PrintPort for ACOS-2 - FAQ

【よくあるご質問一覧】


1.導入関係


2.印刷関係


3.運用関係


4.プリンタ個別

【Q1-1】

同一サーバ上で、PrintPortと他のソフトウェアとの共存は、可能ですか?

【A1-1】

PrintPortでは、プリンタの印刷性能を十分に引き出すために、専用のサーバへインストールして運用して頂くことを推奨しております。
PrintPortと他のソフトウェアとで、使用するプリンタサーバの資源(TCP/IPポート番号、Windows印刷環境など)が競合しなければ、共存は、可能ですが、Express5800標準ソフトウェア以外の個別のソフトウェアに対する動作保証は、致しかねます。

<参考>
PrintPort for ACOS-2で利用するTCP/IPポート番号は、以下となります。
ポート番号固定の項目以外は、環境設定ツールで設定することができます。
・OLF/DL-RW通信       … 任意(初期値=378)
・LPRプロトコルデーモン通信 … 515(固定)
・PrintPortリモートモニタ  … 49152~65535(初期値=60000)

【Q1-2】

プリンタサーバのDISK容量の目安は、どれくらいですか?

【A1-2】

プリンタサーバ上に保存する、印刷ジョブのファイルサイズに依存します。
一例として、印刷データ内容、月間印刷量、印刷済みジョブ保存期間を以下で想定します。
・印刷データ内容:文字(1頁2000文字)、フォーム罫線枠
・月間印刷量:15万頁
・印刷済みジョブの保存期間:30日間
・OSシステム領域(OSスプールフォルダを含む)、PrintPortソフトウェア領域:20GB
上記の想定の場合、印刷済みジョブの保存領域(PrintPortスプールフォルダ)として、約0.06MB/頁×15万頁=約10GB必要となり、OSシステム領域、PrintPortソフトウェア領域20GBと合わせて、30GB以上のDISK容量が必要となります。

【Q1-3】

DISKの空き容量不足のメッセージが表示されたのですが、どのように対処すればよいですか?

【A1-3】

プリンタサーバのDISKの空き容量として、環境設定ツールの[システム設定]で設定するDISK空き容量(初期値:4GB)を確保してください。
十分なDISKの空き容量を確保する方法としては、PrintPort上に保留している印刷ジョブをバックアップ後、削除します。または、WindowsのスプールフォルダとPrintPortのスプールフォルダを、空き容量が十分あるDISKに変更します。DISK容量の目安は、【Q1-2】を参照してください。

【Q1-4】

複数のACOSホストから1台のプリンタサーバに受信して印刷できますか?

【A1-4】

複数のACOSホストから1台のプリンタサーバに受信して印刷することは、可能です。
PrintPortマニュアル「2.4.2 環境設定の操作」の「[2]ホスト環境の設定」を参照してください。

【Q1-5】

サポートプリンタ以外の出力機器への印刷は、可能ですか?

【A1-5】

プリンタと専用の通信手段を使用しているため、サポートプリンタ以外には、出力できません。

【Q1-6】

プリンタサーバとプリンタを、異なるLAN内に設置しても問題ないですか?

【A1-6】

プリンタサーバとプリンタとは、同一LAN内に設置することを推奨しています。
ルータ越えでの印刷も可能では、ありますが、以下の理由により推奨していません。
<理由>
プリンタサーバとプリンタの間では、印刷中に頻繁に通信(データやステータスのやり取り)が行われます。
ネットワーク経路が長い場合、他のネットワークトラフィックの影響により、プリンタサーバからプリンタへのデータ転送性能が低下するため、プリンタでの印刷性能が低下します。
また、プリンタからプリンタサーバへ30秒間ステータスの通知がない場合、通信タイムアウトが発生し、PrintPortからは、「プリンタ電源オフ」の状態に見えます。通信タイムアウトが印刷実行中に発生した場合、印刷が途中で終了します。この場合、プリンタでの印刷結果を確認して、続きのページを指定して再印刷を実行する必要があります。

【Q1-7】

ネットワークの回線速度は、どの位必要ですか?目安は、ありますか?

