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NET8(SQL*Net)を用いOracleにアクセスするアプリケーションで、
Oracle接続処理で時間が掛かることがあります。
  
一般的にOracleに対する接続性能は、Oracleの設定および接続方式に
大きく左右されます。
  
以下の点をご確認ください。 
 
- Holon設定ファイルDBINITRCの接続文字列「TNS:」
  
Holon設定ファイルDBINITRCのconnectstringに指定する接続文字列に
「TNS:」がないかご確認ください。 
「TNS:」がある場合、以下の条件を満たすと接続が遅くなることが
確認されています。
  
- DBINITRCのconnectstringに「TNS:」がある
 
- Oracle設定ファイルsqlnet.ora の names.directory_path
パラメータに「HOSTNAME」がある。
 
   
  
上記の条件の場合、NET8(SQL*Net)を用いた接続では、DNSに対し、問合せを行い、その分、接続に時間が掛かることがあります(「HOSTNAME」があっても「TNS:」がなければ問題ありません)。 
「TNS:」は古いOracle(V6)の互換用に用意されているキーワードであり、現在のOracleでは必要ないものとなります。よって、Holonとしての対応として、DBINITRCファイルのconnectstring
に「TNS:」がある場合、これを削除するようにしてください。基本的に、Oracle設定ファイルtnsnames.ora内の接続文字列そのものを記述するようにしてください。
  
 
- Oracle設定ファイルの確認
  
Oracleが接続を行う場合、サービス名の決定方式(ホスト命名規則、ローカル
命名規則、Oracle Namesの使用等)や、ユーザの認証をどこで行うか(OS or Oracle)によって、大きく
接続性能がことなることがあります。 
Oracleホーム配下の network/adminディレクトリに、NET8(SQL*Net)の設定ファイルが
ありますので、どういった設定がなされているかご確認ください。
  
詳細については、「NET8 管理者ガイド」の参照やOracle購入元に問い合わせ等にて
ご確認ください。
 
  
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