2022 Frost Radar :
Biometric Authentication Solutions

生体認証市場調査で世界第1位の評価を獲得

グローバル調査会社であるFrost&Sullivanの「フロストレーダー™:2022年のセキュリティにおける生体認証市場調査」で、前回2020年の調査に続き、2回連続で「Market Leader」の評価を受けました。

今回の市場調査でFrost&Sullivanは、NECの幅広い生体認証事業ポートフォリオに対する継続的なイノベーションの成果として、NECがフロストレーダー™における2つの評価軸、成長指数とイノベーション指数の両方でリーダーシップのスコアを獲得したと評価しました。

NECの評価ポイント

  • 物理環境・デジタル環境における生体認証タッチポイントやマルチモーダル生体認証など、幅広い製品・サービスポートフォリオを展開し続けてきたことにより、ポジション・マーケットシェアともにリーダーポジションを維持した
  • パンデミック下において発生した、タッチレスや統合ID、よりセキュアなマルチモーダルソリューションへのニーズに対して迅速に対応し売上を回復させた
  • 分散型ID・SSIDに関するThought Leadership、NECグループ AIと人権に関するポリシーの制定といった取り組みを実施。市場におけるリーダーとしての役割を堅持している

アナリストからのコメント

「NECは生体認証業界のリーダー企業として、質の高いソリューションにより既存・新規双方の顧客の需要に応えています。また、利用者が自分自身で生体情報を管理する『自己主権型ID』にもいち早く取り組むなど、業界を牽引する役割を担っています。」

Danielle VanZandt
Industry Manager, Commercial & Public Security Research
Frost & Sullivan

評価ポイント

カテゴリ別の詳細な評価ポイントは次のとおりです。

  • イノベーション

    • NECは生体認証の幅広いポートフォリオに継続的な革新をもたらし、Frost Radarポジションおよび市場シェア双方において、リーディングカンパニーとしての地位を維持している

    • NECの生体認証は、フィジカル及びデジタルアクセス用の生体認証エッジデバイス拡充、Bio-IDiom マルチモーダル生体認証サービス機能の構築と提供。さらにフィジカル及びデジタルアプリケーションの双方で、複数の本人確認アプリケーションのコア機能として顔認証AIエンジンNeoFaceのさらなる統合を図っている

    • NECはエンドユーザが自分の生体データを管理するための自己主権型IDや、認証ポートフォリオにおける分散化機能により、どのようにしてあらゆる生体認証システムに保護レイヤーを追加するかなど、生体認証業界における多くの議論をリードしている
  • 成長性

    • NECはパンデミックにより若干の収益低迷があったものの、タッチレス、ID統合、よりセキュアなマルチモーダルといった顧客ニーズの変化に機敏に対応し、早期の業績回復を実現した

    • パンデミック期間中、NECは、ビジネスインパクトが顕著だった公共部門やホスピタリティ業界以外の顧客との関係構築やコンセプト・デザインに重点を置いてきた

    • 2021年後半から2023年にかけて、多数の企業がニューノーマルに対応を見せた時には、NECは、出入国管理、ホスピタリティ、小売り、商業の各分野の顧客ニーズに応えるべく、複数の認証機能の準備を整えていた
  • FROSTの見解

    • NECは「NECグループ AIと人権に関する原則」などの取り組みや、分散型IDや自己主権型IDに関するソートリーダシップを通じて、マーケットリーダとしての役割をしっかりと把握し、新たな生体認証技術やユースケース、それがエンドユーザに与える影響に関する課題の多くをリードする態勢を維持していく考えである

    • NECは、生体認証に SaaS(Software as a Service)オプションを追加することで、ポートフォリオを徐々に拡大していくことを検討している。これにより、顧客の導入・登録にかかる期間を短縮し、小規模ながら、強固な生体認証サービスを求める顧客にとって障壁となる導入コストを低減することができる

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