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導入事例
株式会社スターインフォテック 様プロフィール
機能分社の目的は「連結経営対応」「システム販売で収益確保」、そして「脱・馴れ合い体質」
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- スターインフォテック様は、大同特殊鋼様の情報システム部を機能分社して設立された会社ですね。その背景を教えていただけませんか?
- 田中
代表取締役社長
田中 清己氏大同特殊鋼は、39社から成る大同グループの中核企業です。連結経営の時代となり、グループ全体の情報システムの運用管理体制を強化する必要性が大きくなってきたのが、独立の引き金になりました。システムが高度化するにつれ、グループ各社で運用をいっそう効率化しなければならなくなったということです。また、部内で約30年にわたって蓄積した情報システム技術を外販し、収益を上げるという意図もありました。そしてもうひとつの理由が、システム要員とエンドユーザの意識改革です。長い期間の中で、「仲間内のなれあい」的な傾向がどうしても出てきます。開発・運用に対するコスト意識の低下や、納期に対する甘えなどを、独立して別法人化することで払拭したかったのです。
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- どなたが提言されたのですか?
- 田中
- まず1993年に、私が機能分社のための提案書を会社に提出しました。その時には、役員会で賛否が分かれ、いったん諦めました。しかし、'97年頃から先ほど申し上げたさまざまな問題点が見えてきて、分社化しないまま関連各社のシステム開発・運営の仕事もスタートさせたのです。ここで実績をあげてから、'99年に改めて「大同特殊鋼ならびにグループにおけるシステムの高度化・効率化推進と、外販拡大による利益創出」を目的とした提案書を提出し、2000年に実現しました。
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- 独立の際、組織・人材面などで大鉈を振るったようなことは・・・?
- 田中
- 大同特殊鋼の本社には、情報システム職の社員をひとりも残しませんでした。多くの企業では受発注の受け皿として、情報システム部門を本社に残すことが多いようですが、結局は購買部門となって自社のシステム規格を守りたがるものです。他社がこうしたことで苦労しているのを見ていましたからね。
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