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プロボノの価値創造、NECがハブになる サミットに地域・企業・大学から120人集結

NECのプロボノが活動の幅を広げています。「会社の外でも自分の力を誰かの役に立てたい」 「地域の課題解決に関わってみたい」。そんな想いを持つ人たちが集う「かわさきプロボノサミット2026」が8月1日、NEC玉川事業場で開かれました。企業プロボノ活動の先駆けとして知られるNECプロボノ倶楽部が主催し、NEC、富士通プロボノ部、川崎市が共催。自治体関係者、学生、ビジネスパーソン、地元の経営者など120人が集結しました。想いと想いの化学反応から、社会課題解決に向けたエネルギーが生まれています。

リアルな出会い、NECプロボノ主導で実現

「リアルで会うのは初めてですね」「ふだんはどんなお仕事を?」「拠点は溝ノ口です」──8月1日午後、NEC玉川事業場の「NEC Innovation Park」。イノベーション創出の新拠点としてオープンしたこの場では、新たなプロボノサミット開始前から名刺交換や情報交換があちこちで行われていました。

なぜ、このイベントがNECのプロボノ主導で開催されることになったのでしょうか。

そもそもプロボノとは、ボランティアの中でも仕事で培ったスキルや経験を活かす活動のこと。国内企業で初めてプロボノを開始したNECのプロボノ組織「NECプロボノ倶楽部」では、グループ社員の登録者は900人を超えています。中でも、NEC玉川事業場が所在するなど縁が深い川崎市を舞台に、プロボノ連携を発展させようと2025年、「かわさきプロボノサミット」を立ち上げました。

第1回となった2025年は川崎市や富士通プロボノ部なども参加し、オンライン開催でお互いの活動を紹介。実施後のアンケートでは「ぜひ続けてほしい」「次は対面で」といった多くの声が寄せられました。その後、NEC、NECプロボノ倶楽部、富士通プロボノ部、川崎市が連携し、約半年間にわたり対話を重ねてきた結果、今年はリアル開催が実現。今回は、参加者同士の情報交換にとどまらず「プロボノ初心者の1日プロボノ体験」を軸に企画しました。

イベント冒頭では、地域経済界を代表して川崎商工会議所の窪田雅己会頭があいさつ。企業人のプロボノ活動と地域全体の価値創造への期待を寄せました。プロボノ参加者に相談する側として、川崎市などで活動する19団体がプレゼン。活動は地域活性化や、子育て支援、環境、農業、医療など幅広く、課題も「活動の認知度を高めたい」「企業との連携を広げたい」「DX化を進めたい」など様々です。参加者たちは真剣な表情でメモをとり、10班にわかれて議論。それぞれの経験を活かして課題解決に向けた意見をぶつけあうプロセスが「プロボノ体験」となります。

率直かつ実直な意見交換、新しい気づきに

議論は白熱しました。例えばメンタルヘルスをテーマにした相談には管理職経験を踏まえた意見、地域活性化をテーマにした相談では、自治会や商店街の立場からの助言など、それぞれのバックグラウンドを活かした具体的なコメントが相次ぎました。計2時間近くにのぼる議論を終えた後には、熱気冷めやらぬ会場で、手ごたえが報告されました。

廃食油の回収に取り組む「かわさきかえるプロジェクト」は、若い世代との接点づくりを議論。廃食油を使ったキャンドルづくりイベントというアイデアを得て「参加して本当によかった」と代表者が報告しました。ほかにも「これまでひとりで悩んでいたが、多くのアドバイスをもらって自分の原点を再確認できた」「他の団体とのコラボも考えたい」など、相談した側にとって、新しい視点や連携の可能性を得る場になりました。

ふだんは交わらない人同士、手を携えるきっかけに

「1日プロボノ体験」の手ごたえはどうだったのでしょうか。参加者のバックグラウンドは会社員や自営業、学生など様々です。

「ボランティア未経験ですが、社会貢献できることを探していた」と語るのは大手自動車メーカーで働く男性。「会社の中だけでは得られない刺激を受けた」「今度は自分の知見も活かしたい」といいます。川崎に拠点をもつ創業2代目の経営者は「プロボノという言葉を初めて知った」としつつ「相談者の商品を地元の販売会で紹介するとか、ちょっとしたことからでも関わっていきたいですね」。医療を学ぶ大学生は「NECといえばITの会社だと思っていましたが、こういう社会貢献を知ってイメージが変わりました」と語ります。

今回のサミットはNEC側のあいさつで締めくくられました。

「NECは『安全・安心・公平・効率』というPurpose(存在意義)をかかげており、それは、企業だけでも行政だけでも実現できません。一人ひとりの想いがあってこそ、持続可能な社会をつくることができます。今回のサミットで、プロボノの価値は、多様な人と人をつなぐことにあると実感しました」

人と人をつなぐ。想いと行動をつなぐ。NECはこれからも、プロボノを通じた共創の輪を広げ、よりよい社会の実現に貢献していきます。

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