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学校法人 海陽学園 様


顔認証決済サービスの導入により、学園内で安全性と利便性を兼ね備えた手ぶら決済を実現
~全生徒・教職員約600名を対象に構内売店で運用~
- 業種:
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- 文教・科学
- その他業種
- 業務:
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- その他業務
- 製品:
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- その他
- ソリューション・サービス:
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- FinTech
次世代を担う生徒たちへ、最先端の技術に触れる機会を顔認証決済サービスで提供
海陽学園は次世代のリーダーを育成するという教育理念のもと、人格の形成において人間力はもちろんのこと、リーダーにふさわしい幅広い発想力で、独創的なクリエイティビティを発揮できることも不可欠だと考えていました。そのためには学校生活において、何か最先端の技術に触れる機会を提供したいという思いがありました。
既存の決済手段として生徒には開校当初からプリペイドカードを持たせてカードで決済をさせていましたが、カードの紛失や、破損するケースが頻繁にあることに加え、カード自体や機器の老朽化も目立っている状況でした。また、キャッシュレスシステムの運用費、維持費の負担が非常に大きく、コスト削減することが急務となっていました。
こうした課題を解決するために同学園では先進技術に触れる環境構築、プリペイドカードに代わる新しい決済手段の提供、そして、開発費、運用コストの低減を同時に実現できる、NECの顔認証決済サービスの導入に着手しました。
今回NECが提供した「顔認証決済サービス」は、世界No.1*の認証精度を誇るNECの「顔認証技術」を用いて、安全性と利便性を兼ね備えた手ぶら決済が実現するサービスです。
認証精度世界No.1*の顔認証エンジンを搭載し、マスクのままでも認証可能で顔をカメラに向けるだけで決済が完了するので、支払いがスムーズになります。混雑時や両手が使えない時もお財布やスマホを取り出さずに決済ができ、さらになりすましや紛失リスクも低減。現金やカードの受け渡しが発生しないため、衛生面でも安心して決済いただけます。

国内の教育現場で初となる、生徒や教職員を対象に本格的な商用利用とした顔認証決済サービスの導入
同学園では、校内の生徒・教職員約600名が様々な物品を頻繁に購入する学園内の売店において、2022年10月から顔認証決済サービスの利用を開始しました。
運用上の工夫としては、生徒と保護者には、顔認証決済導入の目的と用途、利用方法などを詳細に説明し理解を得ました。また、未成年ということもあり、生徒の利用開始前には保護者の同意を必須としました。決済情報の登録手続きは、夏休み中に保護者と一緒に実施するように案内をし、売店での購入情報は保護者のメールアドレスを登録することによりリアルタイムに保護者に通知され子供たちの学校での様子を知ることができるようにしました。
学園内における顔認証決済サービスの実現メリットは3種類あります。
- 生徒にとってのメリット
・同世代が体験したことのない先端技術に身近で触れられる点
・プリペイドカードやスマートフォンを準備、使用することなく手ぶらで決済ができる点
・マスク着用のまま、衛生的に決済ができる点 - 保護者にとってのメリット
・リアルタイムで保護者に購入情報のメールが配信されるので保護者の方々の「安心」にもつながる点
・顔認証決済の利用をきっかけとした生徒と保護者のコミュニケーションを生むことができる点
学校にとってのメリット
・学校の中で最先端の技術に触れられる教育機会の創出ができる点
・従来導入していた決済サービスの運用費、維持費負担の軽減ができる点
・特別な端末は不要で、iPad1台で決済ができる点
・プリペイドカード紛失時のトラブル回避ができる点

教職員、生徒からの声として、「カードを忘れてもハウスに取りに帰らなくてもいいから便利!」であったり、「すごい!ハイテクだ!」「便利!」といった声がありました。生徒たちは「顔をかざすだけで買い物ができる」という新しい体験に興味津々で、最先端の技術に触れることが良い刺激になっています。
インタビュー動画:顔認証決済で、安全性と利便性を兼ね備えた手ぶら決済を実現~海陽学園~
お客様の声

