NEC Visionary Week

※講演時間内にお答えできなかった質問に対しても、回答を記載しています。

11月26日 【SM-10】New Normal社会におけるNECが考えるスマートファクトリー 当日QA一覧

質問 回答
サプライチェーンやエンジニアリングチェーンの企業間でデータ共有・連携していくための課題は何か? 他企業にデータを提供することによる出し元企業側のメリットと、扱うデータのセキュリティ、トラスト(信頼性)をどう担保するかと考えます。
量子コンピューティング技術による生産計画立案の事例はアッセンブリーのラインで実現しておりましたが、条件をお伝えすればプロセスラインの計画立案も可能でしょうか。 アセンブリ系、プロセス系というものづくりの形態より、計画のプロセスが体系的に条件がまとめられるかという点と、量子アニールが計算できるレベルに問題を分割できるかがという所がポイントになります。さらに詳しい説明をご希望の場合は、営業担当者へお申し付けください。
リモートによるロボットの遠隔操作の実現性・実用性また費用対効果についてどう考えているか? すぐには完全なリモート生産に移行するとは思いませんがロボットや周辺技術の進化を見ながら汎用性の高い技術を適用して効果を出していくかが重要なポイントだと考えます。
量子コンピューティングによる生産計画立案最適化についてもう少し具体的に知りたい 以下のNECプラットフォームズ 事例をご参照ください
https://jpn.nec.com/quantum_annealing/case/necplatforms/index.html
スマートファクトリー内の安全確保に、何か新しい手法が出てくるのでしょうか ロボット可動域や有毒な薬液近くでの作業、重量物運搬や危険な作業等のリモート制御やロボット自身が判断する自律制御等が考えられます。
自動生産計画作成において、変数は何件ぐらいの設定なのでしょうか? 生産条件により様々ですが、今回の場合制約条件で数十程度の設定を行っております。
また量子ビット数で表現すると20,000ビット級の問題規模となっております。さらに詳しい説明をご希望の場合は、営業担当者へお申し付けください。
KPIと実績でのギャップはどれぐらいありましたか?そのギャップはどのように埋められましたか? ギャップとの違いは適用項目においてそれぞれですが、ギャップを埋めるために異常を見える化して分析・改善を進めました。
分析はいきなりAIを使うのではなく、まずは現場のノウハウで改善できる項目から進めて徐々に高度なものに展開しています。
SIPで検討されているサプライチェーンのトラスト化を今後導入する予定はありますか。あるいは、何か検討されていますか。 NECとしてもSIP活動に参画し、現在、サプライチェーンにおける適合性あるいは適格性の確認を行なうシステムを開発している最中です。時期は未定ですがスマートファクトリーへの適用も視野に入れています。
(※)SIP:内閣府が推進する戦略的イノベーション創造プログラム
工場内の無線化であればWiFi6での実現も可能かと思いますが、ローカル5Gを選択した理由はなんでしょうか? ローカル5GだけでなくWiFi6を含む複数の無線方式(マルチコネクティビティ)から通信の安定性、セキュリティ性、モビリティを考慮して最適な方式をユースケースによって選定しています。NECとしては、お客様のニーズに合わせてコンサルから設計、運用までをサポートします。