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学生のみなさんへ2022インタビュー:高関 拓也
2022年1月31日
※ 本ページに掲載されている情報は、掲載時の情報です。
社内公募制度で異動、「今の仕事は理想そのもの」

技術価値創出本部
高関 拓也(たかせき たくや)
2016年入社。学生時代は応用物理学を専攻。事業部にてマイクロ波通信装置のネットワーク管理システム開発に従事後、社内公募によりセキュリティ研究所に異動し、秘密計算の開発を行う。事業移管をさらに加速させるため、新設された技術価値創出本部において、現在も秘密計算の開発に取り組んでいる。
「やりたい仕事」をするため社内公募制度を利用
入社後は事業部で無線通信系のソフトウェア製品の開発を担当していました。一般的なソフト開発プロジェクトは要件定義や実装(プログラミング)など多数の工程からなりますが、プロジェクトが大規模になるほど、組織としての成果は大きくなる一方で、個人が携わることのできる範囲には限りが出てくるものです。しかし、研究所では自身の研究テーマに対してオーナーシップを持ち、アイデアをプログラミングという形で表現することができます。そこに魅力を感じ、社内公募制度を利用して研究所に異動しました。
現在は技術価値創出本部 先進技術開発室で秘密計算の開発を行っています。秘密計算はデータを暗号化したまま計算できるセキュリティ技術の一つです。外に出したくない情報を暗号化したままで活用することができます。たとえば、複数の企業がデータを出し合い、そのデータを合わせて分析しようというときでも、秘密計算を用いれば安全に分析することができます。公募で異動した際には、最先端の技術に触れながら、プロダクトとして成長させていくということをやってみたいと考えていたので、今の仕事は理想そのもの。とても楽しいです。
もちろん、これまでに培った事業部での経験も生きています。私の英語スキルは、事業部で海外のお客様とやりとりするなかで磨かれたものです。また、事業部では体系立ったプロセスに従い、段階を踏んで製品を開発していきます。これにより、製品開発の上流から下流まで全体工程を把握できたことは、お客様環境での価値検証やアジリティを持った研究開発を進めていくにあたっても、非常に役立っていると感じています。
充実した教育制度が魅力、学んだスキルが仕事につながる

自前で基盤研究を行っている、親身になってくれる上司がいる、優しい人が多いなど、NECは魅力の多い会社で、教育制度の充実も魅力のひとつです。
NECには、社員のキャリアアップ・スキルアップを支援するさまざまな教育研修制度が存在しています。私は学生時代の専攻が物理系だったため、情報系の知識を知らない状態で入社しました。しかし、研修が充実していたので必要な知識を身につけて業務に入ることができました。社内にはあらゆる研修があります。社外の研修に参加することも可能で、費用補助もあります。
研究者・開発者として活躍しつづけるためには、新しい研究テーマの探索や、新しいスキルの習得も必要になってきます。研究所では、有志社員による勉強会などの自発的な活動を支援する制度があります。私個人に関して言えば、2年ほど前からクラウド技術の勉強をつづけてきました。ここで修得したスキルが、現在になって、本業である秘密計算のシステム構築に活かされています。このような少し先を見据えた活動が行いやすいことも、NECで働く魅力の一つであると、私は考えています。
世の中に目を向け、ほかの専門性を持った人と議論し、チームをつくる

研究を行ううえで、世の中の問題に目を向けることは非常に重要です。研究に没頭するだけではなく、外に出て人の話を聞き、世の中にはどのような問題があるのか情報収集することが、企業での応用研究には不可欠です。同じ専門の研究者だけで議論するのではなく、他の専門性を持った人やいろいろな考えを持った人と議論したほうが、良いアイデアも浮かびます。
また、一人でやれることには限界がありますが、違う専門性や強みを持つ人とチームをつくれば、自分の強みをアピールし、専門性を確立して伸ばしていけます。不得意な部分はそれが得意な人と協力することでカバーできますよね。世の中に意識を向け、違う専門性を持つ人と一緒に研究に取り組むことが大切なのではないでしょうか。私の所属する技術価値創出本部には、リサーチエンジニア、ビジネス・デベロッパーなど多様な専門性を持ったメンバーが在籍しておりますので、この点においても魅力のある組織だと感じています。
私は秘密計算の事業化に向けた開発に取り組んできました。秘密計算を世の中に普及させていけば、今までできなかったがことができるようになり、社会の課題解決にもつながっていくと考えています。また、今後はこれまで培ってきたソフトウェア開発のスキルを起点として、より大きな社会的インパクトのある技術を産み出していければと考えています。研究所のコアな技術と世の中に出回っているトレンドの技術とが合わさった、多くの人に使ってもらえるサービスへとつなげていきたいですね。

私の一日ご紹介


学生時代の自分へ

休日何してる?
サウナが好きで週に1~2回は通っています。サウナブームでおしゃれな施設も増えていますし、サウナ温度・湿度、水風呂の温度、休憩スペースの構成など、どれをとっても一つとして同じものはないので、より良いサウナを求めて日々新規開拓をしています。サウナに入っているときに良いアイデアが浮かぶことも多いです。何も考えていないときに頭のなかが整理されるのかもしれません。ずっと仕事をしていると情報が多くて疲れてくるので、サウナに行くとリセットされます。何より、サウナの後のお酒と食事が最高です!

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