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RSA 実装において署名が正しく検証されない脆弱性

掲載番号:NV6-007
脆弱性情報識別番号:VU#845620

概要

RSAを実装している複数のソフトウェアにおいて、署名が正しく検証されない脆弱性が存在します。

対象製品

EnterpriseDirectoryServer

影響の有無

影響あり

対象となる製品のバージョン

EnterpriseDirectoryServerの全バージョン

EDSに添付されたBuilt-in CA証明書をお使いの場合、RSA 署名で使用する RSA 公開鍵は exponent=65537 であるため影響を受けません。

対処方法

[対策]
既存バージョンについては、修正の予定はありませんが、次のバージョンについて対処を検討中です。

[回避策]
信頼できる相手のみを接続先として指定することで、信頼できない相手からの証明書を受け取ることはなくなるため、影響は限定的になります。

お問い合わせ先

PKIサーバ/Carassuit検証サーバ

SecureWare/PKIアプリケーション開発キット

SecureWare/電子署名開発キット

SecureWare/セキュリティパック

影響の有無

影響あり

対象となる製品のバージョン

  • PKIサーバ/Carassuit検証サーバ ver1.0
  • PKIサーバ/Carassuit検証サーバ ver1.1
  • SecureWare/PKIアプリケーション開発キット Ver2.0 SSLオプション
  • SecureWare/電子署名開発キット Ver1.0 SSLオプション(Linux版)
  • SecureWare/セキュリティパック

署名者の公開鍵はexponent=3であり、かつ、1050bit以上の鍵長を持つ場合に影響があります。

対処方法

[対策]
対応バージョンが必要な場合は製品窓口までお問い合わせ下さい。

UNIVERGE IP8800シリーズ

影響の有無

影響あり

IP8800/700は2011年6月30日を持ちましてサポートを終了しました。

※サポート終了前の掲載情報
対象となる製品のバージョン
IP8800/700 R7.3ed23以前
対処方法
[対策]
R7.3ed24にバージョンアップをしてください。
詳細は下記のソフトウェアリリース通知を参照して下さい。
http://www.nec.co.jp/octpower/

参考情報

Japan Vulnerability Notes JVNVU#845620:
複数の RSA 実装において署名が正しく検証されない脆弱性

CERT/CC Vulnerability Note VU#845620:
Multiple RSA implementations fail to properly handle signatures

CVE-2006-4339:

更新情報