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お知らせ

2020年3月のマイクロソフト社Windows更新プログラム導入後の弊社商品への影響について

2020年1月10日

お客様各位

平素より、弊社商品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。

マイクロソフト社から2019年8月に公開されたセキュリティ アドバイザリ ADV190023では、2020年3月にLDAP通信の安全性を強化したWindows 更新プログラムのリリースが予定されています。
本更新プログラムを導入された環境では、弊社プリンタ複合機、プリンタのご利用に影響することがあります。
以下を参照いただき、必要に応じて対応をお願いいたします。

Windows環境条件

以下のWindowsにおいて、Active Directory Domain Services (AD DS)、Active Directory Lightweight Directory Services (AD LDS)をご利用の場合

  • Windows 7 Service Pack 1
  • Windows 8.1
  • Windows 10 (バージョン1507)
  • Windows 10 November Update (バージョン1511)
  • Windows 10 Anniversary Update (バージョン1607)
  • Windows 10 Creators Update (バージョン1703)
  • Windows 10 Fall Creators Update (バージョン1709)
  • Windows 10 April 2018 Update (バージョン 1803)
  • Windows 10 October 2018 Update (バージョン 1809)
  • Windows 10 May 2019 Update (バージョン 1903)
  • Windows 10 November 2019 Update (バージョン 1909)
  • Windows Server 2008 Service Pack 2
  • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019

プリンタ複合機、プリンタ側環境条件と現象

リモートアドレス帳の機能制限

該当機種:
Color MultiWriter 400F (PR-L400F)、Color MultiWriter 600F (PR-L600F)
発生する条件:
リモートアドレス帳機能をご利用の場合。
発生する現象:
リモートアドレス帳の情報を取得できないことがあります。

ICカード認証機能の制限

該当機種:
MultiWriter 8300 (PR-L8300)、MultiWriter 8600 (PR-L8600)、
MultiWriter 8700 (PR-L8700)、MultiWriter 8800 (PR-L8800)
発生する条件:
ICカードリーダー(PR-MW-AA01またはPR-MW-CR02またはPR-MW-CR01)を上記プリンタに接続し、ICカード認証印刷をご利用の場合であって、Active Directoryサーバを認証先とする外部認証をご利用の場合。
発生する現象:
認証エラーや、ユーザー情報の取得制限が発生することがあります。

対処方法

対象商品からActive Directoryサーバに対してLDAPS通信を行なうことで現象を回避できます。上述のプリンタ複合機およびプリンタでLDAPS通信を有効にする方法については下記をご覧ください。
Active Directoryサーバ側で設定変更が必要になる場合がありますが、サーバ側の設定についてはマイクロソフト社の情報をご参照の上、ご対応ください。

プリンタ複合機、プリンタの設定手順

CentreWare Internet Services (CWIS) で次の 項目の設定をお願いします。

  • 本機の [LDAP SSL/TLS 通信] を [有効] に設定
  • 本機の [サーバーアドレス/ホスト名:ポート] を次の通り設定する。
    389 が設定されている 場合は、636 に設定する。
    3268 が設定されている場合は、3269 に設定する。

CWISでの設定変更手順

  • 画面はColor MultiWriter 600Fのもの。
  1. パソコンで、Webブラウザを起動します。
    以下の手順では、 WebブラウザとしてMicrosoft Internet Explorer 11を使用していることを前提としています。ほかのWebブラウザでは異なることがあります。

  2. ブラウザのアドレス欄に本機の IP アドレスを入力し、<Enter>キーを押します。

  3. [ログイン]を押します。
  4. 機械管理者 ID とパスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。

  5. ウインドウ左側のディレクトリツリーの [システム設定] をクリックします。

  6. [セキュリティ] をクリックします。

  7. LDAP S SL/TLS 通信の [有効] を確認し、既にチェックされていた場合は、手順10以降を 実施ください。チェックがされていない場合には、 (右にスライド)して、[OK] をクリック ください。

  8. [設定を有効にするには、機器の再起動が必要です。]
    メッセージが表示されます。 [今すぐ 再起動] をクリックします。

  9. 再起動後、上記の 2 から 4 を実行します。
  10. ウインドウ左側のディレクトリツリーの [ネットワーク設定] をクリックします。

  11. [LDAP] をクリックします。

  12. [LDAP サーバー ディレクトリサービス設定] をクリックします。

  13. [サーバー アドレス ホスト名: ポート] の値を
    389 が設定されている場合は、636
    3268 が設定されている場合は、3269
    に設定し、[OK] をクリックください。

  14. [設定を有効にするには、機器の再起動が必要です。]
    メッセージが表示されます。[今すぐ 再起動] をクリックします。



    以上で設定は終了です。