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導入事例
ワイヤーハーネスという製品特性と、中国進出の経緯
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- まず、ワイヤーハーネスという製品についておうかがいします。
- 恒松
管理部 部長代理
恒松利明氏 ワイヤーハーネスとは、家電製品や電子機器の機能部品のひとつで、制御部と駆動部を結び、作動に必要な電気や信号を供給する「電線の束」のことです。電子・電気機器の、いわば血管や神経にあたると考えていただければ良いと思います。
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- どのような製品に使用されているのですか?
- 恒松
- 設立当初は自動車の内部での結線電線がメインでしたが、家電品の高機能化が進むとともに、TVや電子レンジ、クーラーなどのニーズが高まり、今ではそちらの方が主力になっています。そのため、電線自体が細くなるし、コネクタのアイテム数は2000種以上にも増えるし、専業メーカとしては痛し痒しというところでしょうか。
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- 業界ならではの特性といえば、どんなことでしょう?
- 恒松
- まず、製造コストに占める人件費の割合が高いことですね。原材料費が上昇しているのに、製品の販売価格は安くなる…。そのしわ寄せが当社のような中間部品メーカにきてしまうのですが、工程の約50%はどうしても手作業に頼らざるを得ず、機械化によるコストダウンが難しいですね。
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- 中国に合弁企業を設立されたのも、それが理由でしょうか?
- 恒松
- そうです。取引先である大手家電メーカが中国に進出したことで、その近くに工場を設立すれば日本の1/10という人件費を活用できます。現在の競合環境を考えると、これは大きな魅力です。実際に工場が立ち上がったのは1996年で、場所は上海から南西に100kmほどの嘉興市というところです。現地工場の社員は約700名で、そのうち日本人は総経理(社長)を含めて4人という体制です。
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