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DEMITASNX最新版と利用事例のご紹介 2022年6月

講演への質問と回答

2022年6月23日開催「DEMITASNX最新版と利用事例のご紹介」でいただいたご質問と、講師からの回答を掲載いたします。

  • セミナー講演資料(テキスト)は、本セミナーにお申込いただき、セミナー後アンケートに回答していただいた方に配付しております。

質問と回答

Q1プレーン共振解析 一括実行機能について質問です。解析対象を自動抽出するときの条件を教えてください。
A1解析対象の自動抽出の条件として、次の3つの条件と自動抽出ダイアログの抽出条件を満たす電源パターンを抽出いたします。
(1)電源プレーン(または電源配線)のネットにV属性が付いていること
(2)層構成において、層のタイプにグランド/ミックス属性の層が1つ以上存在すること
(3)指定した電源とグランドの間にキャパシタが1つ以上存在すること
Q2共振解析の閾値で、EMCエキスパートとスタンダードの判定値の理由を教えてください。
A2■EMCエキスパート版、またはGEARSPICEオプション有りの場合
励振源の電圧に対して共振の振幅電圧が半分になると約-6dBになりますが、これにマージンをつけて-10dBを推奨値としています。

■スタンダード版、かつGEARSPICEオプション無しの場合
解析結果において、表皮効果・誘電損失を加味していないため、電圧レベルが強く出る傾向にあります。凡その目安として、上記閾値の-10dBの半分である-5dBを推奨しております。
Q3共振の腹とは具体的に何を指しているのでしょうか?そこにキャパシタを追加すると良いということでしょうか。
A3電源とグランド間が共振したときに電位差が最も大きく変動する箇所が共振の腹です。共振の腹にキャパシタを配置することで、AC的に電源・グランド間を接続しますので電圧の変動を抑制することができます。キャパシタを追加したことによる抑制効果もDEMITASNX上で確認することが可能です。
Q4励震源を複数設ける必要はありますか?
A4複数のノイズ源がある場合は、励振源を複数設けて解析してください。共振周波数を調べる場合は励振源を1つ設定すれば見つけることが可能ですが、電圧レベルの大きさが基準値(デフォルト-10dB)以内であることを確認する場合は、全てのノイズ源位置に励振源を置いた解析を推奨します。
Q5線電源であっても線幅を太くすれば、面電源として扱うことになると思います。線幅が何mm以上の場合から面電源として扱った方が良いのでしょうか。
A5線幅XXmm以上から面電源という判定は共振周波数に依存するため、解析して共振周波数を確認することをお勧めします。例えば、線幅方向(線の向きと垂直方向)に共振の腹節が見えてくる場合は”面”とお考えください。DEMITASNXでは、線も面も同様に共振周波数を計算できます。

DEMITASNX製品・事例紹介資料ダウンロード

DEMITASNXのご紹介資料はこちらからダウンロードいただけます。※講演資料ではございません

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