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HolonEnterpriseの生成機能がCコンパイラ、リンカに指定するオプションについて説明します。
・Cオブジェクトを最適化する
・オブジェクト作成時に最適化を行うかを指定します。
・指定すると、Cコンパイル時に以下のオプションを付加します。
・HP-UX
「-O」 ・・・ 基本的なブロック内でのみ最適化および、グローバル最適化を行います。
(詳細は、サーバの「man cc」を参照して下さい。)
・UX/4800、Solaris
「-O」 ・・・ グローバル ucode 最適化を行います。
(詳細は、サーバの「man cc」を参照して下さい。)
・Linux
「-O」 ・・・ コードのサイズと実行時間を減少させることを試みます。
(詳細は、サーバの「man gcc」を参照して下さい。)
・Windows系
「/Os」 ・・・ 「実行可能ファイルのサイズの優先」でコンパイルを行います。
(詳細は、Visual C++のヘルプを参照して下さい。)
・デバッグ支援ツール(Purify、PureCoverage、Quantify)
・生成したAPを「デバッグ支援ツール」で解析したい場合に指定します。
※Purifyとは・・・
APのメモリリークなどを調査するツール
※PureCoverageとは・・・
APの未実行部分を調査するツール
※Quantifyとは・・・
APの実行時のパフォーマンスを調査するツール
・指定すると、指定した「デバッグ支援ツール」で解析できるように以下のように生成が実行されます。
・Cコンパイル時に、「-g」を付加します。 ・リンク時に、「cc」の前に、以下の情報を付加します。
・「Purify」が指定されていれば、「purify」を付加して、「purify cc」でリンクを実行します。
・「PureCoverage」が指定されていれば、「purecov」を付加して、「purecov cc」でリンクを実行します。
・「Quantify」が指定されていれば、「quantify」を付加して、「quantify cc」でリンクを実行します。
※HP-UX、Solarisでのみ有効です。
※指定する場合、サーバに「Purify」、「PureCoverage」、「Quantify」をインストールしておく必要があります。
※V6.0は「Purify」のみです。
・コンパイルオプション
・指定したいコンパイルオプションを指定します。
・無条件に付加しているコンパイルオプションを以下に示します。
・HP-UX 「-c」、「-Ae」、「-Y」
・さらに以下の生成種別の時、「+z」も付加されます。
・サブルーチン生成(オブジェクトまで)
・サブルーチン生成(so,slまで)
・コンポーネント用生成
・「デバッグ支援ツール」が指定されていた場合は、「-g」が付加されてコンパイルされます。
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man cc」を参照して下さい。
・UX/4800
「-c」
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man cc」を参照して下さい。
・Soraris
「-c」、「-Xa」
・「デバッグ支援ツール」が指定されていた場合は、「-g」が付加されてコンパイルされます。
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man cc」を参照して下さい。
・Linux
「-c」、「-ansi」、「-fwritable-strings」
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man gcc」を参照して下さい。
・Windows系
「/c」、「/Gz」、「/MD」
※各オプションの詳細は、Visual C++のヘルプを参照して下さい。
・リンクオプション
・指定したいリンクオプションを指定します。生成種別により起動するコマンドが異なりますので、実行されるコマンドにあったオプションを指定してください。
・HOLON側で、無条件に付加しているリンクオプションを以下に示します。
・HP-UX
・リンクまで
「-o????」
※「cc」が起動され、LMが作成されます。
・リンクまで(aCC)
「+inst_implicit_include」、「-o????」
※「aCC」が起動され、LMが作成されます。
・リンクまで(CC)
「+eh」、「-o????」
※「CC」が起動され、LMが作成されます。
・サブルーチン生成(so,slまで)
・コンポーネント用生成
「-b」、「-olib????.sl」
※「ld」が起動され、slが作成されます。
・「デバッグ支援ツール」が指定されていた場合は、「cc」の前にデバッグ支援ツール情報が付加されます。
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man cc」または、「man ld」を参照して下さい。
※リンクオプションに記述された文字列をそのまま「cc」または、「ld」に設定します。
※「cc」を実行する場合にリンクオプションを指定する場合は、「-Wl,」を記述しなけれないけません。
・UX/4800
・リンクまで
「-o????」
※「cc」が起動され、LMが作成されます。
・サブルーチン生成(so,slまで)
「-G」、「-olib????.so」
※「ld」が起動され、soが作成されます。
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man cc」または、「man ld」を参照して下さい。
※リンクオプションに記述された文字列をそのまま「cc」または、「ld」に設定します。
※「cc」を実行する場合にリンクオプションを指定する場合は、「-Wl,」を記述しなけれないけません。
・Solaris
・リンクまで
「-o????」
※「cc」が起動され、LMが作成されます。
・リンクまで(CC)
「-g」、「-mt」、「-KPIC」、「-o????」
※「CC」が起動され、LMが作成されます。
・サブルーチン生成(so,slまで)
「-dy」、「-G」、「-olib????.so」
※「ld」が起動され、soが作成されます。
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man cc」または、「man ld」を参照して下さい。
※リンクオプションに記述された文字列をそのまま「cc」または、「ld」に設定します。
※「cc」を実行する場合にリンクオプションを指定する場合は、「-Wl,」を記述しなけれないけません。
・Linux
・リンクまで
「-o????」
※「gcc」が起動され、LMが作成されます。
・サブルーチン生成(so,slまで)
「-dy」、「-G」、「-olib????.so」
※「ld」が起動され、soが作成されます。
※各オプションの詳細は、サーバ上の「man gcc」または、「man ld」を参照して下さい。
※リンクオプションに記述された文字列をそのまま「gcc」または、「ld」に設定します。
※「gcc」を実行する場合にリンクオプションを指定する場合は、「-Wl,」を記述しなけれないけません。
・Windows系
・EXE生成
「/OUT:???.EXE」
・DLL生成
・ActiveX生成
・コンポーネント用生成
「/DLL」、「/OUT:???.DLL」
・さらに「複数起動禁止」が指定されていた場合、以下のオプションが付加されます。
「-SECTION:.sdata,RWS」
※各オプションの詳細は、Visual C++のヘルプを参照して下さい。
※リンクオプションに記述された文字列をそのまま「link」に設定します。
※「???」には、プログラム定義で指定した「LM/DLL名」が指定されます。
・リンクライブラリ
・指定したいリンクライブラリ名を付加します。
・UNIX系の場合は、「libabc.sl」のように「lib」を付加した名前で指定して下さい。
・実際、リンクする場合に、「-labc」に変換します。
・Windows系の場合は、「ABC.LIB」のように指定して下さい。
・最大1000バイトまで、指定できます。
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