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表彰
2024年11月22日
公益財団法人 電気科学技術奨励会
第72回 電気科学技術奨励賞並びに文部科学大臣賞
件名
医療大規模言語モデルの研究開発と実用化
受賞者
- 辻川 剛範 (NECバイオメトリクス研究所 マネージャー)
- 宇野 裕 (NECバイオメトリクス研究所 プロフェッショナル)
- 久保 雅洋 (NECバイオメトリクス研究所 ディレクター)
- *所属、役職は受賞当時のものです。
受賞日
2024年11月22日
表彰式会場
学士会館(東京都千代田区神田錦町3丁目28)
業績
本技術は、カルテ情報を機械的に分析し活用することを可能にする医療Large Language Model(LLM)技術であり、国内初の医療LLM搭載カルテの実現に貢献した。さらに、少子高齢化の進行に伴って医師の労働負担が深刻化していることを背景として2024年4月より医師の労働時間に上限が設定される中(医師の働きかた改革)、本技術は医師の労働時間の約30%を占める非診療業務(医療文書作成等の事務作業)の一部を自動化し、労働時間の削減に貢献した。
関連情報
表彰について
プレスリリース
メディア掲載
- 2024/3/27
日刊工業新聞、「電子カルテに生成AI NEC、医療文書の作成支援」 - 2024/3/19
日本経済新聞、「NEC、カルテに生成AI 医療従事者の負担軽減」 - 2024/3/19
電波新聞、「生成AIが医療文書作成支援 4月からNEC 国内初の電子カルテシステム」
論文等の文献
- 柴田大作,辻川剛範,宇野裕,石井亮,中川敦寛,久保雅洋,香取幸夫,"診療科の違いが医療文書からの固有表現抽出の精度に与える影響",日本医療情報学会 第44回医療情報学連合大会, (2024-11).
- 宇野裕, 石井亮, 柴田大作, 石川開, 定政邦彦, 渋谷恵, 辻川剛範, 中川 敦寛, 小山田昌史, 久保雅洋, 香取幸夫,"大規模言語モデルを用いた治療経過サマリ作成支援AIによる時間削減効果の検証",日本医療情報学会 第28回医療情報学会春季学術大会シンポジウム2024, (2024-06).
- 石川開, 宇野裕, 石井亮, 定政邦彦, 柴田大作, 辻川剛範, 中川 敦寛, 小山田昌史, 久保雅洋, 香取幸夫,"大規模言語モデルを用いて診療録から生成した治療経過サマリの評価",第38回人工知能学会全国大会, (2024-05).
- 宇野裕, 石井亮, 柴田大作, 石川開, 定政邦彦, 渋谷恵, 辻川剛範, 中川 敦寛, 小山田昌史, 久保雅洋, 香取幸夫,"大規模言語モデルを利用した治療経過サマリの作成支援アプリの試作",第38回人工知能学会全国大会, (2024-05).
- 西山智弘,柴田大作,宇野裕,辻川剛範,北出祐,久保雅洋,矢田竣太郎,若宮翔子,荒牧英治,"生成モデルは医療テキストの固有表現抽出に使えるか?",言語処理学会第30回年次大会, (2024-03).
- 石井亮,宇野裕,辻川剛範,中川敦寛,久保雅洋,香取幸夫,"医工産学連携による「医師の働き方改革」の実証実験~自然言語処理による経過サマリ作成支援を中心に~",第36回日本内視鏡外科学会総会, (2023-12).
- 宇野裕,石井亮,柴田大作,辻川剛範,中川敦寛,久保雅洋,香取幸夫,"治療経過サマリ作成支援のための診察記事からの医療情報抽出",日本医療情報学会 第43回医療情報学連合大会, (2023-11).
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