【A1-7】

文字データ(1頁2000文字)とフォーム罫線で構成される、一般的な帳票の場合、実効値として、2Mbps以上の転送速度が必要となります。また、イメージデータを使用している場合には、実効値として、40Mbps以上の転送速度が必要となります。

【Q1-8】

リモートデスクトップで接続した画面から、PrintPortを操作することは、可能ですか?

【A1-8】

Ver.7.0以降では、リモートデスクトップを利用して操作を行うことができます。
ただし、複数ユーザ(同一ユーザを含む)から接続した場合、PrintPortの各ツールを同時に起動することは、できません。
また、Ver.6.0以前では、リモートデスクトップで接続して使用しないでください。もし、リモートデスクトップで接続した後に切断した場合、プリンタサーバのログオンユーザがログオフされるため、PrintPortからの印刷ができない状態になります。もしくは、外字が「・」に化けて印刷されます。

【Q1-9】

シンクライアントPCで、リモート監視機能は、使用できますか?

【A1-9】

シンクライアントPC環境では、動作保証しておりません。
クライアントPCの内蔵DISKにリモート監視機能をインストールして、ご使用ください。

【Q1-10】

PrintPortのバージョンアップを行いますが、それに伴い、旧Verで作成した印刷データやフォームデータは、ファイルをそのままコピーさせるだけで、新Verでも使用できますか?

【A1-10】

新Verをインストール後は、再度、フォームや外字の移行をしていただくことを推奨します。
また、印刷データについては、旧Verからの移行は、できません。再度、ACOSから印刷データを送信してください。
なお、できるだけ旧Verの情報を残して移行したい場合は、以下のような方法があります。
次の点を確認の上、移行してください。

  • 外字フォントについて
    外字フォントの再移行は、必須となりますので、移行元のACOSフォント退避ファイルをバックアップしてください。
  • フォームについて
    フォームは、新Verで機能強化された機能を使用するために再度移行することを推奨します。ただし、新Verで機能強化された機能を使用しない場合は、以下の手順にて移行することができます。

【移行手順】

  1. 旧Verのプリンタサーバから、以下のフォルダ(フォルダ以下全て)を別のフォルダ等へコピーします。
    \PrintPort\Form\
  2. 旧Verのフォント移行ツールで、「外字削除」を実行してください。また移行元のACOSフォント退避ファイルをバックアップしてください。
  3. 旧Verの環境設定ツールで、環境設定情報を保存します。(環境設定ツールの「環境設定情報の保存」を選択し、環境設定情報を保存します)
  4. 新プリンタサーバに、対応するプリンタドライバ、SimpleMonitor/PrintAgentをインストールします。
  5. 新プリンタサーバに、PrintPortの新Verをインストールします。
  6. 新Verの環境設定ツールで、3.で保存した環境設定情報を復元します。
    (環境設定ツールの「環境設定情報の復元」を選択し、保存した環境設定情報を復元します)
    新Verの環境設定で追加になった項目は初期値が設定されますので、必要に応じて設定してください。環境設定情報を復元した時、環境設定の「リモート設定」の「通信ポート番号」が「49152」になっている場合、ポートの競合が発生し、起動しない場合がありますので、「通信ポート番号」を「60000」等に変更してください。
  7. 新Verのフォント移行ツールで、2.でバックアップしたACOSフォント退避ファイルから「外字移行」を実行してください。
  8. 1.でバックアップしたフォームを新Verのプリンタサーバの同一フォルダへコピーします。
  9. 新Verのプリンタサーバを再起動します。

【Q1-11】

導入前にPrintPortソフトウェアの貸し出しは、可能ですか?

【A1-11】

購入前の事前評価などを目的とした評価用の貸出が可能です。試用貸出については、担当の営業/SEにお問い合わせください。

【Q2-1】

1バイト系の英小文字、カナ小文字を印刷できますか?

【A2-1】

印刷するフォントがS1_10フォント指定の場合、英小文字、カナ小文字が含まれていませんので、印刷されません。
英小文字、カナ小文字を印刷する場合は、S2_10フォントを指定して印刷を行います。
フォントがS2_10フォントで指定されているかをご確認ください。
なお、Ver.8.0以降では、S1_10フォント指定でも英小文字、カナ小文字を印刷できるように強化しています。

【Q2-2】

移行した外字の線を太くすることは、できますか?

