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WebOTXインストールマシンの電源を落とす際の注意事項について (2004年9月13日時点)
1. 概要
PowerChuteやESMPRO/UPSControllerといったUPS制御ソフトウェアを利用して、定期的にマシンの電源を自動的に落とすといったシステム運用を行なうような場合に、WebOTXが正常に起動しなくなる問題が発生することがあります。この件について原因と対処法について記載いたします。
2. 原因
UPS制御ソフトウェアによる自動電源断がサービスの停止完了を待ち合わせずに行なわれるため、不正な状態でWebOTXが終了する場合がありその後の再起動が失敗する場合があります。
特にサービス終了時に登録情報の保存を行なうWebOTXの名前サーバに関しては現象が発生する可能性が高くなります。
3. 対処法
自動電源断においてもWebOTXのサービスが正しく終了するように自動電源断方式の見直しが必要です。対処法としてはUPS制御ソフトウェアの設定による方法とそれ以外の方法があります。
- UPS制御ソフトウェアによる方法
各UPS制御ソフトウェアによっても違いますが以下のような方法があります。
- 電源切断猶予時間の延長
- OSのシャットダウン終了を待って電源断を行なうように設定変更
- OS終了前にWebOTXのサービス群を停止するように設定
- その他の方法
UPS制御ソフトウェアによる自動電源断が行なわれる時刻の少し前にWebOTXのサービス群を停止するタスクを設定します。
どのくらい前に停止するかは実際にサービス停止が完了する時間を測定し、それより十分余裕を持たして停止するようにしてください。
なお、WebOTXの名前サーバ(プロセス名namesv)が起動しなくなった場合には復旧作業が必要です。
具体的には名前サーバの設定情報格納ファイル(namesv.ndf)の削除を行ないます。
もし事前に名前サーバにオブジェクトを登録している場合には再度登録を行なってください。あらかじめオブジェクトを登録したnamesv.ndfのバックアップがある場合にはそれを戻すだけで結構です。
4. 更新履歴
- 2004/09/13
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初 版