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NEC、「第31回 独創性を拓く 先端技術大賞」において「経済産業大臣賞」を受賞

2017年6月12日
日本電気株式会社

NECの「映像鮮明化技術の研究開発」が、フジサンケイビジネスアイ主催の「第31回 独創性を拓く 先端技術大賞 経済産業大臣賞」を受賞しました。同賞の社会人部門における最優秀賞に位置づけられるものです。

本賞は、「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた全国の理工系学生と企業の若手研究者、技術者を表彰する制度です。

NECは、社会ソリューション事業に注力しており、その中核領域の一つであるパブリックセーフティ事業の鍵となる映像処理・解析技術の研究開発を進めています。今後もICTを活用した社会インフラの実現に貢献していきます。

受賞内容は次のとおりです。

  1. 業績名:
    映像鮮明化技術の研究開発
  2. 受賞者:
    データサイエンス研究所 先崎健太、戸田真人、石川真澄、舟山知里、塚田正人
    放送・メディア事業部  尾高佑季、河口裕明
    NECソリューションイノベータ株式会社 新井雅年
  3. 技術概要・応用・搭載製品:
    [技術概要]
    映像鮮明化技術(注1)は、暗所や霧などの悪条件下で撮影された映像を人間だけでなく機械にとっても判りやすい画質にリアルタイムで改善する技術です。
    本技術は、従来と比較してノイズを抑圧した鮮明な映像を出力することで、目視監視の視認性や機械による自動監視などの映像認識の性能を向上させます。また、演算量を低減させることで、処理の高速化を実現します。

    [応用]
    昨今、人々の安心・安全な生活を守り、都市機能や地球環境を保全していくことを目的に、映像を活用したモニタリングが行われています。本技術は、昼夜・天候を問わず、鮮明で視認性の高い映像を作り出す技術として、外の様子を映し出す「お天気カメラ」のような野外に設置されるカメラに導入されています。さらに、ヘリコプターに搭載されるテレビ用カメラのほか、港湾などの重要施設監視、火山や河川監視などの定点観測、衛星画像といった各種映像ソリューションにも応用が拡大しています。

    [搭載製品]
    本技術は、放送映像機器としてHDTV超高感度カメラNC-H1200(注2)に搭載されています。ノイズを低減し感度アップ時のS/Nを改善、霞低減機能により視認性を向上しています。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

NEC研究企画本部 研究プロモーショングループ
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