【A2-2】

ACOS上にある外字フォントのうち、12ポイントの外字フォントから外字移行を実施した場合、7または、9ポイントの外字を印刷すると、文字の線が細くなることがあります。
この場合、ACOS上にある7または、9ポイントの外字フォントから外字移行を実施してください。

【Q2-3】

ACOSの個別要求にて、G1集合のシステム領域に外字(ユーザ定義文字)を登録して印刷していました。
PrintPortでも、G1集合のシステム領域に登録された外字の印刷は、可能ですか?

【A2-3】

PrintPortの標準機能として、G1集合システム領域の外字移行は、対応しておりません。
従いまして、ACOSの場合と同様に、個別要求が必要な旨を営業担当までご連絡ください。

【Q2-4】

フォームオーバーレイで外字は、使用できますか?

【A2-4】

フォームの項目定義N指定で、外字、G1文字、NEC追加文字、2バイト系半角文字が指定されているフォームソースを、プリンタサーバにアスキーモードでFTP転送した場合、これらの文字が文字化けしてしまうため、使用することができません。
前記の文字を使用する場合は、フォームの項目定義X指定で、16進数の文字コードを指定する必要がありますので、フォームソースを変更してください。
なお、Ver.8.0以降では、バイナリモードでFTP転送したフォームソースから移行を行うことで、項目定義N指定のままで前記の文字を使用できます。

【Q2-5】

イメージデータの印刷は、可能ですか?

【A2-5】

可能です。

【Q2-6】

QRコード(2次元バーコード)の印刷は、可能ですか?

【A2-6】

Ver.6.0以降で、可能です。
PrintPortマニュアルの「3.5 QRコード印刷」を参照してください。
QRコード印刷例のCOBOLサンプルプログラムを掲載しています。

【Q2-7】

網掛けが従来のACOS直結NIPに比べて薄く印刷される場合、どのようにすれば良いですか?

【A2-7】

プリンタの解像度の違いなどにより、印刷される網掛けの見え方が変わります。
従って、フォームソースで網掛けの濃度指定を、従来の指定よりも濃くする必要があります。
濃度指定を変更後、網掛けの印刷結果を確認し、調整してください。

【Q2-8】

白紙ページにフォームオーバーレイを印刷できますか?

【A2-8】

PrintPortでは、ページに文字および空白文字のデータがない白紙ページの場合、フォームオーバーレイが印刷されません。
白紙にフォームオーバーレイのみを印刷する場合、印刷データ内に空白文字のデータを入れてください。
または、フォーム移行ツールの「オブジェクト一覧」の「テスト印刷」を行ってください。
なお、Ver.8.0以降では、環境設定ツールの[印刷オプション設定]-[フォーム処理]-[白紙ページでフォームオーバーレイを印刷する]の設定で、白紙ページの場合でもフォームオーバーレイを印刷することができます。

【Q2-9】

コピー修飾のあるフォームを移行できますか?

【A2-9】

PrintPortでは、コピー修飾機能をサポートしていません。
ただし、以下の方法で同等の印刷結果が得られます。

【対処方法】

フォームおよび印刷データを変更していただく必要がございます。
下記の例を参考にして変更してください。

【フォームの変更】

フォームは、コピー修飾の数の分だけ作成します。
例えば、元のフォームソースAAAA.FMAで2つのコピー修飾がある場合。

<AAAA.FMAの内容例>
COM=ADD NAME=AAAA,TYPE=FORM,PAPERHT=11,PAPERWD=15,fontLIST=I1
   MD            1/6   1/10  S1_10  KM_9P
   I1  N  2   45    2   72          KM_24P   Y    請求書
   I2  N  3   45    3   72          KM_12P   Y    請求書控
   I   N  4   73                    KM_7P         年
   I   N  4   77                    KM_7P         月
   I   N  4   81                    KM_7P         日
   E101  12 
   E102A               005  0       S1_10 
   E201  12 
   E202A               005 10       S1_10
   ↑
   I1、I2、E1、E2がコピー修飾の指定
 AAAA.FMAを2つコピーし、AAAA1.FMAとAAAA2.FMAを作成します。
 
