導入事例
		
		バッチ処理、データセーブなどに要する時間が3~10倍も高速化
		
			
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				- では、i-PX7300Vのご導入で、日次処理と月次処理はどの程度短縮化されたのでしょうか? 
 
				- 中野
 
				- S3300/80EXでは日次処理が3時間程、月次処理は5~6時間程かかり、作業時間は限界に近づいていました。しかし今回のi-PX7300Vへのリプレースで、日次処理が約20分、月次処理は1.5時間程に短縮され、きわめて大きな効果を出しています。 
 
				- 高野
 
				- とくに短縮されたのは、データ保存処理です。これまでCGMTを用いていたのですが、データのコピーに20分程要していました。それが今回、AITに変更したことによって、約2分で終了するようになりました。つまり処理速度が約10倍も向上したわけですから、驚嘆に値します。今までは限られたデータのみをセーブしていたのが、ほぼ全データをセーブできるようになったことは、大きな効果だと考えています。
					'75年に導入したNEACシステム100から数えて、今回のi-PX7300Vが6世代目となるのですが、3~10倍もの高速化は、今までのリプレースでは経験したことがありません。  
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				- 主に量産品を製造されている宮城工場からは、どのような反響がありましたか?
 
				- 中野
 
				- S3300/80EXの時代には、月次の締めにおける夜間バッチ処理は翌日にならないとその結果がわからないので、宮城の担当者は自動ログオフで実行して、その日は帰宅していました。この処理が、今回のリプレースで1.5時間程度に短縮されたので、何かあったら日中の勤務時間内にリロードができると語っています。
 
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				- i-PX7300Vの大きな特長のひとつは、ACOS-2環境とオープン環境との理想的な融合を実現し、基幹データ活用の可能性を拡げていることですが、ホーチキ様においてはどのようなカタチでデータ活用が進んでいますか?
 
				- 高野
 
				- ACOSとWindowsのサーバなど、異種アプリケーション間のデータ交換を支援するファイル転送ミドルウェアである「NISMAIL」を利用して、ACOSの全品目情報:約50,000アイテムを、Expressサーバに週一回転送しています。工場内の業務端末も、今回のi-PX7300V導入を機にN5200からPCに移行しましたので、社員はAccessやExcelなどを用いて、Expressサーバに転送された品目マスターデータを、自分の机上のPCで自在に加工して利用しています。
 
				- 中野
 
				- 資材・購買部門に対しては発注の元データになる情報を提供しており、経理部門においては品目マスターデータを用いて原価計算の明細データを作成しているなど、この町田工場内でもすでに多くの効果が出ています。 
					また、Web環境での基幹業務を実現できる「ETOSWEB SERVER」を搭載したタワー型Expressサーバを同時に導入しました。N5200を利用していた時には利用者全員に端末が行き渡らず、部署単位に数台ずつの構成になっていました。しかし、「ETOSWEB SERVER」によって、各社員が使用しているPCがイントラネットを介してi-PX7300Vの端末としても機能するわけですから、専用端末を新規購入するコストをかけずに、利用者全員にACOSの端末を配布したのと同じことになります。 
				- 高野
 
				- この利用環境によって、基幹業務データのプリンタ出力情報をファイル化できるようになり、PC上でそのまま利用できる形式になったことも、大量出力情報の検索性の高さや保存性など、メリットが大きいですね。
 
			
		 
		
		
「i-PX7300V」の導入で、基幹データ処理が 
			前機種のS3300/80EXと比較して3~10倍も向上した
		
		
		
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