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日本セキュリティ大賞 セキュリティ人材育成(民間企業)部門で「優秀賞」受賞

~NECのセキュリティ人材育成の取り組み~

2024年11月1日
日本電気株式会社

日本セキュリティ大賞2024 セキュリティ人材育成(民間企業)部門にて、全社的なセキュリティ意識啓蒙活動や教育、産官学との連携で社内外への貢献を目指す姿勢が評価され「優秀賞」を受賞しました。

<受賞理由>
日本電気株式会社は、経営層の強力なコミットメントのもと、系統的なセキュリティ人材育成を進めており、CISSPプロフェッショナル450名の達成をはじめ、全社的なセキュリティ意識啓蒙活動や教育にも力を入れている点が評価された。さらに、産官学との連携を積極的に推進し、社内外への貢献を目指す姿勢を高く評価

CISSP:Certified Information Systems Security Professional

NECのセキュリティ人材育成の取り組み紹介

Security By Designの実践、適切なセキュリティ実装により事業価値を創出できる人材の育成、マネジメント

NEC グループでは、お客様にセキュアな製品・システム・サービスを提供するため、Security By Design(以下、SBD)の考えのもと、企画・提案から実装、運用・保守まで、全フェーズにおいてセキュリティ実装を行っています。
これらのセキュリティ実装を実践できる人材を継続的に育成するために、包括的な人材育成体制を確立し、組織内へ網羅的に配置しています。さらに、技術スキルだけでなく、ビジネス観点でのリスクを評価し適切なセキュリティコントロールができる人材を育成するために、お客さまの DX 推進に関わる人材に国際資格 CISSP をはじめたとした外部認定の取得を推奨しています。

CISSPをはじめとする外部認定の取得推進

お客さまのDX推進に関わる人材が適切な知識・スキルと裏付けを有することを目的としてセキュリティの外部認定の取得を推奨しており、その一例として、国際認定であるCISSPや情報処理安全確保支援士の取得者を拡充しています。国際認定であるCISSPや情報処理安全確保支援士などの外部認定を取得することで、適切な知識・スキルを有することを裏付けることを目的に、これらの取得促進を図っています。システムのライフサイクルすべてでセキュリティ実装プロセスを推進するための広範な知識が求められるCISSPについては、2024年6月時点で450名以上の社員が取得しました。
さらに、2024年度から、新たに4つの資格を外部認定取得促進のプログラムに組み入れました。

new window資格取得から維持までサポート、スキルを裏づけお客さまへの安心につなげる。社外からも評価されたNECのセキュリティ人材育成活動の裏側【日本セキュリティ大賞2024 優秀賞受賞】

NECグループ全体のセキュリティ実装力の底上げを目指した基礎教育やセキュリティコンテスト

NECグループでお客さまのDX推進に関わる人材に必要となるセキュリティの基礎知識を習得する機会を提供し、NECグループ全体のセキュリティ実装力の底上げを図っています。

また、セキュリティアウェアネス(気付ける力)を醸成し、セキュリティの素養を持つ人材を発掘育成することを目的に、NECグループ全社員を対象に、社内CTF「NECセキュリティスキルチャレンジ」を毎年開催しています。2015年以降延べ8,050名以上(2024年3月時点)が自主的に参加し、セキュリティ人材の裾野拡大につなげています。また、本コンテストで出題する問題は、セキュリティ事業の中核となる高度な技術者やセキュリティ業務に携わる社員が毎年新規に作成しています。
セキュリティの初心者から上級者までの全ての層をカバーする。約800名が自主的に参加した社内CTF(第8回)実施の裏側: 特集コンテンツ | NEC

NECのトップセキュリティ人材

NECグループには、セキュリティ技術を競う国際的なセキュリティコンテストで、優秀な成績を収めるトップエンジニアや高い専門性と豊富な実践経験を持つスペシャリストが多数在籍しています。
各専門領域のセキュリティスペシャリストが、お客様が安全・安心にDXを進めるために必要なセキュリティ対策をサポートしています。
さらに、世の中の攻撃動向や最先端の攻撃・手法を世の中へ届けるため、若手メンバーが主力の精鋭部隊による「セキュリティブログ」での定期的なテクニカルトピックスの発信活動にも取り組み、社外の人材育成や普及啓発にも貢献しています。

自社の取組をリファレンスとしてセキュリティ教育サービスを提供

NECでは、自らを最初のユーザとする「クライアントゼロ」の考えのもと、お客さまのDX推進を支援しているNECグループのエンジニアが、実際に利用している実践的育成プログラムをサービスとして提供することで、お客さま組織内のセキュリティ対応力向上とリスク低減に貢献しています。
セキュリティ教育・サイバー演習/訓練 : プロフェッショナルサービス

産学連携の取り組み

NECは、2022年に独立行政法人国立高等専門学校機構(以下、高専機構)とサイバーセキュリティ分野における人材育成強化を目的に包括連携協定を締結しました。
学生が活用できるサイバーセキュリティ演習環境の提供、体系的なセキュリティ知識習得のための教材提供、教員とNECの専門技術者との情報交換などによる最新動向の共有などを、高専機構と共に行い、企業で活躍できる実践力を持った人材の育成・輩出に貢献しています。

NECは、DXをだれもが安心して、安全に使えるために不可欠な「サイバーセキュリティ」を実現するために、今後さらに発展するDXとセキュリティの両方のスキルを兼ね備えた人材の育成と、より一層「セキュリティを価値として」提供できる人材の育成を推進していきます。