<AAAA1.FMAを以下のように作成する>
COM=ADD NAME=AAAA1,TYPE=FORM,PAPERHT=11,PAPERWD=15,fontLIST=I1
   MD            1/6   1/10  S1_10  KM_9P
   I   N  2   45    2   72          KM_24P   Y    請求書
   I   N  4   73                    KM_7P         年
   I   N  4   77                    KM_7P         月
   I   N  4   81                    KM_7P         日
   E 01  12 
   E 02A               005  0       S1_10 
   ↑
   I1→I に変更
   I2の行を削除
   E1→E に変更
   E2の行を削除
   NAME=AAAA1に変更

<AAAA2.FMAを以下のように作成する>
COM=ADD NAME=AAAA2,TYPE=FORM,PAPERHT=11,PAPERWD=15,fontLIST=I1
   MD            1/6   1/10  S1_10  KM_9P
   I   N  3   45    3   72          KM_12P   Y    請求書控
   I   N  4   73                    KM_7P         年
   I   N  4   77                    KM_7P         月
   I   N  4   81                    KM_7P         日
   E 01  12
   E 02A               005 10       S1_10
   ↑
   I1の行を削除
   I2→I に変更
   E1の行を削除
   E2→E に変更
   NAME=AAAA2に変更
 フォーム移行ツールでAAAA1.FMAとAAAA2.FMAを移行します。

【印刷データの変更】

1ページのデータをコピー修飾の数だけフォーム切り替えて出力するようにします。
例えば、元の印刷データが以下の場合。

<元の印刷データ>
・書式切替レコード"AAAA"
・1ページ目のデータ   →請求書(1ページ目データ)と請求書控(1ページ目データ)を印刷
・2ページ目のデータ   →請求書(2ページ目データ)と請求書控(2ページ目データ)を印刷
   :
   ↓
<変更後の印刷データ>
・書式切替レコード"AAAA1"
・1ページ目のデータ   →請求書(1ページ目データ)を印刷
・書式切替レコード"AAAA2"
・1ページ目のデータ   →請求書控(1ページ目データ)を印刷
・書式切替レコード"AAAA1"
・2ページ目のデータ   →請求書(2ページ目データ)を印刷
・書式切替レコード"AAAA2"
・2ページ目のデータ   →請求書控(2ページ目データ)を印刷
   :

これで請求書と請求書控が2ページずつ印刷されます。
上記は、I1、I2、E1、E2の例ですが、I1~In、E1~Enまでの記述があった場合、同様にn個の帳票を準備し、印刷データもn個分出力する必要があります。

【Q2-10】

印刷ジョブが障害保留「F1800308」(印刷データが文字領域を越えたことによる印刷中止)になってしまいますが、原因は、何ですか?

【A2-10】

PrintPortでは、印刷データが文字領域を越えた場合、印刷データがすべて印刷されないため、障害保留としています。
文字領域を超えている部分が空白文字などで印刷されなくても問題ない場合は、環境設定ツールの[印刷オプション設定]-[印刷データ処理]の[次の場合、障害保留になる]で[データが文字領域を超えた場合]のチェックを外してください。
プリンタサーバを再起動後、障害保留の印刷ジョブを「保留」状態にして、「再印刷」を行うことで印刷できます。

【Q2-11】

印刷ジョブが障害保留「0x82220180」または、「0x8212060A」になってしまいますが、原因は、何ですか?

【A2-11】

障害保留「0x82220180」または、「0x8212060A」は、印刷で使用されるフォームが見つからない場合のエラーです。
フォーム移行ツールの「フォームオブジェクト一覧」にて、印刷ジョブで使用しているフォームが移行されていることを確認してください。また、印刷ジョブによっては、複数のフォームを使用している場合がありますので、そのすべてのフォームが移行されていることを確認してください。
フォームを移行した後、障害保留の印刷ジョブを「保留」状態にして「再印刷」を行うことで印刷できます。

【Q2-12】

印刷ジョブが障害保留「F1800304」になってしまいますが、原因は、何ですか?

