Netcracker

概要

 TM Forum をはじめとする各種関連業界標準に準拠した「Netcracker 2020」は、カスタマーエンゲージメントシステム(Customer Engagement)、ビジネス支援システム(Digital BSS)、運用支援システム(Digital OSS)で構成されております。

 豊富な導入実績に基づくブループリント手法での要件定義/設計工程の短縮、Agile/DevOpsをベースとする短いサイクルでの機能リリース、クラウド環境での運用により、デジタルトランスフォーメーションを早期に実現します。

 クラウドネイティブな「Netcracker 2020」はマルチクラウド環境で運用できるように設計されており、オンプレミスクラウド上と同等にパブリッククラウド上においても高可用性、高信頼性、拡張性を実現することが可能です。オープン5Gネットワークにおける新しい運用モデルを適用することで、ネットワークの各ドメイン毎や、エッジクラウドアプリケーションを含むマルチドメイン環境においても、運用の高度化と自動化を実現します。

 最新のセキュリティ・フレームワークとAIを活用した顧客ニーズ予測も「Netcracker 2020」に含まれております。セキュリティ・フレームワークは、システム全体に業界最高レベルのセキュリティとプライバシー保護を提供するように設計されています。またAIを活用した顧客ニーズ予測によりお客様に最適なサービスを提案することが可能で新たな顧客エンゲージメントを実現します。

 「Netcracker 2020」は、5GやIoT、B2B2Xでの新しいマーケットへの参入を容易にし、より豊富なサービス提供と収益拡大に貢献するソリューションです。

製品/ソリューションイメージ

Netcracker 2020で提供する主な機能は以下の通りです。

Customer Engagement:

全てのチャンネルを統合連携させ、最適化されたカスタマーエクスペリエンスを実現

  • カスタマーエクスペリエンスのデジタル化を促進するアプローチ
  • 顧客毎に最適化されたサービス提供
  • AIを活用した最適なカスタマージャーニの提供

Digital BSS:

全てのチャンネルで顧客獲得プロセスのデジタル化と新規パートナーとの早期連携を実現

  • B2C,B2B、B2B2Xのビジネスを統合的に管理するプラットフォーム
  • 自社既存/新規サービスとパートナーサービスの統合管理による付加価値の高いデジタル化されたエコシステムの実現
  • 顧客管理/サービス管理/パートナー管理/課金管理の統合的なプラットフォーム

Digital OSS:

高付加価値なデジタルサービスを既存/仮想ネットワーク上で早期に実現し、プロセスの自動化によるTCOの削減を実現

  • 分散型クラウド・ネイティブなOSSアーキテクチャ
  • AIによるクローズドループでの運用高度化/自動化を実現
  • 大規模な既存/仮想ネットワーク/データセンター環境の一元管理を実現

Cloud Platform:

Netcracker製品の統合運用基盤としての高可用性、高信頼性、拡張性を実現

  • 通信業者向けに設計されたキャリアグレードのプラットフォーム
  • CI/CDによる自動化されたDevOps環境
  • パブリック/オンプレミス/PaaS/IaaSと様々なインフラ上で高可用性を実現

Integration & API Management:

標準準拠のオープンなAPIによる、外部システムとの連携を実現

  • TM Forum、MEF、ETSIに準拠したオープンAPIの提供
  • 柔軟なポリシー設定と高いセキュリティレベルの統合API管理
  • 相互接続性の向上によるマルチベンダー接続連携の実現

Advanced Analytics:

マーケティング、セールス、カスタマーエクスペリエンス、業務プロセスについて豊富な導入実績に基づくシナリオを実現

  • データハブを通じて、データの規模/形式に依存することなく、分析に必要な全てのデータ統合を実現
  • 最先端の導入実績豊富なAIと機械学習ツール
  • ユーザへの意思決定情報提供までをリアルタイムに分析/提供

Netcrackerソリューションの提供価値

カスタマーエクスペリエンスの向上

  • カスタマーエクスペリエンスの全体像を可視化
  • 顧客ロイヤリティの向上
  • 顧客毎に最適化されたサービスをプロアクティブに提供し、アップセル/クロスセルの実現

新たな収益の創出

  • パートナー連携を活用したB2B2X ビジネスモデルの実現
  • 新サービス導入のTime-To-Marketを短縮
  • 顧客毎に最適化されたセグメント設定によりマーケティング効果を向上

コスト最適化 

  • サイロ化されたシステムの統合によるTCOの削減
  • クラウド活用によるスモールスタートの実現と業務に応じたオートスケーリングの実現による設備コスト最適化
  • デジタルチャネルの活用による効率的な双方向コミュニケーション

関連リンク

詳細は以下のサイトをご参照ください。

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