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UNIVERGE IX/IX-R/IX-VシリーズルータにおけるWebコンソール機能の脆弱性に関するお知らせ

はじめに

UNIVERGE IX/IX-R/IX-V シリーズのWebコンソール機能において、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

  • CVSS:4.0/AV:N/AC:L/AT:N/PR:N/UI:A/VC:N/VI:N/VA:N/SC:L/SI:L/SA:N 基本値 5.1

  • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値 6.1

  • CVE-2025-8153

製品カテゴリ

対象製品
  • IX2025/IX2105/IX2106/IX2107/IX2207/IX2215/IX2235/IX2310/
    IX3015/IX3110/IX3315(ゼロコンフィグモデルを含む)

  • IX-R2520/IX-R2530/IX-R2610-4G

  • IX-V100

対象ソフトウェア
  • UNIVERGE IXシリーズ
    Ver.9.5~Ver.9.7の全バージョン
    Ver.10.0~Ver.10.7の全バージョン
    Ver.10.8.21~Ver.10.8.36の全バージョン
    Ver.10.9.11~Ver.10.9.24の全バージョン
    Ver.10.10.21~Ver.10.10.31の全バージョン

  • UNIVERGE IX-Rシリーズ
    Ver1.3.16、Ver1.3.21

  • UNIVERGE IX-Vシリーズ
    Ver1.3.16、Ver1.3.21

想定される影響

  • 細工した装置へのURLをクリックさせることで、ユーザのブラウザ上から任意のスクリプトを実行させられる可能性があります。

  • UNIVERGE IXシリーズについては、Webコンソールにログインしたユーザに細工したURLをクリックさせることにより、対象装置のコマンドラインにおける任意のコマンドを実行できる可能性があります。

回避策

以下のいずれかの方法で回避してください。 

  • 脆弱性対処版ソフトウェアへバージョンアップする。

  • 以下の設定を投入し、WebGUIを停止してご利用ください。
    ・ no http-server ip enable 
    ・ no http-server ipv6 enable

上記の回避策を適用できない場合、以下のいずれかの方法で本脆弱性を軽減させてください。 

  • フィルタ機能により、接続元をIPアドレス、MACアドレスで制限する。

  • 対象装置のIPアドレスを変更し、かつTCPポート:80または443のポート番号を予想されにくい番号に変更する。

対処版ソフトウェア

  • UNIVERGE IX シリーズ
    ・ IX2107/IX2215/IX2235/IX2310/IX3315
      Ver.10.10.34、Ver.10.11.9
    ・ IX2106
      Ver.10.9.26
    ・ IX2207
      Ver.10.8.38

  • UNIVERGE IX-Rシリーズ
    ・ IX-R2520/IX-R2530/IX-R2610-4G
      Ver1.3.27

  • UNIVERGE IX-V シリーズ
    ・ IX-V100
      Ver1.3.27

    対処版がリリースされない機種については回避策を適用してください。

改版履歴

2025/09/17
初版発行

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