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国枝さんから内定者にエール 2年ぶりの再会で挑戦への誓いを「答え合わせ」

2025年10月1日、NECの内定式「Welcome Day」に車いすテニス界のレジェンド、国枝慎吾さんが登壇しました。国枝さんからの熱いメッセージに目を輝かせる700人以上の内定者たち。

NECの内定式「Welcome Day 2025」にサプライズゲストで登壇

――これに似た光景が2年前の2023年、同じNECの本社にありました。この年もサプライズ登場した国枝さんに、2人の内定者が将来の抱負を語りました。その2人は今どうしているのか。国枝さんからもらったエールが彼らにどんな影響を与えたのか。2年ぶりに再会して行われた「答え合わせ」の様子をご紹介します。

再会の喜びと、2年前の記憶

「NECは時代に沿って形を変え続ける、挑戦者のイメージがあります」。2025年の内定式で国枝さんはこう力を込めました。NECは車いすテニスを30年以上サポートし、様々な人々のチャレンジを応援してきた歴史を持ちます。そんなNECでこれから挑戦する内定者にエールを届けたその日、国枝さんは2年前に出会った若者たちと再会を果たしました。

「お久しぶりです!覚えてますよ。“ビールを…”っていう」。国枝さんが語りかけたのは神保凜。2年前の内定式で抱負を尋ねられ「仕事終わりのビールをおいしく飲みたい」と宣言。「あの場で言うのは勇気が要るだろうなって。こちらは“日進月歩”ですよね?」と国枝さんに語りかけられたのは奥川武琉。2人は2年前の内定式で、内定者代表として国枝さんと直接対話。国枝さん直筆の色紙をもらいました。「神保さんは最高だ!」「奥川さんは最高だ!」というエールが記された色紙を、2人とも自宅に飾って励みにしています。

国枝さんと約2年ぶりに再会した奥川(左)と神保(真ん中)

色紙だけでなく、国枝さんとの出会いは2人に強い印象を残しました。神保が2年前の国枝さんの話の中で一番覚えているのは「現状維持は衰退」という言葉です。「現状維持だけだったら、どんどん周りが上がっていけば自分は下がっていくってことなんですよね」。奥川は「まずはやってみよう、という姿勢です」と振り返ります。
入社後、NECで過ごした1年半は2人にとって挑戦の日々でした。国枝さんは「2年ぶりに会ってみて、(あのときの抱負の)答え合わせを聞いてみたいと思います」といいます。

挫折と挑戦、国枝さんとの共通点

再会で盛り上がったテーマは「挑戦」。国枝さんはかつて大学職員のかたわら車いすテニスを続けていましたが、パラリンピック選手として異例のプロ転向を決断。そこには強い使命感がありました。「ラケット一本で食えるんだぞっていうところを見せたかったし、そうしないと若い子がこの世界に夢を持って飛び込んでこないと思った」と語ります。

国枝さんは、引退後も英語学習とコーチングのために渡米するなど挑戦を続けています。「毎日挫折しています。でも、これをしに来たもんな、と思うようにしていました。挫折している時こそ成長するチャンスだから」

この言葉は、神保と奥川の入社後の日々と重なります。

奥川は、若手の少ない専門性の高い部署に配属され当初は戸惑いの連続でした。「まず何をすればいいか分からなくて。寝る前まで考えてた」。そんな時、2年前の内定式で国枝さんが言った「まず小さなことをやってみる」という心がけがヒントになりました。「できることから実行したら前に進むんですよね」

神保は「1年目は先輩に頼りっきりでした」といいつつ、2年目からは自ら動くことも増えました。名刺検索サービスでお客さまとつながっている社員に「いきなり直接連絡とってみたら、実はかなり役職が上の方で(笑)」といいます。「とても丁寧に色々と教えていただいいて、結果すごくよかったです」

チームの力が2人の、そしてNECの成長に

もう一つカギになった言葉は「チーム」です。国枝さんは現役時代、「チーム国枝」としてコーチ、トレーナーや家族が一緒にプレッシャーを共有してくれたことが大きな力になったと語ります。「すごく心強かった。それが僕自身のパフォーマンスを後押ししてくれた」。

神保も奥川も「チーム」としてのサポートを実感していました。「何か悩んだり、分かんないことがあったりしてもチームが支えてくれる安心感があった」と語るのは神保。一方の奥川は「すぐに答えを示すのではなく、まずやらせるという方針だったのでそこが勉強になったというか、成長につながったと思います」
次のステップは独り立ち。神保は「いずれは自分の言葉で話して、受注から契約まで、自分でできるように頑張りたい」、奥川は「この人に任せておけば安心という人材になりたい」とさらなる成長を誓います。

チームの温かいサポートがあったから頑張れたと2人は口を揃える

2人が語るNECの仲間たちの話を聞いて国枝さんは「すてきな会社だなって再発見しました」と思わずコメント。2人の成長を楽しみに「また会いましょう」と再会を誓いました。

「挑戦を、応援するNEC」。2年前の内定式で国枝さんが内定者たちに向けて発した言葉です。挑戦する人がいる。そしてその挑戦を応援するチームがある。未来のNECの仲間たちとともに、NECは社会価値創造の実現に向けた挑戦を続けていきます。

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