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新事業を実現させる
6つのイノベーションモデル

NECの新事業開発

Build & Acquisition

産業をスケールするエコシステムで新事業を創出

企業・事業の合併や買収を行うM&Aにより、産業としてスケールするエコシステムの構築を実現し、新事業を創出していくイノベーションモデルが「Build & Acquisition」です。
Build & Acquisitionの代表的な事例が創薬事業です。NECは、2019年6月に定款を変更してAIを活用したがん治療の創薬事業に本格参入しました。NECが誇るAIの技術力を、創薬分野で効率的に活かすために、Build & Acquisitionを構築する手法を採用しました。
NECは、フランスのTransgene社と共に、個々の患者に対応した治療薬を投与する「個別化ネオアンチゲンワクチン」の共同開発に着手し、現在は治験を行っています。また米国BostonGene社、スイスのVAXIMM社へ出資したほか、ノルウェーのOncoImmunity社を買収・子会社化(NEC OncoImmunity AS社)し、世界トップクラスのネオアンチゲン予測技術を強化しています。さらにはこのNEC OncoImmunity AS社によるVAXIMM社のネオアンチゲン個別化がんワクチン事業買収など、オープンイノベーションでAI創薬事業を強化しており、2025年には、創薬事業の事業価値を3000億円にすることを目指しています。

◇NECのAI創薬事業
https://jpn.nec.com/solution/ai-drug/index.html

Joint Venture

互いの強みを活かしてパートナーと新しい価値を共創

他社と戦略的パートナーシップを結ぶことで新しい価値を創造するイノベーションモデルが「Joint Venture」です。NECでは、Joint Ventureモデルによる新事業開発にも取り組んでいます。
Joint Ventureの代表例が、カゴメとの戦略パートナーシップによる農業分野のICT活用であるAgriTech分野の新事業開発です。欧州のトマト一次原料加工メーカーに向けてAIを活用した営農支援事業を開始するために、NECとカゴメは2020年4月に戦略パートナーシップ契約を締結しました。NECの農業ICTプラットフォームCropScope(クロップスコープ)を活用し、センサーや衛星写真からトマトの生育状況や土壌の状態を可視化するサービスと、AIを活用した営農アドバイスサービスを提供しました。
この新事業開発は、2021年6月にCropScope機能強化という形で成果を拡大、さらには2022年に加工用トマトの営農支援を行う合弁会社をポルトガルに設立、CropScopeの更なる技術開発と普及を加速させ、環境に優しく収益性の高い営農を促進することで、持続可能な農業に貢献を続けます。

◇CropScope
https://jpn.nec.com/solution/agri/service/farm_analysis.html

Strategic Carve-out

イノベーションの推進へ新事業に自由を

企業が事業の一部門を切り離して、新たにベンチャー企業として独立させるカーブアウトは、NECのイノベーションモデルでも1つの形として採り入れています。グローバルに勝ち抜く製品やサービスを生み出すために、NECのコア技術を戦略的にカーブアウトすることでベンチャーキャピタルなどの社外資本も得ながら事業開発を加速する「Strategic Carve-out」という手法でイノベーションを後押しします。
Strategic Carve-outを採用する理由はいくつかあります。事業の成長速度を最大化させること、厳しい市場の中心で新事業を磨くことで強いビジョンとプロダクトを醸成すること、そして、優秀な人材を世界から獲得することなどです。
事例として、エンドツーエンドのデータサイエンスオートメーションを実現するdotDataの事業化があります。dotDataは、NECの最先端の開発リーダーがスタートアップ創業者としてシリコンバレーで起業しました。商用発売から1年半で50社を超えるユーザー企業を獲得した実績があります。NECはdotDataの国内独占販売権を取得し、データドリブンによるDX分野の新サービス提供の幅を広げています。

◇dotData
https://jpn.nec.com/solution/dotdata/index.html

Incubation Studio

シリコンバレーから届ける日本発の新しい価値

新事業の創造には、「Incubation Studio」としてNECが2018年に米シリコンバレーに設立した「NEC X」も大きく貢献しています。NEC Xは、NECの人材と技術を核に、シリコンバレーのスタートアップエコシステムのなかで、オープンイノベーションによる事業化を推進するインキュベーション企業です。
アントレプレナーシップ(企業家精神)を備えた人材や、競争力を持つ技術に支えられた事業を開発し、NECへ還元することで新たな社会的価値を生み出します。NECの最先端テクノロジーを強みにして、アウトバウンド型オープンイノベーションによる新事業開発を加速させるのです。
2021年、NEC Xはシリコンバレーで有数のアクセラレーター企業であるAlchemist Accelerator(アルケミスト)と戦略的なパートナーシップ契約を締結しました。アルケミストとのパートナーシップによりNEC Xが提供するインキュベーションプログラムを通じて、
7件のスタートアップ事業を立ち上げています。

◇NEC X (英語)
https://nec-x.com/

R&D Eco-system

課題解決へ、異業社6社が集う共創型の研究開発を

NECは、研究開発のエコシステムである「R&D Eco-system」というアプローチからも新事業開発を目指します。デジタル化の進展で課題が複雑化した今、解決までのスピードアップが求められています。そのため、研究開発の重要性が一層高まっているのです。こうした現状をふまえ、NECは課題や技術を産官学で持ち寄り研究開発を行う「共創型R&D」という新たな研究開発手法を推進しています。
共創型R&Dを具現化した例が、2020年9月に設立した「BIRD INITIATIVE」(BIRD)です。NECをはじめとする事業会社・金融・アカデミアの異業種6社が共同出資する、世界でも類を見ない共創型R&Dです。外部リソースを積極的に活用しながら、社会課題を最速で解決するビジネスイノベーションを牽引します。
BIRDでは、事業開発コンサルティングサービスとソリューション開発を手掛けています。事業開発コンサルティングサービスは、売上高前年比が7倍(2021年11月時点見込み)と急成長しています。また、デジタルツインによる生産性向上をAIが実現する
new window「assimee」と、ドローンの社会実装に向けた自動交渉・調整マネジメントを行う「自動交渉×ドローン」の2つのプロジェクトが、2022年にカーブアウトして事業化する予定です。

◇BIRD INITIATIVE
new windowhttps://bird-initiative.com/

Ecosystem Corporate Venture Capital

革新的なスタートアップ・事業会社との共創で新しい価値創造を

コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)は、スタートアップの革新的な技術・ビジネスモデルを取込んで新しい価値をスピーディに創造するオープンイノベーションの手法の一つで、国内外の多くの企業が取組んでいます。
2021年12月に設立したNECのエコシステム型CVC:NEC Orchestrating Future Fund(略称NOFF)は、その一歩先を目指して活動しています。当社が描く新しい社会に共感する事業会社・スタートアップとの共創で、より大きな社会価値を、誰よりも早く社会に提供します。
NOFFの注力領域は、5G・6Gネットワーク(NW)、最先端のNWが支えるDX、デジタル・ガバメント/デジタル・ファイナンス、スマートシティ、ヘルスケア・ライフサイエンス、カーボンニュートラル領域です。欧米を中心とした有望スタートアップとの事業連携プランの議論が始まっています。

プレスリリース(2021/12/17)
NEC、総額1.5億米ドル規模のエコシステム型CVCファンドを新設
~将来社会のビジョンを実現するネットワークインフラやデジタルサービスの創出へ~
https://jpn.nec.com/press/202112/20211217_01.html