【A2-12】

障害保留「F1800304」は、連続紙プリンタにカット紙のフォームが指定された、または、カット紙プリンタに連続紙のフォームが指定された場合のエラーです。フォーム定義を確認してください。
障害保留のエラーコードは、PrintPortマニュアル「付録E.エラーステータス一覧」を参照してください。
フォームを移行した後、障害保留の印刷ジョブを「保留」状態にして「再印刷」を行うことで印刷できます。

【Q3-1】

環境設定ツールの[要求元ホスト登録]-[受信ジョブ設定]-[ジョブ状態]にて「保留」を設定した場合、すべてのジョブが「保留」になります。一部のジョブのみを「保留」したい場合、どのようにすれば良いですか?

【A3-1】

Ver.8.0以降では、以下の設定により、一部のジョブのみを受信時に「保留」または「転送待ち」にすることが可能です。
[要求元ホスト登録]で設定するホスト名として、「ACOS2_ALL」の他に、「ACOS2_xxxx」(xxxxは用紙名(MEDID))を設定可能です。
例えば、ホスト名「ACOS2_TEST」の設定で[ジョブ状態]を「保留」とし、ホスト名「ACOS2_ALL」の設定で[ジョブ状態]を「転送待ち」とした場合、帳票の用紙名(MEDID)が「TEST」のジョブのみ受信時に「保留」となり、その他のジョブは、受信後すぐプリンタへ出力されます。
PrintPortマニュアル「2.4.2 環境設定の操作」の「[2]ホスト環境の設定」を参照してください。

【Q3-2】

印刷を開始してしまった後で、印刷をすぐ中止したい場合は、どのように操作すれば良いですか?

【A3-2】

プリンタでの印刷を途中で中止したい場合は、以下の操作となります。

  1. まず、プリンタ本体の操作パネルで[ストップ]を押してください。プリンタは、オフライン状態となり、印刷が一時停止します。
  2. ジョブモニタ上に「オフライン」のプリンタアラームメッセージが表示されますので、印刷中ジョブを選択し、ジョブ操作メニューから「保留」を選択してください。また、後続のジョブがある場合、先にすべての後続ジョブを「保留」状態にしてください。
  3. この時点で、プリンタのメモリには、最大で50ページの印刷データが残っていますので、継続して印刷しない場合には、プリンタの電源をOFFにしてください。その後、プリンタの電源をONにします。
  4. 保留にした印刷ジョブを1ページ目から印刷するには、「再印刷」を選択します。また、途中のページから印刷するには、「ページ指定再印刷」を選択してください。

【Q3-3】

プリンタアラームや用紙マウント要求の発生時に、音で通知する方法は、ありますか?

【A3-3】

Ver.4.0以降では、ジョブモニタ、リモートモニタで、プリンタアラームや用紙マウント要求の発生時に、あらかじめ設定されたWAVファイルを再生する機能があります。
PrintPortマニュアル「4.3.9 ジョブモニタ設定」の「アラーム設定」「通知音設定」を参照してください。
なお、再生するWAVファイルは、お客様にてご用意ください。
また、リモート統合モニタでは、本機能が使用できませんので注意してください。

【Q3-4】

プリンタサーバ起動後、最初の印刷で用紙マウント要求が表示されます。表示させないようにできますか?

【A3-4】

用紙マウント要求は、前の印刷ジョブと次の印刷ジョブとで、使用する用紙名が異なる場合に表示しますので、プリンタサーバ起動後の最初の印刷では、必ず用紙マウント要求を表示します。
環境設定ツールで用紙マウント要求をすべて表示させない設定を行うことで、表示しないようにできます。しかしながら、この場合、用紙名が変わっても印刷は、停止しませんので、用紙を架け替える運用には、注意が必要です。

【Q3-5】

プレビューで、印刷データ内の文字列検索は、できますか?

【A3-5】

印刷データ内の文字列を検索する機能は、ありません。

【Q3-6】

印刷ジョブを別フォルダに保存できますか?また、保存したジョブの印刷が必要な場合、それらの印刷ジョブをPrintPortに戻して印刷できますか?

