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特長/機能

VISUALFORMS for BizReportingは、帳票ソリューション基盤「BizReporting」の 制御情報や帳票データを含むXML形式ファイル(XFMファイル)を設計するツールです。 以下の図のように、BizReportingはXFMファイルの内容を解析し、動作を決定します。

フォームデータの設計

帳票データであるフォームデータで以下の表現が可能です。

  • Windows上で表現可能な文字フォント、文字サイズ。また、その他の文字修飾。(文字色、太字、斜体、縦横拡大、文字間隔、行幅、縦横配置)
 

  • 各種図形(四角,線,円,楕円,角丸四角,辺の非表示四角)、線種(線なし,点線,破線3種,一点鎖線,二点鎖線,二重線)、網掛け(全面,濃淡を5段階,ハッチング(斜線)2種)

  • RGB表記の範囲でカラー表現が可能
  • イメージ挿入(BMP,JPEG,PNG形式)
  • バーコード挿入(JAN標準,JAN短縮,ITF,NW-7,CODE39,EAN-128,カスタマバーコード,QRコード)

XFMレイアウト規則の設計

  • アプリケーションから出力された文字、イメージ、バーコードの位置や大きさをダイナミックに変換する指定が可能です。
  • アプリケーションから出力された文字、バーコードをキーにして、データベースから抽出したデータ (イメージ、文字)を修飾して貼り付け可能です。

下絵設定

フォームデータ、XFMレイアウト規則の設計時に、下絵としてフォームデータ、XFOファイル、イメージデータが使用できます。

データベース連携機能

  • 帳票データにデータベース内のデータを反映させたい場合、抽出条件を指定することによりSQL文を書かなくても、 データベースからデータを取得することができます。
  • SQL文を直接指定することや印字データをキーとした抽出も可能です。
  • 商品名をキーとして、バーコードデータや商品イメージを取得し挿入することが可能です。

カーボンコピー機能

ドットインパクトプリンタにおける複写用紙と同等の機能をソフトウェア的に実現することができます。

設計支援

以下の設計支援機能を提供します。

  • 設計中フォームデータのプレビュー印刷
  • オブジェクトのグルーピング
  • 用紙サイズと余白設定
  • Undo/Redo
  • オブジェクトの重なり変更(前面,背面,最前面,最背面へ移動)
  • 設計画面の拡大/縮小(25,50,75,100,150,200%)

出力情報の設計

BizReporting の各種出力機能を実行するため、下記の出力情報の設計が可能です。

プリンタ出力情報
  • プリンタ指定
  • 用紙指定
     用紙の種類、拡大/縮小率、用紙方向
    • 両面印刷指定
    •  印刷方向、綴じ代、開始面
    • 透かし印刷
    • プリンタのドキュメント名指定
PDF出力情報
  • 出力ファイル名
     印字データ、作成日時を含めたファイル名
  • 同名ファイル存在時の出力モード 上書き、エラー、別名保存
  • 仕分け方法
    • 出力サイズ
    •  用紙の種類、用紙方向、拡大/縮小率、余白
    • PDFの種類
    •  イメージPDF(画質、解像度、色数)
    •  テキストPDF(パスワード、印刷許可等のセキュリティ設定)(*1)
    • PDFの属性
    •  タイトル、サブタイトル、作成者、キーワード
XFOファイル (*2) 出力情報
  • 出力ファイル名
     印字データ、作成日時を含めたファイル名
  • 同名ファイル存在時の出力モード 上書き、エラー、別名保存
  • 仕分け方法
    • ファイル内の画像情報
    •  BASE64形式でコード化、絶対パスのリンク情報
    • パスワード設定
  • *1
    BizReportingが動作するサーバ数に応じて、PDFlibを別途手配(有償)し、 ライセンスキーを登録していただく必要があります。ライセンスキーを登録していない状態では試用版として動作します。PDFlibの対応バージョンについてはBizReportingの動作環境ページをご覧ください。
  • *2
    XFOファイルは、印刷イメージを保管/再印刷するための XML 形式のファイルです。なお、BizReporting クライアント版では XFO生成機能はご利用できません。

動作規則の設計

BizReportingの帳票データ加工処理を定義するために、下記の動作規則の指定が可能です。 

  • ユーザーデータ(入力データ)の余白設定
  • 使用するフォームデータの選択
  • 使用するXFMレイアウト変換規則の選択
  • カーボンコピーの設計
  • 使用する出力情報の選択

基幹系連携時の制御解析情報の設計

ACOSホストシステム、Windows COBOLなどの従来基幹系システムから出力された帳票印刷用データに対して、下記の解析時の設定を指定できます。そのため、従来基幹系システムのアプリケーションを変更することなく帳票印刷用データのレイアウト変更が可能です。

  • 用紙の大きさ
  • 改行幅、桁幅の既定値
  • 文字のフォント、サイズ、拡大/縮小の既定値
  • 文字ピッチの既定値(日本語のみ指定可能)

XFMファイルのインポート

外部XFMファイル内のフォームデータ、XFMレイアウト規則、出力情報、基幹系連携時の制御解析情報をインポートできます。

従来フォームデータの移行

VISUALFORMSの設計データファイル(SFD,SFW形式)は本製品でインポートできます。またFORMS、FORMS2、#FORM(従来基幹系フォーム設計ツール)の帳票デザインを使用したい場合には、本製品付属のフォームソース移行ツールおよびFORMS2ソース移行ツールを使用すれば既存のフォームデータをそのまま使用していただけます。