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NEC、WFPとアフリカ開発における連携強化に向けて協業

~2030年のSDGs達成に向け、テクノロジーを活用した支援を推進~

2025年8月20日
日本電気株式会社

NECは、国連世界食糧計画(本部:イタリア・ローマ、事務局長:シンディ・マケイン、以下 WFP)と、「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9、注1)」を契機にアフリカにおける開発支援の連携強化に向けた協力覚書(MOC: Memorandum of Cooperation)に署名しました。両者は、農業やグローバルヘルス/栄養の分野を中心にテクノロジーを活用した革新的かつ効率的な支援を実施することで、2030年までに「持続可能な開発目標(SDGs)」達成を後押しすることを目指します。

WFP事務局長シンディ・マケイン氏(左)と
NEC 執行役 Corporate SEVP 兼 CGAO 田中 繁広(右)

WFPは1961年に設立された国連の人道支援機関で、世界の飢餓撲滅をミッションとし、自然災害や紛争に対する緊急食料支援や開発支援を行っています。活動資金は各国政府からの拠出や民間団体・個人からの寄付金で賄っており、2024年は約1億2,400万人に食料を届けました。

近年、紛争や気候変動による災害、パンデミックなどにより飢餓人口は増加しており(注2)、SDGsの達成は難しい状況にあると指摘されています。特にアフリカ地域は深刻な課題を抱えており、国際社会による支援が強く求められています。WFPは「飢餓のない世界の実現」というミッションのもと世界各地で活動を展開していますが、限られたリソースでこのミッションを達成するためには、支援の革新性や効率性を高めるテクノロジーの導入が鍵となります。

WFPとNECは、エチオピア、ザンビアにおいて農業ICTプラットフォーム「CropScope」(注3)を活用した農地モニタリングの提供を開始しました。また、ガーナにおける問診サポートアプリを活用した母子の栄養改善プロジェクト(注4)でも連携しています。
今後両者は、農業およびグローバルヘルス/栄養の分野を中心に連携を強化し、「CropScope」や問診サポートアプリの機能強化など、様々なテクノロジーを駆使してアフリカの持続可能な開発とSDGs達成を目指します。また本覚書の締結を通じて、より強靭で包摂的な社会の構築に寄与することが期待されます。

なお、NECは本年8月20日(水)~22日(金)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)」のテーマ別イベント「TICAD Business Expo and Conference」のイベントステージおよびJapan Fairにおいて、農業やグローバルヘルスに関するセミナーや展示を実施予定です(注5)。


本件に関するNEC 取締役 代表執行役社長 兼 CEO 森田隆之のコメントは以下の通りです。
「NECはWFPとのアフリカにおける開発支援の連携を強化できることを嬉しく思います。本MoCにより、WFPとの共創とNECが強みを持つテクノロジーの活用を通じてより一層社会価値創造が図れるものと確信しております。」

以上

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 国際協力事業統括部
E-Mail:grd@iog.jp.nec.com

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