな価値の創造に携わります。自身の専門知識を活かした技術開発や、グローバルな舞台での研究活動・多様なプロジェクトへの参加ができるのも魅力です。
研究職は技術開発だけでなく、プロジェクトマネジメントや産学連携、特許取得など、幅広いキャリアパスが提供されています。個人の興味やキャリアビジョンに合わせて、専門性を深めたり、異なる分野に挑戦したりできる環境が整っています。
NECの研究職は、セキュリティやスマートシティ、コミュニケーション技術など、社会の基盤を支える技術開発に携わります。自分の仕事が直接的に人々の役に立つことを実感しやすく、高い使命感や責任感を持って働けるのが特徴です。