NEC、「変なホテル ハウステンボス」内の「スマート コンビニ」に顔認証システムおよび商品画像認識システムを提供
2018年5月7日
日本電気株式会社
NECは、ハウステンボス株式会社(長崎県佐世保市、代表取締役社長:澤田 秀雄)が5月1日に開業した「変なホテル ハウステンボス」内の無人コンビニエンスストア「スマート コンビニ」において、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE(注1)」の1つであり、世界No.1の認証精度(注2)を有する顔認証AIエンジン「NeoFace(注3)」を活用した顔認証システム、および購入商品を画像で認識できる商品画像認識システムを提供しました。
NECはホテル業界の省力化ニーズに応えるため、今後チェックインからルームキー、決済、チェックアウトまで一連の手続きなどを顔認証を用いて実現することで、様々なホテルの業務省力化に貢献します。
今回のシステムは、その第一弾としてハウステンボスへ提供するものです。
両システムは、「スマートコンビニ」において以下のシーンで活用されます。
- 店舗入口の端末による入店者の顔登録
- 入店時、店舗入口カメラに映る顔と登録された顔の照合・認証
- レジにおいて、購入商品をカメラで撮影・認識し、事前登録した商品画像と照合、購入商品リストを表示
- 商品購入時に顔認証を行うことによる購入確認
- 退店時、店舗出口カメラに映る顔と登録された顔の照合・認証
ハウステンボスは、2015年7月からスマートホテルプロジェクトとして「変なホテル~変わり続けることを約束するホテル~」を展開しています。本ホテルでは、お客様ご滞在時の快適性と世界最高水準の生産性が両立する世界一生産性の高いホテルの実現を目指し、ロボットスタッフによるフロントなどの効率的なサポート、セルフによるスマートチェックイン・チェックアウトなどを実現しています。
NECはこれまで、顔認証をはじめNECの生体認証「Bio-IDiom」(注4)を活用したソリューションを公的サービスやセーフティの領域に提供してきました。今後は、様々な業種における業務効率化やマーケティングの領域にも提供していきます。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
- (注1)
「NEC the WISE」(エヌイーシーザワイズ)は、NECの最先端AI技術群の名称です。
"The WISE"には「賢者たち」という意味があり、複雑化・高度化する社会課題に対し、人とAIが協調しながら高度な叡智で解決していくという想いを込めています。
- プレスリリースNEC、AI(人工知能)技術ブランド「NEC the WISE」を策定
http://jpn.nec.com/press/201607/20160719_01.html - NECのAI
http://jpn.nec.com/bigdata/ai/
- プレスリリースNEC、AI(人工知能)技術ブランド「NEC the WISE」を策定
- (注2)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで4回連続の第1位評価を獲得
http://jpn.nec.com/press/201703/20170316_01.html - (注3)顔認証AIエンジン「NeoFace」
http://jpn.nec.com/solution/face-recognition/ - (注4)
「Bio-IDiom(バイオイディオム)」は、顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称です。世界トップクラスの技術や豊富な実績を活かし、ニーズに合わせて生体認証を使い分け、あるいは組み合わせることで、「誰もが安心してデジタルを活用できる世界」を実現していきます。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC トレード・サービス業ソリューション事業部
TEL:03-3798-9759
NECは、社会ソリューション事業を推進する
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