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NEC、(ISC)2との戦略的提携により国際資格CISSP保有者を拡大

DX推進に不可欠なサイバーセキュリティ人材の育成を強化

2022年4月26日
日本電気株式会社

NECは、お客さまのDXを推進する事業部門のセキュリティ人材の育成強化に向けて、国際的な非営利会員団体でCISSPの認定機関である(ISC)2と戦略的提携を締結し、ビジネス観点でのセキュリティリスク低減に必要なスキルの育成・維持のための取り組みを強化し、CISSP資格保有者拡大を目指します。

近年、政府方針として「DXとサイバーセキュリティの同時推進」が掲げられており、企業においては、セキュリティ専門人材だけでなく、DXを推進する事業部門においても、セキュリティを意識した業務遂行が不可欠となっています。
NECでは、社内の事業部門やグループ会社向けに、業界に先駆けてシステム構築フェーズの堅牢化にフォーカスしたサイバーセキュリティ訓練場を常設し、これまで累計4,000名(注1)が受講しています。また、Security By Designを実践するスペシャリスト育成のプログラムを実施するなど、セキュリティ実装に精通したエンジニアの育成を行ってまいりました。
さらに、プロフェッショナルサービスを提供するセキュリティ専門部門においては、高度な技術的なスキルだけでなく、ビジネス観点でのリスクを評価できる人材育成のために、CISSP(Certified Information Systems Security Professional)の資格取得を推進しており、2022年3月で200名を超えました。

このたび、お客さま向けのシステム・サービス提供に関わる事業部門においてもCISSP資格保有者を拡大するために、(ISC)2との戦略的提携を締結し人材育成の取り組みを強化します。
具体的には、2019年からNEC内で実施している累計合格率75.7%の実績を持つCISSPオフィシャルセミナーをNECグループ内に拡大し、資格取得を促進します。また、グループ内にCISSP資格保有者コミュニティを設置し、最新情報の勉強会を毎週開催するなど、最新知識のアップデートを支援します。
また、営業職向けにも、Security By Designスペシャリスト研修を新設し、インシデント事例や対策のためのオファリングなど、セキュリティ提案に必要なスキル習得をサポートします。
これにより、システムの提案から設計開発、デリバリ、運用の全てのフェーズにおいて、適切なセキュリティ実装を行う人材を配置することで、お客様の安全なDX推進を支援していきます。

なお、今回の発表にあたり、(ISC)2より、以下のエンドースメントを頂戴しています。

「すでに200人以上のNECグループ社員の皆様がCISSP試験に合格し、資格認定を受けています。このパートナーシップにより、さらに多くの方々が同じ道筋を歩んでいくことでしょう。NECでは、サイバーセキュリティ人材の育成を強化し、更にその幅を広げようとしていると聞いています。これは、まさに今、先進的な組織が人材ニーズに対応するために取り組んでいることです。NECは、より多くの社員に(ISC)2の教育や資格試験を提供しようとしており、これは、日本中の組織にとって、この地域における4万人以上(注2)のサイバーセキュリティ人材不足と世界的なスキル不足の解消に貢献する好例であると言えるでしょう。」

(ISC)2
CEO Clar Rosso

以上

  • (注1)
    2019年3月~2022年3月までの受講者累計
  • (注2)
    (ISC)2による調査結果
    https://www.isc2.org/-/media/ISC2/Research/2021/ISC2-Cybersecurity-Workforce-Study-2021.ashx

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