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NEC、スペイン・コルドバ県のスマートシティプロジェクトを受注

2019年7月25日
日本電気株式会社

NECの現地法人であるNECイベリカは、スペインの経済・企業省傘下の公的企業体Red.esから、アンダルシア州・コルドバ県のスマートシティプロジェクトを受注しました。

スペイン政府は自国およびEUの資金をもとに、自治体のデジタル化やスマートシティ化を積極的に推進しています。本プロジェクトは、コルドバ県に属する自治体のうち人口20,000人以下の約70自治体を対象としており、2022年までに順次展開されます。NECは本プロジェクトにおいて、廃棄物管理システム、倒木・洪水等インシデント管理システム、設備・資産管理システム、各システムからのデータのリアルタイム収集・分析基盤、オープンデータ基盤、行政と市民のコミュニケーション用Webポータルなどを提供します。

NECは以前から、スペイン・サンタンデール市(注1)やポルトガル・リスボン市(注2)のスマートシティプロジェクトにシステムを提供するとともに、スペイン・ムルシア市にはスマートシティ関連ソリューションを開発・展示する施設を設立する(注3)など、各地域の中長期的な経済成長に向けたデジタルトランスフォーメーションやデータの利活用に貢献しています。
また日本国内の自治体に対しても、本プロジェクトで活用するデータ利活用基盤ソフトウェア「FIWARE(ファイウェア)(注4)」をベースとしたスマートシティソリューションを提供しています。これら国内外の実績を活かしてコルドバ県自治体のデジタルトランスフォーメーションの実現に貢献します。

NECは2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」においてセーフティ事業をグローバルでの成長エンジンに位置づけています。本プロジェクトの受注を通じて、スマートシティを実現する「NEC Safer Cities」(注5)の取り組みを加速し、安全・安心な街づくりに貢献していきます。

NECが提供するシステムの概要

  • 廃棄物管理システム
    ゴミ収集容器にセンサを取り付け、容器内に溜まったゴミの量や容器の設置場所などの情報を一元管理することで、ゴミ収集作業の効率化に貢献。
  • 倒木・洪水等インシデント管理システム
    市内で発生した倒木や河川の水位増加による洪水発生などを、センサが察知しアラームを発報することで、迅速な対処に貢献。
  • 設備・資産管理システム
    自治体が所有・管理するゴミ箱やCCTVカメラなどの設備・資産の位置情報や稼動状況を、Webポータルとモバイルアプリ上で見える化。これにより、設備・資産のライフサイクル管理による予防保全作業の効率化に貢献。
  • データのリアルタイム収集・分析基盤
    各システムからのデータをリアルタイムに収集・分析し相関関係を見える化することで、行政サービスの改善を支援。EUの次世代インターネット官民連携プログラム(FI-PPP、注6)で開発・実装されたデータ利活用基盤ソフトウェア「FIWARE(ファイウェア)」を活用。
  • オープンデータ基盤
    オープンデータを市民や企業・団体に公開する基盤およびWebポータルを提供。オープンデータの利用に関して市民がアイデアや提案などを自由に投稿可能。
  • 行政と市民のコミュニケーション用Webポータル
    自治体からの情報提供や市民からの意見・ニーズの書き込みなど、自由なコミュニケーションを実現するWebポータルを提供。

本件に対する賛同文

コルドバ県 アントニオ・ルイス県知事
コルドバの各自治体は独自の地域的課題に直面していますが、共通の長期目標として、将来の急速な都市化に備えて真に持続可能な都市を目指しています。今回のスマートシティプロジェクトでNECと協力し、進化を続けるICTを活用して、この重要な目標の達成に向けて前進していくことを嬉しく思います。

以上

  • (注1)
    NEC、スペイン サンタンデール市におけるゴミ収集管理サービスの高度化事業に参画
    https://jpn.nec.com/press/201410/20141006_03.html
  • (注2)
    NEC、リスボン市全体のデジタルトランスフォーメーションを実現するスマートシティインフラを受注
    https://jpn.nec.com/press/201707/20170712_03.html
  • (注3)
    NEC、スペイン ムルシア市とスマートシティの実現に向けイノベーションセンターを共同で設立
    https://jpn.nec.com/press/201807/20180702_03.html
  • (注4)
    FIWARE:
    FI(Future Internet)WARE(次世代インターネット基盤ソフトウェア)。FI-PPPが次世代インターネット技術における欧州の競争力強化と、社会・公共分野のスマートアプリケーション開発を支援するために、開発した基盤ソフトウェア。FIWAREの仕様はオープンかつロイヤルティフリーで、オープンソースソフトウェアによるリファレンス実装と、オープンAPIを持つ。FIWAREが実装するオープンAPIは、「NGSI」のコンテキスト管理に係るインタフェース「NGSI-9/10」で、データ流通やデータモデルなどの仕組みを標準化したベンダーニュートラルな仕様であり、既存の各種IoT基盤と並立して業種を超えたデータの相互利活用を促すもの。
    new windowhttps://www.fiware.org/
    https://jpn.nec.com/press/201703/20170317_01.html
  • (注5)
    NEC Safer Cities:
    生体認証や映像解析を含むAI、IoT関連の先端技術を活用して、安全・安心で効率・公平な都市の実現を支えるNECの事業領域。人々がより自由に、個人の能力を最大限に発揮して豊かな生活を送ることのできる社会の実現に貢献。
    https://jpn.nec.com/safercities/index.html
  • (注6)
    次世代インターネット官民連携プログラム(FI-PPP):
    EUの第7次研究枠組計画におけるICTプロジェクトとして、3億ユーロの予算の下、2011年から5年計画で次世代インターネット官民連携(FI-PPP)プログラムを実施。

NECのスマートシティについて

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC PSネットワーク事業推進本部
E-Mail:smartcity@iot.jp.nec.com

NECは、社会ソリューション事業を推進する
ブランドメッセージ「Orchestrating a brighter world」のもと、
今後の世界の大きな変化(メガトレンド)に対応する
様々な課題解決や社会価値創造に貢献していきます。
詳細はこちらをご覧ください。
https://jpn.nec.com/profile/vision/message.html

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