PIStreamの主な機能
- インプットインピーダンス解析
- トランスファーインピーダンス解析
- DC解析
1. インプットインピーダンス解析
LSIの動作による自LSIの誤動作回避
LSIの電源-GND間インピーダンス(インプットインピーダンス)が高いと、LSIが電流を消費する際、電圧降下が大きくなり誤動作の危険性が高まります。 PIStreamは、インプットインピーダンスを解析し、インピーダンスを下げるためのキャパシタ配置等の施策検討を支援します。
PIStreamは「基板+LSI」と「基板のみ」の2つのケースで解析が行えます。
基板+LSI解析
ICを考慮した基板全体の解析。ICと基板間で発生するMID-Frequency Resonance*が検証可能
*半導体チップの容量成分とICパッケージ・PCBのインダクタンス成分による共振
基板のみ(LSI考慮なし)解析
基板単独で安定化を図る場合およびICモデルの入手が困難な場合
解析・対策事例(1)キャパシタ追加
考慮すべきLSI付近で、暖色系位置にキャパシタを追加(赤丸)。 これによりインプットインピーダンスがターゲットインピーダンスを下回り、キャパシタ追加が妥当であることが確認できた。
解析・対策事例(2)絶縁体厚変更
電源-GND層間の絶縁体厚を薄くすることで、インプットインピーダンスをターゲットインピーダンス以下にできた。
インプットインピーダンス解析の自動キャパシタ追加機能
共振ピーク周波数に対して適切なキャパシタを選択し、LSIのピン近くに追加します。
※トランスファーインピーダンスを参考にしながら、適切なキャパシタを選択し、LSIのピン近くに追加。
カタログをご希望の場合は対象製品名と必要部数を、お問い合わせの場合は本文中に”製品名”のご記入をお願いいたします。