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NECの顔認証システムを活用した搭乗手続き「Face Express」が成田空港・羽田空港で稼働開始

~国際線のご搭乗がスムーズかつコンタクトレスに~

2021年3月25日
日本電気株式会社

成田国際空港を運営する成田国際空港株式会社(以下、NAA)及び羽田空港国際線旅客ターミナルビルを運営する東京国際空港ターミナル株式会社(以下、TIAT)は、NECの生体認証「Bio-IDiom」(注1)の中核技術であり世界No.1の認証精度(注2)を有する顔認証技術を搭載したシステムを活用し、新たな搭乗手続き「Face Express」を本年4月より実証実験としてスタートします。

Face Expressは、航空機に搭乗するお客様が所定の手続きで顔写真を登録すると、空港でのその後の手続き(チェックイン、手荷物預け、保安検査、搭乗ゲート等)において、従来必要であった搭乗券やパスポートを提示することなく “顔パス” で通過または手続きできるようになります。これにより、従来の煩わしい搭乗手続きがスムーズになるとともに、コンタクトレスで手続きができるため新型コロナウイルス感染症対策としても接触リスクが軽減されます。

成田空港と羽田空港では、それぞれ以下のとおり実証実験を実施し、その後いずれも7月より本格運用を開始する予定です。

成田空港

  • 実証実験開始:
    2021年 4月13日(火)
  • 参加航空会社:
    日本航空および全日本空輸 ※今後順次拡大予定
  • 機器配置場所:
    • 第1ターミナル
      [チェックインカウンター] C
      [    ゲート    ] 51~57A
    • 第2ターミナル
      [チェックインカウンター] K
      [    ゲート    ] 61~66, 71, 81~83, 91~93

羽田空港

  • 実証実験開始:
    2021年 4月13日(火)
  • 対象航空会社:
    国際線を運航する各航空会社
  • 機器配置場所:
    • 第3ターミナル
      [チェックインカウンター] D・E・G・H・I・J
      [    ゲート    ] 全ゲート
    • 第2ターミナル国際線*
      [チェックインカウンター] 全カウンター
      [    ゲート    ] 全ゲート
  • 現在、第2ターミナル国際線は一時閉鎖中です。
    サービスの詳細につきましては、羽田空港 HP
    (new windowhttps://tokyo-haneda.com/)に今後順次掲載予定です。

なお、顔認証を用いた搭乗手続きは、航空業界においてOneIDとして認知されていますが、成田空港および羽田空港を利用するお客様により直観的にご理解いただけるよう、新たに『Face Express』 というサービス名称及びロゴ を新たに作成し、今後、成田空港・羽田空港の両空港での利用が開始されます。

※ Face Expressの名称、ロゴは成田国際空港株式会社の登録商標です。

NECは、顔認証をはじめとする生体認証技術を活用したシステムをこれまで世界約50の空港に提供してきました。また、顔や虹彩を使った生体認証による共通のIDで、複数の場所やサービスにおいてお客様へ一貫した体験を提供するコンセプト「NEC I:Delight(アイディライト)(注3)」を掲げており、今後も先進技術を用いたソリューションやサービスの開発を加速・強化し、安全・安心で豊かな社会の実現に貢献していきます。

以上

  • (注1)

    「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称です。世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現していきます。
  • (注2)
    米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証技術の性能評価で5回目の第1位を獲得
    https://jpn.nec.com/press/201910/20191003_01.html
  • (注3)

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC 官公営業本部
TEL:03-3798-6683

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NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
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