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データ移行 [iStorage ストレージ]

特長

ドライブへの負荷バランスを最適化するためにボリュームを別のパリティグループに移動する機能です。外部ストレージ接続機能を利用することで、筐体間のデータ移行にも利用することが可能です。

例えば、以下のような用途でデータ移行機能を利用します。

  • 新しくストレージシステムを導入したときに古いストレージシステムからデータを移行する。
  • I/O頻度が低くなったデータを外部ストレージシステムに移行する。
  • I/O頻度が高いデータを、利用率の低いドライブや性能の高いドライブのボリュームに再配置する。

システムのボトルネックを解消

ホストからのアクセスが特定のドライブや特定のデータに集中すると、ドライブへの入出力待ち時間が増えるため、システムの処理速度が低下するおそれがあります。データ移行機能を利用すると、特定のドライブに集中しているアクセス負荷をほかのドライブへと分散できるので、システムのボトルネックを解消できます。

オンラインでのデータ移行が可能

ボリュームの移動操作は完全に非破壊的なので、ホストは移動中のボリュームに対してもオンラインでデータの読み込み(Read)および書き込み(Write)ができます。特定のプロセッサへの負荷が高まっている場合は、データ移行機能でボリュームを移動することで、ほかのプロセッサへ負荷を分散することもできます。