学校法人 海陽学園 海陽中等教育学校 マネージャー
川村 裕和 氏
NECさんと元々リレーションがあったことに加え、精度が高くて安心だということや、NIST結果や顔認証研究の実績、世界No.1の技術力であることを事前に確認していましたので、顔認証という新しいサービスでも安心して導入へ踏み込めました。また、使いやすさという点では、既に導入していた顔認証決済の自販機が使い易く、また、誤認証もなくスムーズに運営できていましたので、売店での利用時も問題なく使えると判断いたしました。稼働後のオペレーションの不安も少なかったです。
サポート体制としては、新たな環境構築することに対する不安がありましたが、これまでの経験からNECさんのサポート体制がしっかりしていることを知っていましたので心配はありませんでした。
自販機、売店とも誤認証はなかったので、今後、校内で顔認証サービスを使う場を拡大できると考えています。例えば、受験時の本人認証、その情報を引継ぎ学校生活では、食堂での決済、図書館の書籍貸し出し、PC教室、トレーニングルーム、入室時の出欠確認。また、寮生活では、寮への入退館、点呼。そして、卒業後はOBネットワークへのログインに活用の可能性があるかと思います。
NEC担当スタッフの声

NEC
社会公共BU
社会公共ソリューション事業部門東海支社
牧野 拓斗
営業担当として、海陽学園様への価値提供を第一に考え各種調整を行いました。
海陽学園様の「既存決済手段の課題」に対し弊社顔認証技術がその解決に向け貢献できたこと、また「次代のリーダーとなる生徒に最先端の技術に触れる環境を提供したい」という教育理念の実現の一助となれたことは、弊社関係者一同、大変うれしく誇らしく感じております。本件は商用利用初事例ということもありサービス稼動に至るまでは多くの課題が発生しました。前例がない中、課題解決にご協力いただいた海陽学園様に厚く御礼申し上げます。生徒の皆様より感じました期待やワクワクに応えるべく、今後も最良のパートナーとして、顔認証決済はもとより、顔認証技術を核として海陽学園様の教育環境や生活環境の向上への取組に貢献してまいります。

NECソリューションイノベータ
デジタル事業ラインデジタルソリューション事業部
井上 美南
プロジェクト遂行及びサービス導入作業の担当として実際に現地へ足を運び、加盟店様のサポートを担当いたしました。
新サービスとして初めての導入案件であると同時に、利用者(生徒)がスマホを持っていないなど、学園様ならではの利用シーンに対応する必要がありました。利用者がスマホを持っていることが前提のサービスを、どのように運用していくべきかを含めて、様々な立場/観点で話し合いを重ねたことが関係者とリレーションを築くきっかけにもなったと思います。顔認証決済が学園生活の日常の一部になることを念頭に、連日売店に足を運んで関係者で議論をしたり生徒達の声を聞いたりと、貴重な経験をさせて頂きました。寮生活を行う生徒とそのご家族にとっては手軽なツールであり、また先端のIT技術に触れて頂く機会として、今後もより安定したサービスの提供とその改善に尽力していきたいです。
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(注1)
NECは、米国国立標準技術研究所(NIST)による顔認証ベンチマークテストで5回のNo.1を獲得
https://jpn.nec.com/biometrics/face/history.html
※NISTによる評価結果は米国政府による特定のシステム、製品、サービス、企業を推奨するものではありません。
(2023年1月)
顔認証決済は、世界No.1の顔認証技術を活用した、安心、簡単・便利な決済サービスです。
顔認証決済システム開発実績やノウハウを結集し、「決済サービス」として提供する、NECの顔認証決済サービスについて資料で説明します。

顔認証決済サービスご紹介資料
顔認証決済サービスについて、詳しくはこちらから
お客様プロフィール
学校法人 海陽学園
所在地 | 〒443-8588 愛知県蒲郡市海陽町三丁目12番地1 |
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設立 | 2006年(平成18年) |
URL | https://www.kaiyo.ac.jp/ |
