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NEC、企業と社会のサステナブルな成長を支える取り組みを「ESGデータブック2025」で公開

2025年7月17日
日本電気株式会社

NECは、2024年4月以降のESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを、「ESGデータブック2025」として公開しました。

NEC ESGデータブック2025
URL: https://jpn.nec.com/sustainability/ja/

NECは「2025中期経営計画」において、事業をとおした社会・環境価値の創出を目指すとともに、財務戦略の一環として企業と社会のサステナブルな成長を支える非財務基盤を強化しています。今回公開したESGデータブック2025では、サステナビリティ開示基準SSBJ(注1)の4つの構成要素(「ガバナンス」「戦略」「リスク管理」「指標・目標」)を参考にまとめています。

ESGデータブック2025に記載の主な取り組みは、以下の通りです。また、これらの取り組みの結果、「Dow Jones Best-in-Class Indices」(注2)のWorld、Asia Pacific Indexの各構成銘柄に選定されているほか、FTSE4Good Index Series(注3)やMSCI ESG Selection Indexes(注4)など、2025中期経営計画の財務戦略における目標の一つである主要なESGインデックスへの組み入れを継続しています。

1.カーボンニュートラルに資する事業の推進と資本コスト低減の取り組み

お客さまや社会の脱炭素への関心の高まりを受け、最新のテクノロジーを自社内でまず実践してノウハウを蓄積し、これをNECの価値創造モデル「BluStellar」をとおしてお客さまに広く展開していく「クライアントゼロ」の考え方や具体的な取り組みを紹介しています。また、環境に関する外部イニシアティブへの参画や業界団体との係わりについて、より詳細に情報を開示しています。
一方、気候変動および水セキュリティの2部門で6年連続CDP「Aリスト」企業に選定されるなど環境の取り組みの強みをKPIとした4回目のサステナビリティ・リンク・ボンド(注5)の起債を予定しています。こうした取り組みにより、資本コストの低減を図っています。

2.戦略と文化を支える人的資本経営の推進

NECは人的資本経営を最も重要な経営資源の一つとして捉え、Purposeの実現と2025中期経営計画の達成に向け、戦略・文化を両輪とする取り組みとジョブ型人材マネジメントを推進しています。市場環境や事業戦略の変化に対し、適時適所適材に人材を配置することで、スピーディかつレジリエントな事業戦略を実現しています。
また、事業を支える革新的な発想を持つ人材の確保と育成を進めるべく「コミュニケーションの強化」、「主体的な学び・キャリア形成」、「フェアな評価・登用、市場競争力の高い報酬」を柱とする文化の取り組みも進めています。

3.自社と社会のセキュリティ強化と専門人材の獲得・育成の強化

2025年5月に「.JP(日本のサイバー空間)を守る」をスローガンに発表したセキュリティ事業強化を支える取り組みを、ESGデータブック2025並びにサイバーセキュリティ経営報告書2025で詳しく開示しています。
NECは社会公共性の高い事業を展開していることから、サイバーセキュリティおよび情報セキュリティを社会分野でのマテリアリティと位置付け、経済産業省の「サイバーセキュリティ経営ガイドラインVer3.0」や2024年2月に10年ぶりに改訂されたNIST(米国国立標準技術研究所)の「Cyber Security Framework(2.0版)」に基づき、深刻化するサイバー攻撃に対するインテリジェンス(事前防御)やレジリエンス(攻撃からの回復能力)を強化、実行する体制を構築しています。

サイバーセキュリティ経営報告書2025
URL: https://jpn.nec.com/sustainability/ja/security/

NECは、NECグループの価値観と行動の原点であるNEC Wayのもと、「安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現」を目指しており、SDGsの掲げる目標の達成にも貢献していきます。社会の要請によってサステナビリティ関連の情報開示が変化していく中、さまざまなステークホルダーの皆さまにNECのサステナビリティに関する考え方や最新の取り組みを理解いただくため、これからも各種媒体や直接対話する説明会などをとおして積極的に開示していく予定です。

以上

  • (注1)
    Sustainability Standards Board of Japan(SSBJ、サステナビリティ基準委員会)。日本の財務会計基準機構の内部組織。国際的なサステナビリティ開示基準の開発への意見発信や国内基準の開発を行う。
  • (注2)
    S&P Global社のサステナビリティに関する評価指標。ガバナンス/経済・環境・社会の3つの側面から世界各国の大手企業を評価。
  • (注3)
    ロンドン証券取引所グループの出資会社であるFTSE Russell(英国)が作成しているESGインデックス。NECは2002年から継続して組み入れられている。
  • (注4)
    MSCI(米国)が作成しているESGインデックス。NECは2015年から組み入れられている。
  • (注5)
    サステナビリティ・リンク・ボンド
    https://jpn.nec.com/ir/stock/sustainability.html

本件に関するお客さまからのお問い合わせ先

NEC ステークホルダーリレーション統括部 サステナビリティ戦略企画室
E-Mail:nec_sus@dmsig.jp.nec.com

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