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NECのリモート機能訓練支援サービスが、神奈川県の公募型「ロボット実証実験支援事業」に採択

~要介護者の遠隔サポートにより、自立支援介護に貢献~

2020年10月14日
日本電気株式会社

NECがデイサービス(通所介護)事業者向けに提供している「リモート機能訓練支援サービス」について、神奈川県の公募型「ロボット実証実験支援事業」に採択され、本年10~12月まで、県内のデイサービス施設で要介護者の個別機能訓練提供を支援する実証実験を行います。なお本事業は、神奈川県が「さがみロボット産業特区」の取り組みの一環として推進しているもので、生活支援ロボットの実証実験の企画を全国から募集し支援するものです。

高齢者が増加する中、日本政府は「自立支援介護」に軸足を置いた介護保険の整備を進めています。一方で、増え続ける介護サービス需要に対し、デイサービス事業者では自立支援の専門知識を有する理学療法士や作業療法士などの人材不足が課題となっています。

これに対しNECは、遠隔地にいる理学療法士や作業療法士が要介護者毎の評価レポートを作成するとともに、要介護者が運動プログラム動画をタブレット端末などで確認できる「リモート機能訓練支援サービス」を、本年3月から提供しています。これによりデイサービスのスタッフは、要介護者一人ひとりに最適な機能訓練を提供できるようになり、生活機能の維持・向上と家族の満足度向上に貢献します。また、評価レポートに基づいた個別機能訓練計画書案の作成機能や、運動内容の自動記録機能なども提供することで、デイサービス事業者が行う個別機能訓練加算算定業務を支援し、業務効率化にも貢献します。

実証実験の概要

    • 実証実験:
      通所介護の個別機能訓練提供を支援するシステム
    • 日程:
      2020年10月15日(木)~12月31日(木)
    • 場所:
      社会福祉法人ハマノ愛生会 横浜市宮崎地域ケアプラザ
      (所在地:横浜市西区宮崎町2番地)
    • 内容:
      本システムでは、デイサービス施設に通う方の基本情報と歩行の様子を撮影した動画を登録すると、遠隔で専門家が作成した評価レポートと運動プログラム動画が配信されます。施設では、理学療法士や作業療法士が在籍していなくても、配信された運動プログラム動画を利用者に見せながら、効果的な機能訓練を提供することが可能となります。施設の利用者30名に、本システムを使用して個別機能訓練を実施してもらい、運用上の課題等を検証します。

NECは本実証実験で得られる知見をもとに、サービスの機能拡充や運用面の改善に取り組むことで、今後3年間で2,000施設への導入を目指します。

なお、NECは「リモート機能訓練支援サービス」をNECグループが開催するオンラインイベント「NEC Visionary Week」(会期:11/12(木)~12/4(金))にて、11/25(水)18:00~18:45のプログラムで紹介する予定です。
「NEC Visionary Week」について https://event.nec.com/

以上

「リモート機能訓練支援サービス」について

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC AIプラットフォーム事業部
E-Mail:info@rtrepo.jp.nec.com

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