導入事例
DataAccess/Serverで、オープン系業務からADBSにアクセス
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- 時代の変化に合わせて、基幹システムの価値をこれからどのように高めていかれるのでしょうか?
- 布施
- 商品に求められる機能の変化や、事業環境の変化に対応するため、ナレッジマネジメントの重要性を強く感じています。このしくみを構築していく上でも、ACOS上の基幹システムとオープンシステムとの緊密な連携は不可欠になります。また、マルチOS対応機能を活かして、今はExpress5800上で稼動している物流システムをi-PX9000に統合し、システムの稼働率を高めると同時に運用性を改善していきたいと考えています。
- 大野
- 現状ではオープンサーバ上でOracleのデータベースが稼動していますが、オープン系の業務アプリケーションからダイレクトにACOS-4のADBSへアクセスできるしくみを構築し、ACOS上のデータをオープンからリアルタイムに活用していく計画を持っています。そのためのツールとして、「DataAccess/Server」を導入します。ACOSがデータベースサーバとしても活用でき、各配送センターに分散しているサーバを統合して集中管理することで、さまざまなメリットがあると考えています。
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- 帳票の出力環境についてはどうでしょうか?
- 大野
- オープンシステムとの連携によって、リモートのプリンタやサーバに分散配信し、印刷できる「OLF/DL-OW」を検討中です。バッチジョブの実行結果をリモート配信し、フォームオーバーレイによる帳票印字が可能になります。これによって全国の各拠点で直接、帳票を出力できますし、安価なPCプリンタが利用できますから、かなりのコスト削減になるでしょうね。
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- NECへの評価と、今後の期待は?
- 布施
- 営業担当の方に、「我々は今度、こういうことをやりたいんだ」と話すと、その分野の専門スタッフをすぐに連れてきてくれていろいろと提案していただけるので、たいへん助かっていますよ。
- 大野
- これからも技術面でのいっそうのご支援を、期待しています。
本社オフィスの業務風景
[取材日:2005年08月22日]
企業訪問を終えて―――「ACOS Club」から
小泉産業グループを支える業務システムを一手に引き受けて開発・運用しているコズミック様。取引先企業や小泉産業グループからの要望に応え、また、エンドユーザ部門との情報交流を深めることにより、あるべきシステムの将来像を明確に描かれていると感じました。
「レガシー」という言葉を「一昔以上前に構築されたまま、放置されたアプリケーション資産」と考えると、コズミック様のシステムは新たな機能を取り込みながら絶えず進化を続けている最先端のシステムといえるのではないでしょうか。流行にとらわれずにあるべき姿を見極める姿勢の中に、コズミック様の誇りを感じました。
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