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導入事例
営業担当者がいつでも基幹データを照会できる検索システム
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- 基幹サーバの更新に伴い、バックアップ処理やストレージ装置のレベルアップといった、システムの運用性を向上させるための取り組みなどをされているのでしょうか?
- 伊東
- これまでは、1日のバックアップデータをオープンリールのMT2本とCGMT10数本に記録させていました。その処理に毎日1時間程かかっていたのですが、これを今回AITに変更したことで、5~10分で終了できるようになりました。小さなケース1本になりましたので、外部倉庫への月額委託保管料金も約半額になりましたね。
ストレージについては、新たに高機能ストレージを導入しています。AX7300V時代までは電子ディスクを使用していました。この電子ディスクには、我々が「構成情報」と呼ぶ、各コネクタ製品を製造するための部品情報を、ツリー型のデータベースにして記録していたのですが、アクセス数も多く、それだけ負荷のかかる箇所となっていました。従って、機能的にもしっかりした装置に移行したいと考えたのです。高機能ストレージはコントローラやキャッシュが二重化されていて、アレイディスクになっているため、万が一のトラブルの際にもシステムを止めずにディスク交換ができるので、安心感があります。
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- これからの課題のひとつとして、基幹業務データと開放データベースとの連携があらゆる面で要求されてきている・・・という旨のお話がありましたが、その背景について、もう少し詳しくお話ください。
- 伊東
- ひとつには、エミュレータが入っていないPCを保有している営業担当者から、基幹システムに自在にアクセスして、在庫状況や受注、出荷、売上の状況などを照会したいという要求が挙がっていたことがあります。ACOSのマスタ情報は既にオープンサーバに反映させていましたが、1日2~3回の締め時間ごとに、ファイル転送で行っているといった状態でした。リアルタイム連携とはとても言えない状態でしたから、顧客対応力を上げていくためにも、基幹データベースの更新差分情報だけをオープンDBに反映させることのできる「OLF/DB-RX」を活用して、ほぼリアルタイムに同期できるデータベース検索システムを作ったのです。照会用のデータベースサーバを新たに設置し、約30分ごとに基幹業務データをオラクルDBに反映しています。お客様との取引の内容によっては、営業担当者が早朝や夜、場合によっては休日に仕事をしているという場合がありますが、このしくみによって、ACOSが稼動していない時間帯でも、営業担当者はクライアントPCからWebブラウザを介して、いつでも照会できるようになりました。
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- 複製データにとりわけ新鮮さが求められる検索システムを、「OLF/DB-RX」の活用によって構築されたわけですね。では今後、基幹業務データをオープンシステム上でより積極的に活用していくための構想は?
- 伊東
- いろんな構想を持っているのですが、まずは2005年度中に、基幹システムの実績データをオラクルDBからダウンロードできるしくみを構築したいと考えています。現状は、エミュレータが入っているPCの利用者のみが、ファイル転送でExcelに取り込んで活用しているのみです。ミドルウェアの活用によって、あたかも基幹のデータを直接、Excelで加工しているような環境をつくりたいのです。
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