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「スマートファクトリー」
「ものづくりの未来サイト」の歩き方【2020.08.24】
カテゴリ:スマートファクトリー(IoT基盤/AI)ローカル5G
いつも「ものづくりの未来」をご高覧いただきありがとうございます。
製造業の皆様に、お役に立つ最新情報をお届けしているこのWebサイトは、日本の製造業を強くするための「ものづくり研究グループ活動」のレポートをはじめ、AI・IoT・5Gといった最新ソリューション情報、NECのものづくりを支えるスペシャリストたちへのインタビュー記事など、製造業の今と未来を伝える様々な切り口の情報を発信してきました。今回、本稿では読者の皆様の関心が非常に高いスマートファクトリーについて、これまで取り上げてきた記事を振り返りながら、改めてまとめて提供します。
スマートファクトリーをどこから着手したらよいのか
NECでは、2018年6月には新たなスマートファクトリーのコンセプト「NEC DX Factory」を打ち出しました。「NEC DX Factory」では、これからのものづくり像として工場をバーチャル環境で再現し、ライン全体をシミュレーションするような「デジタルツイン」の世界を描いています。モノの流れとデジタルを同一にすることで、“失敗のリスクを低減”し、“何度でも変更可能”なデジタル環境を構築することで、圧倒的な効率化を実現することが可能になります。では、そんなスマートファクトリーを具現化するには、まずはどこからスタートを切ればよいのでしょうか?以下の記事でその第一歩を説明しました。
「実践」に進むものづくりデジタル変革、製造データの一元化がもたらす意義
2018.11.26
スマートファクトリーの要となる、ものづくりデータベース「NEC Industrial IoT Platform」についてご紹介した記事がございますので、あわせてご覧ください。
IoTで変化し続ける製造現場のデータ利活用を進めるために
2019.08.23
NECが目指すスマートファクトリーとは
「NEC DX Factory」は、製造業であるNEC自身が取り組んできたものづくり革新のノウハウを踏まえて、お客様との共創を目指しています。NECでは、スマートファクトリーを「過去・現在のデータから生産性や変動対応力が高い未来のものづくりを迅速に創り出すしくみ」であり、さらに「人が活き活きと働ける環境を創り出すしくみ」である、と定義しています。
その実現のためには、工場内のスマート化はもちろんのこと、バリューチェーンのスマート化も重要となってきます。デジタルデータを“つなぐ”ことで、企業の壁を乗り越えて、改善サイクルの高度化や自働化・自律化などを行うことができ、サプライチェーン全体を通してのデリバリースピード向上や在庫削減を実現することができます。さらに、“自律改善”や“自働化”、“リモート化”といったキーワードが、働き方改革にもつながっていきます。 詳しくは、以下の記事をご覧ください。
デジタル技術による目指す社会とNECが考えるスマートファクトリーとは
2020.03.16
5GやAIでさらに加速する「スマートファクトリー」
製造業を取り巻く環境変化として、海外の労働コスト上昇、スキルやノウハウの継承についての課題、国内人材の量的な不足、マスカスタマイゼーションへの対応などの避けられない課題が生まれています。一方で、5GやIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)など先進技術がより活用しやすくなってきており、「これらの技術を活用してものづくりの課題を解決しよう」という機運がここ数年で定着してきました。
とはいえ、ものづくりの現場は一律ではなく、それぞれの形態により現場課題も異なります。そこでNECでは「ジョブショップ型」「プロセス型」「フローショップ・組み立て型」「プロジェクト型」という4つの形態に応じた改善シナリオをベースに各種ソリューションを提供しています。既にそれぞれで成功事例が生まれ始めており、スマートファクトリーを当たり前のものとして定着させるための歩みが始まっています。
さらに、5Gが持つ超高速、超低遅延、多数同時接続といった特性は、ブレークスルーにつながる大きな技術革新。NECでは、自社工場にローカル5Gを敷設し、様々な実証を行っています。
「ジョブショップ型」「プロセス型」「フローショップ・組み立て型」「プロジェクト型」の4つの形態に応じた改善シナリオや、5G活用のユースケースについては、以下の記事をご参照ください。
5Gで変わる「ものづくりの未来」
2020.03.16
AI活用をもっと推進するためには
顧客ニーズの多様化への迅速な対応や労働力不足に対しては、AIの活用が有効になってきます。
一方で、AI活用で効果をあげるには、データサイエンティストをはじめとした専門家の支援が必要などさまざまな壁があり、多くの企業では意欲はあっても手をこまねいているという現状があります。
NECではこれらのAI活用の課題を解決し、現場適用を加速させるため、業種・業務別テンプレート群「NEC Advanced Analytics Platform Solution Templates」を開発し、提供しています。ガイダンスに従ってデータを用意し入力するだけで、簡単にデータサイエンティストの知見を活用した詳細な分析結果を得ることができるようにするためのものです。
製造業のAI活用はなぜ進まない?「業務起点」のアプローチで解決せよ
2019.07.23
サイバーリスクと無縁ではいられなくなった工場
最後にもう1つ、スマートファクトリー実現に欠かせないのが「工場セキュリティ」です。デジタル化が進み、“つながる”範囲の広がったスマートファクトリーでは、サイバーリスクは切り離せない検討要素となってきます。これは何も、前述のような工場外との接続に限った話ではありません。例えばPLCにつながったPCにUSBメモリを使ってデータをコピーした際にウィルスに感染するということもありえるのです。
多岐に渡るリスクに対応する工場セキュリティについて、その全体像をまとめた記事が、グループサイトの「wisdom」に掲載されていますので、併せてご一読ください。
狙われる日本の工場 「ものづくり現場の未来」を支えるためには
2019.10.18 (Wisdom 記事)
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製造業のデジタルトランスフォーメーション
製造業にもデジタル化の波が押し寄せ、新たなビジネスモデルへの変革が進んでいます。NECが誇る先端技術と、自らが取り組んできたものづくり革新やIoT実証・実装の知見をベースに製造業のデジタルトランスフォーメーションを牽引するのが「NEC Industrial IoT」です。
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