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マルチスクリーン対応 55型大画面ディスプレイ
LCD-UN552S導入事例大成建設株式会社 様


建設のDX促進を目指し、
実証スペースに165型マルチスクリーンを導入
臨機応変に画面表示を切り替えられる9面構成で、
施工現場のリモート試行の場に
- 業種:
-
- 建設・不動産
- 業務:
-
- 設計・開発・製造
- 製品:
-
- デジタルサイネージ
導入の映像デバイス
- マルチスクリーン対応55型大画面ディスプレイ:LCD-UN552S
(9面構成 165型マルチスクリーン)

マルチスクリーン構成では、画面の境界線が目立ちにくく1枚の映像のような自然な大画面表示が可能
9面マルチスクリーンシステムの構成イメージ

画面分割のレイアウト例
- ※画面分割のレイアウトを16種類、プリセットとして登録・運用可能。




事例のポイント
課題背景
- 建築現場におけるDX化を推進するうえで、情報を集約し、可視化できる環境を作りたい。
- 情報共有やリモートによる現場支援に、視認性の高い大画面ディスプレイを活用したい。
成果
現場のリモート映像や進捗情報をリアルタイムに共有できる環境を構築。
リモート支援など、新たな取り組みを試行する場として、DX推進の拠点に。
マルチスクリーンの設置ルームを「見せる空間」にすることで、DX推進への取り組みを社内に可視化。
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事例の詳細
現場とつなぎ、リモートで支える、建設の未来をささえるDXの実証拠点
導入前の背景や課題
建設業のDXを推進する場に、大画面のディスプレイを設置したい
● 建築業界の課題と大成建設のDX推進
大成建設株式会社(以下、大成建設)は、建築・土木工事を中核に、都市開発やエンジニアリング事業などを展開する総合建設会社です。同社では、2020年頃から全社横断でDXを推進する体制を整備し、人材育成も強化するなど、さまざまな活動を行ってきました。
「建設業界全体の課題としては、業務が属人的になりがちという点です。まだまだ経験に頼る場面が多いため、データの標準化やデジタル化が進みにくいのが現状です」(建築本部 デジタルプロダクトセンター DX生産システム推進室 課長代理 平田 祐之介 氏)
この状況を改善するため、大成建設ではDX生産システム推進室を立ち上げ、様々な取り組みを進めています。
● 現場の業務を効率化するDXへの取り組み平田氏は次のように話します。
「現在、試験的に行っているのは、リモートでの『現場確認』です。関係者が現場に赴くことなく、遠隔でのカメラ映像や資料を通して情報共有することで、業務の効率化を目指しています。
また、若手の現場社員が事務所に戻ってから行う業務を別の人がリモートで代行する試みも行っています。」

デジタルプロダクトセンター
DX生産システム推進室
課長代理
平田 祐之介 氏
● 大画面ディスプレイの必要性
「現場情報の集約化は、当社独自開発のDX標準基盤『T-BasisX』と『工事進捗確認システム』を活用しています。360度カメラを持って現場を回ると、AIが進捗を可視化します。それをリモートで確認できるようにする実証実験を進めています。
こうした複数の情報を同時に表示し、現場情報を集約・可視化するため、視認性の高い大画面ディスプレイの導入が不可欠となりました」(平田氏)
選択のポイント
画面構成を柔軟に変更できる、マルチスクリーンLCD-UN552Sを導入
● 柔軟な画面分割と操作性
機器選定の最大のポイントは、マルチスクリーンの画面分割表示でした。リモート化を進めるうえで、具体的な使い方に合わせた多様な画面構成を求められていました。
この要望に対し、NECはマルチスクリーン「LCD-UN552S」をシステムで提案。
「実際にショールームで実機を確認したとき、4画面や全画面など複数の表示パターンをプリセット登録ができ、ワンタッチで画面構成を切り替えられる操作性に驚きました」(平田氏)
● 優れた視認性とデザイン
ベゼルの薄さも重要な選定理由となりました。
「0.44mmの薄いベゼルなので、マルチスクリーン構成時でも、一枚の大画面のように自然に見えて、視認性は高いと思いました」(建築本部 デジタルプロダクトセンター DX生産システム推進室 符 立蓁 氏)
● NECの総合的な提案とサポート体制
大型ディスプレイのため、導入時の床への固定方法や周辺機器の提案についても、NECと設計・設置作業を担当したNESICの対応が高く評価されています。
「ディスプレイ構成はもちろんですが、設置に必要な什器や、画面切り替えに必要な機器も含め、要望に合わせて最適な提案をいただいたと思います」(平田氏)

デジタルプロダクトセンター
DX生産システム
符 立蓁 氏

複数の情報を表示してのミーティング
導入後の成果
現場を見える化し、リモートでの支援が可能な場に
●「見える空間 」による建設DXの可能性
マルチチスクリーン導入後、現場とオフィスを視覚的に結びつける「見える空間」が実現しました。これにより、現場の施工状況の共有や、遠隔での作業支援が可能になり、建設DXのさまざまな可能性が試されています。
平田氏は、「DXは目に見えにくい取り組みだからこそ、実際に使っている様子をあえてオフィスから見える場所に設置し、推進自体を可視化しています」と語ります。
利用者からは「画面構成が自由で打ち合わせがしやすい」「大きくて見やすいので細かな情報も分かりやすい」といった声が寄せられています。
また、符氏は「プリセットによるスムーズな画面切り替えが好評で、多くの方に使ってもらうことがDX推進につながる」と強調しました。
● マルチスクリーンで実現する新しい働き方
「複数画面の活用は、リモートでの現場確認にも効果を発揮しており、現場のカメラ映像と進捗管理画面、図面などの同時表示が可能で、複数の関係者間でスムーズな情報共有とすり合わせが可能になりました」(平田氏)
今回の導入で得られた知見を基に、大成建設では他の部署への展開も検討中です。平田氏は「将来的にはAIの活用も含め、必要なデータが自動的に連携される場所にしていきたい」と語り、マルチスクリーンを現場支援のためのツールやアプリケーションと連携させていく意向を示しました。

お客様プロフィール
大成建設株式会社 様
所在地 | 東京都新宿区西新宿1-25-1 |
---|---|
事業概要 | 建築・土木工事を中心に、都市開発、エンジニアリングなど多彩な事業を展開。 |
URL | ![]() |

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