【A3-6】

Ver.3.0以降では、ジョブモニタにて、印刷ジョブを別フォルダにバックアップできます。
PrintPortマニュアル「4.4.8 ジョブのバックアップ」を参照してください。
また、オフライン印刷ツールの「バックアップ復元」で、バックアップした印刷ジョブをPrintPortに取り込み、印刷ができます。

【Q3-7】

「保留」ジョブを自動的に削除できますか?

【A3-7】

「保留」ジョブを自動的に削除することは、できません。ジョブモニタからの操作にて削除してください。
なお、「印刷済み」ジョブは、環境設定ツールで保存日数を設定することで、保存日数経過後、自動的に削除可能です。
PrintPortマニュアル「2.4.2 環境設定の操作」の「[1]プリンタ環境の設定」を参照してください。

【Q3-8】

印刷したページ数等の履歴情報を採取可能ですか?

【A3-8】

Ver.6.0以降では、印刷履歴ログ(印刷したジョブ名、ページ等の情報の履歴)の採取ができます。
PrintPortマニュアル「2.4.2 環境設定の操作」の「[4]保守設定」を参照してください。
この印刷履歴ログは、ジョブモニタからの操作により、CSVファイルとして保存します。
操作方法は、PrintPortマニュアル「4.3.5 印刷履歴ログの保存」を参照してください。

【Q3-9】

ジョブモニタとリモートモニタ(管理者権限)で、印刷ジョブを同時に操作できますか?

【A3-9】

同時に操作できます。
ただし、同じ印刷ジョブに対して同時期に操作を行った場合、実行される順番により操作ができないことがあります。例えば、片方で「削除」、もう一方で「印刷」を実行した場合、先に印刷ジョブの「削除」が実行されますと、その印刷ジョブの「印刷」を実行しようとした時に、印刷ジョブが存在しないためエラーになります。

【Q4-1】

N3974-01Gで印刷される文字が、従来のACOS直結NIPで印刷される文字に比べ、細い場合、どのようにすれば良いですか?

【A4-1】

N3974-01Gは、ACOS直結NIPよりも高解像度で印刷するため、文字がシャープに印刷され、同一パターンの文字を印刷した場合でも文字が細く印刷されたように見えます。
このため、Ver.7.0以降では、明朝体太字フォントを提供しており、これを使用することで、標準のフォントに比べて太い文字を印刷することができます。インストール媒体に含まれるPP_FONT_SETUPフォルダの「pp_font_setup.exe」を実行し、PrintPortで使用するフォントを変更してください。
また、Ver.5.0にMR1以降を適用した環境およびVer.6.0の環境で、N3974-01Gプリンタを使用し、明朝体太字フォントが必要な場合は、個別に対応しますので営業担当までご連絡ください。

【Q4-2】

NL3603とN3974-01Gとで、GS1-128バーコードの印刷を行った場合、その印刷結果に相違点がありますか?

【A4-2】

GS1-128(旧称UCC/EAN-128)バーコードについては、解像度の違いから、GS1-128バーコードの幅が異なります。
詳細については、PrintPortマニュアル「3.4 GS1-128(旧称UCC/EAN-128)バーコード印刷」の「3.4.3 運用上の注意」の「(2)解像度による印刷結果の違い」を参照してください。
なお、この場合でも、バーコードの読み取り品質には、影響ありません。

【Q4-3】

カット紙プリンタで、表紙を色紙にすることは、可能ですか?

【A4-3】

カット紙プリンタ本体(MultiWriter4600、MultiWriter6600)の合紙機能を使用することで、別のホッパにセットした色紙を、印刷データの前後に挿入して印刷することが可能です。
この合紙機能を使用する場合は、環境設定ツールでの印刷設定と、プリンタ本体での合紙ホッパ設定が必要です。

【Q4-4】

カット紙プリンタで、フォームでの用紙指定と異なる用紙に縮小されないように印刷するには、どうすれば良いですか?

【A4-4】

カット紙プリンタ本体(MultiWriter4600、MultiWriter6600)の操作パネルのメニューモードで、メモリスイッチ7-8が0の時、指定された用紙がプリンタにセットされていないと、セットされている用紙へ自動的に縮小して印刷します。この機能を使用しないためには、メモリスイッチ7-8を1に変更する必要があります。
設定方法は、プリンタ本体マニュアルの「メニューモード」を参照してください。