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『EXPLANNER/J』活用現場から~上海工場の声

  住宅・ビル用の錠前やドアノブなどの建築金物の製造販売で知られるウエスト様は、生産拠点を中国に広げています。アセンブリをメインとする既存工場に加え、このたび、一貫製造を行う工場を新設。国内で培った技術と生産ノウハウを投入し、品質・コスト・納期の向上に全力を注いでいます。新工場稼動に伴い、中国での生産の見える化を目指し、製造業向け基幹業務パッケージ『EXPLANNER/J』をノンカスタマイズで導入。日本に設置したサーバ環境での可視化を実現しました。

事業環境・課題・導入の目的

中国における新工場稼動のタイミングに合わせ、ノンカスタマイズで生産管理システムを導入。短期間で日本本社のサーバからの可視化を実現。

新工場建設に合わせ短期間での生産管理システムの導入が必須に

株式会社ウエスト 代表取締役 社長 西 康雄 氏
株式会社ウエスト
代表取締役 社長
西 康雄 氏

 ウエスト様は増大するニーズに迅速に応えられる体制確立に向け、中国における生産を強化。一貫生産を行う新工場稼働に合わせて生産管理のシステム化を行うことを決定し、製造業向け基幹業務パッケージ『EXPLANNER/J』をノンカスタマイズで導入しました。
 代表取締役社長の西康雄氏は、その経緯を次のように語ります。
 「犯罪の増加、高度化に対する強固なセキュリティへのニーズに応える生産体制を低コストで実現するために、また中国に進出している日系企業のニーズや、将来の中国マーケットの展開も視野に入れ、中国での生産を決めました。現地事務所の設置に始まり、アセンブリと検品中心の工場の建設、そして本格的な一貫生産を行う新工場の新設と展開を進めてきましたが、今までの管理方法では、品質第一という当社の方針を貫くのが難しく、中国工場の生産を可視化するシステムの必要性が重要な課題になっていました。
 当社は、74年の歴史の中で管理の効率化を実現し、業務を改革するツールとしてシステムを活用してきました。システムを導入・活用することで、自ずと改革の後戻りが不可能になると考えているからです」
 ところが、当時の中国工場では担当者個人が表計算ソフトなどを利用して発注や検品データを管理しており、製品コード体系も未整備で部門間の情報共有もなされていませんでした。そのような状況の中、新工場は2007年の早い時期に稼動予定で、稼動に合わせたシステム導入を考えていたので、構築期間はわずか半年ほどしか取れませんでした。
 「基本的に当社はシステムを自社で構築する方針を採っております。しかし、今回は新工場稼動までの期間が非常に短いため、ベンダーの力を借りることにしました」と西氏。

4つの選定基準にマッチした最適なパッケージを選択

株式会社ウエスト 管理部 課長 酒井 昌彦 氏
株式会社ウエスト
管理部
課長
酒井 昌彦 氏

 管理部課長の酒井昌彦氏は「新工場の稼動時に導入することで、当初は管理すべきアイテムも少なくて済み、その後のアイテム増加への対応も容易であると考えていました。しかし、従来国内で利用していた自社開発のソフトは、言語が異なることやセキュリティ面での不安もあったのとスクラッチ開発では、新工場稼動に間に合わないと判断しました」
 そこで、ウエスト様は生産管理を中心機能に持つパッケージソフトの選定を開始。
 「数社のソフトを比較検討したり、セミナーに参加したりして候補を絞っていきました。選定に当たっては、(1)サーバを日本に置いて管理できるWebシステムであること、(2)中国での導入実績、(3)マルチ言語対応、(4)必要な機能強化が容易にできることの4つの基準で選びました。しかもノンカスタマイズで必要十分な機能があり、短期間で安価に導入できることも重要なポイントでした」と酒井氏。
 また係長の十萬真治氏は、導入時の状況を次のように述べます。
 「新工場の稼動前に、先行して既存工場への導入を進めることで、現地でシミュレーションを行うことができました。また製番管理やMRPなど管理の基本は変わらないことや、事前にマニュアルを読み込んで理解していたこと、さらに『EXPLANNER/J』の構築経験が豊富で上海にも支店を持つ神戸ウェーブ株式会社のサポートもあり、順調に導入・稼動が進みました」

システム概要・導入効果・将来展望

QCDの改善を実現し、次のステップでは他工場への展開、全生産拠点の本社一括管理を計画。併せて自社カスタマイズにより機能高度化と使いやすさを追求

システムを活用し生産の可視化を実現。QCDの改善に期待

株式会社ウエスト 管理部 係長 十萬 真治 氏
株式会社ウエスト
管理部
係長
十萬 真治 氏

 「稼動の始まった工場では、コード体系を整備して部品構成から生産工程の管理、発注と納期管理、在庫管理の見える化の実現ができ、システムによる部門間での情報共有や本社での生産の可視化が可能になりました。今後システム使用の習熟度が深まり、管理方法が浸透すれば、現地で生産管理に携わる従業員の意識も大きく変わってくるものと期待しています」と十萬氏。
 「すんなりと導入・活用が進み、1から自社で立ち上げるよりも短期間で構築できたと思っています。また、システムを動かすために今まで培ってきたデータベースなどの生産管理にかかわるノウハウを活かせたことも評価しています。生産管理ではQ(品質)C(コスト)D(納期)の3つがそろって向上することが大切です。中国工場への導入では、新工場も含めてこの3点が大幅に改善されることを期待しています」

すべての生産拠点の統一的な見える化と管理を実現し、徐々に機能を強化

 ウエスト様では、中国工場へのノンカスタマイズ導入を皮切りに次のシステム展開を進める予定です。
 「中国につづき、国内の八千代工場(兵庫県)への導入を進めています。これによって中国2、日本1の3つの生産拠点の一元管理を実現していきます」と十萬氏。
 「初期投資コストを抑え短期導入実現に向けノンカスタマイズ導入を行いましたが、今後さらに利便性の向上を目指し、開発支援ツール『EXPLANNER/J Studio』を利用して独自の機能強化を進めていきます。また生産管理と連携する販売管理システムも開発する予定です」と酒井氏。
 西氏は今回の導入を下記のように評価します。「『EXPLANNER/J』については、総合力のあるNECが提供する製品なのでフォローやメンテナンスなども万全と考えていましたし、何よりも中国ですでに稼動している実績・ノウハウを活かした対応をしてくれたので安心できました。今後もサポートなど末永く支援いただきたいと考えています」


中国・日本でのシステム導入イメージ
(クリックすると拡大されます)

(2007年8月3日現在)
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