Japan
サイト内の現在位置
NEC、ファクトリコンピュータエントリーモデルの新製品を発売
2020年4月20日
日本電気株式会社
NECは、24時間連続稼働が求められる設備監視や医療機関での利用に適したファクトリコンピュータエントリーモデル「FC-PMシリーズ」の新製品3機種「FC-P34W」「FC-P36K」「FC-P31X」を本日より販売開始します。
昨今、労働力人口の減少を背景に工場や生産現場の自動化、工程見える化のため、IoTシステムの導入に関心が高まっています。これらのシステム構築を実現するためには大容量データを高速処理する24時間連続で安定稼働が可能な高性能コンピュータが必要とされています。また、社会インフラ設備の監視や救急病院の医療システム、精密機器の生産管理などの運用を支えるファクトリコンピュータに関しては、24時間稼働する継続性や長期保守が求められています。
新製品は、SSDの採用や、新たにWindows Server® OSをプリインストールしたモデルを追加し、処理性能を向上させるとともに、従来機種同様に3年間の長期供給と、供給終了から最大10年間の長期保守により、これらのニーズに対応します。
NECは社会ソリューション事業に注力しており、工場やオフィス、医療機関や学校ICTなど、様々な利用シーンに合わせた安全で効率的な情報端末の提供を通して、企業や団体の新たな価値創造を支援します。
新製品の特長
-
従来機の筐体サイズを変えずにデータ処理性能を向上「FC-P34W」はインテル® Xeon® プロセッサ E-2124G(3.40GHz)、「FC-P36K」はインテル® Core™ i3-8100 プロセッサ(3.60GHz)、「FC-P31X」はインテル® Celeron® プロセッサ G4900(3.10GHz)をそれぞれ搭載し、新製品は筐体サイズを変えずに、処理性能を従来比で1.3倍向上(注1)を図りました。
また、従来のHDDに加えて、SSD(SATA:240GB/500GB)搭載モデルを用意し、FCシリーズとして初めて拡張スロット部分へのNVMeSSD(M.2型:100GB)(注2)実装にも対応しました。これらにより、需要が拡大している画像データや各種ログデータの高速処理も可能になります。 -
Windows Server® OSプリインストールモデルを提供開始従来のクライアントOSに加え、エントリーモデルとしては初めてとなるサーバOSのプリインストールモデル「FC-P34W」を提供します。これにより、IoTの発展にともない、肥大化したデータの分散処理やセキュリティ対策などに向け、IoTシステムにおけるオンプレミスサーバとしての利用も可能になります。
-
24時間連続稼働、長期供給・長期保守に対応耐環境性(動作温度5~40℃、耐振動、耐ノイズなど)や、高信頼設計(長期供給部材の選定など)を前機種から継承するとともに、空冷効果の高い筐体構造により安定した24時間連続稼働が可能です。さらに、3年間の長期供給と、供給終了から最大10年間の長期保守により、お客様システムの長期安定運用を支援します。
製品名、価格、販売目標
製品名 | 価格(税別) | 出荷開始日 |
---|---|---|
FC-P34W | 293,000円~ | 2020年4月27日 |
FC-P36K | 231,000円~ | 2020年4月27日 |
FC-P31X | 188,000円~ | 2020年4月27日 |
- 販売目標:今後3年間で24,000台以上
以上
- (注1)新製品「FC-P34W」と前機種「FC-P33W」を比較した場合。
- (注2)NVMe:Non-Volatile Memory Expressという接続規格の略称。
SSDなどのフラッシュストレージ向けに最適化されたインターフェース。
「ファクトリコンピュータシリーズ」について
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC プラットフォームソリューション事業部
E-Mail:fc@customer.jp.nec.com
NECは、安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、
誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。
https://jpn.nec.com/profile/vision/