導入事例
月次処理帳票やコンパイルリストを、Printviewで電子帳票化
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- 「OLF/DB-RX」以外で、ACOS-2向けソフトウェアツールの活用はございますか?
- 伊東
- 帳票の電子化を進めていくために、「Printview for ACOS-2」を採用しました。帳票はすべて紙ベースで出力し、管理してきたのですが、その量は膨大で、月次では1箱2,000枚のストックフォームが7~8箱分にもなっていました。しかし、実際の用途としては棚卸しの際に何らかの誤差が発生した時に照会する資料として使うくらいですので、電子帳票化しても問題ないと判断しました。同じ理由で、日次/月次処理のログもコンパイルリストも、Printviewで電子帳票化することにしました。現段階では月次処理帳票の約3分の1しか電子化できていませんが、電子化した分のストックフォームが減ったことはもちろん、仕分けにかかっていた膨大な工数も削減できています。電子化がかなり進んだ部門からは「保管に使っていたスペースが有効活用できるようになった」と、喜びの声をもらっていますよ。
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- 今後のシステム開発の方向性などについて、お聞かせください。
- 伊東
- 基幹業務システムは、データ管理を中心とした信頼性の高いシステムとして、今後も継承していきたいですね。i-PX7300Vの導入によってシステム全体に余裕が出てきましたので、基幹システムとSCMとの連携のために導入しているNISメールを、しっかりとしたセキュリティ対策を講じつつ、もっと使いこなしていきたいと考えています。
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- NECへの今後の期待は?
- 伊東
- とてもしっかりとしたサポートをしていただいておりますので、安定稼働が絶対条件である基幹業務システムについて、安心して任せられますね。今後も引き続き、さまざまなご相談をしていきたいと思います。
京セラエルコ様の、情報管理部 EDP室のオフィス
[取材日:2005年01月24日]
企業訪問を終えて―――「ACOS Club」から
アメリカのコネクタメーカをルーツに持つエルコインターナショナルが、京セラグループに加入されたのは1989年。この年から同社は、より力強いグローバル展開を志向され、'90年代以降は海外生産や国際規格の取得などを積極的に進めてこられました。京セラエルコ様を訪問して特に感じたのは、高い目標を掲げて、全社員の力を結集してその目標を達成していこうという、強いエネルギーでした。オフィスの壁にも、目標意識を明確にするためのさまざまなスローガンが貼られているのですが、その中で「停滞禁止」というわずか4文字のポスターが、特に印象的でした。人はえてして変化を好まず、現状を守ろうとします。自分が自覚しているかどうかはさておき、いつの間にか停滞しているわけです。しかし新しいことや困難なことを避けて現状に甘んじることは、退歩が始まっていることを意味します。「自分は今、“停滞”していないだろうか? ・・・」。仕事はもちろん、いろいろな意味で、自問自答してみました。
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