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NECが考えるハイブリッドITに向けたアプローチ
ハイブリッドITハイブリッドITの実現に不可欠な「モダナイゼーション」
従来のITシステムと、最新のデジタル技術を取り入れた新しいITシステムとを組み合わせた、「ハイブリッドIT環境」。デジタル時代に対応したITシステムへの進化には、モダナイゼーションの実現が欠かせません。
企業のITシステムの進化を支援するNEC
近年、デジタル時代が本格化する中、多くの企業が日々変化するビジネス環境へ対応できるよう、NECは最新のデジタル技術を駆使し、長年蓄積された情報資産を有効活用しながら、新たな事業やサービスを創出する企業のITシステム環境の実現を支援しています。
また、NECはお客様のビジネス視点に加え、維持・運用・管理をする情報システム部門の管理者にとってもITシステムができるだけシンプルな状態であるよう、構成や操作のシンプル化、運用管理の効率化、性能や信頼性の向上に取り組んでいます。
ITシステムのモダナイゼーションに向けた三つのアプローチ
いざハイブリッドIT環境を実現するとしても、既存のIT環境や運用体制、社内文化などの現実を目の前にしたとき、何から始めて、どこを目指せばよいのか、多くの方が戸惑うのではないでしょうか。
既存システムのモダナイゼーションは、情報システム部門の課題やビジネス部門のニーズを加味したうえで企業のシステム全体の最適化に向けた検討が必要になり、一朝一夕での検討は困難です。そこでNECは大きく分けて三つのアプローチからモダナイゼーションを支援、ハイブリッドIT環境実現に向けたご提案をします。
アプローチ①:アプリケーションの最適化
一つ目はアプリケーションの最適化です。業務システムは開発・運用していることが多く、過去に設計・開発したままの状態で利用し続けている企業も決して少なくありません。さらに過去に開発した担当者が既に退職しており引継ぎが十分にされていないなど、業務システムを最新にモダナイゼーションするとき、アプリケーションの最適化は、最も労力を費やす部分になります。マイクロサービスにモダナイゼーションする場合、アプリケーションのソースコードを読み解いたうえで構造を可視化する必要があり、その構造が複雑であればあるほど多くの工数を費やすことになります。
NECは、対象業務を適切な粒度でマイクロサービス化する専用ツールを提供しアプリケーションの最適化を支援します。マイクロサービス化により機能ごとにモジュールが分かれるため、各機能の追加や修正が容易になり市場のニーズなどに迅速かつ柔軟に対応できるようなハイブリッドIT環境を実現できます。さらにマイクロサービス特有の運用を支援するツールも併せて提供、マイクロサービス化後も安定的なシステム稼働を支援します。
また、昨今、コンテナ型仮想化環境は、従来のハイパーバイザ型の仮想化環境に比べて、軽量かつ可搬性が高いことから注目されており、アジャイルなアプリケーション環境などで活用が始まっています。しかし、コンテナ型仮想化環境はその構築時に要求されるスキルの高さや、運用の複雑性により、採用を見送る企業も少なくありません。そこで、NECはオンプレミス環境でコンテナ利用のニーズに応え、コンテナ型仮想化環境の運用を容易化するツールを提供し、運用プロセスの効率化と業務システムの安定稼働を支援します。
アプローチ②:ITインフラストラクチャの選定
二つ目はITインフラストラクチャの選定です。昨今は仮想化技術やクラウドの発展等により、物理OS上でシステムを稼働させるだけでなく、様々な選択肢が増えてきました。その中でどれが自社にとって最適であるか、それぞれの特長を踏まえて検討を進めていく必要があります。情報システム部門には、5年先、10年先を想定したシステムの構築と限られた工数の中で安定的なシステム稼働の両立が求められています。そのためITインフラストラクチャには市場の変化に柔軟にかつ迅速に対応できるプロビジョニング可能な仕組みに加え、システムを効率的にかつ安定的に稼働させるための仕組みが求められます。
NECは、柔軟な拡張と迅速な導入が可能な仮想化ITシステムを提供し、ハイブリッドIT環境の実現をサポートします。
アプローチ③:運用方法の見直し
三つ目は運用方法の見直しです。複数の異なるITインフラストラクチャを運用管理する場合、それぞれの運用の方法が異なり、単一の場合に比べ負担は増加する傾向があります。運用の負担が増加することで情報システム部門の運用体制が維持できなくなってしまうと、障害の頻発や復旧作業の遅延など、ビジネスへの影響も考えられます。そのためにハイブリッドIT化の企画段階から、運用体制の設計を行い、限られた人員で、属人的な運用にならないよう、管理体制を検討する必要があります。
NECはオンプレミス環境からクラウド環境といった複数のITインフラストラクチャを統合管理および業務の一部を自動化する管理ツールを提供し、ハイブリッドIT環境においても情報システム部門の運用管理業務の負荷軽減と効率化を支援します。
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