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お客様導入事例:株式会社 バウハウス丸栄様

日々作成される重要な業務データを自動で保全

事務所スタッフにバックアップの運用負荷をかけないために、
自動で本社にファイルを複製するデータ保全システムを導入
商業空間の企画・設計・施工のプロフェッショナル企業であるバウハウス丸栄様は、全国の事業所で日々作成される重要な業務データを自動で保全するため、データレプリケーションソフトウェア「Arcserve Replication」と高信頼NASサーバ「iStorageNS」を導入。現場に負荷をかけずにデータ保全が可能になり、システム障害や災害を想定した、全社的なBCP強化を図ることができました。

導入前の課題

事業所で使うCADデータ等の利便性向上のため、統合ファイルサーバの見直しが必要に

バウハウス丸栄様は、商業施設や公共施設などのデザイン・設計を手掛けるプロフェッショナル企業として、全国で事業を展開する企業です。岐阜県の本社を核に、札幌から福岡まで13の事業所を展開。企画・開発から設計・施工までを社内で一貫して遂行できる体制を築いています。

同社では業務の特性上、CADデータや画像、動画データを取り扱うことが多いのですが、バックアップを行う管理者が事業所には不在のため、全事業所のデータを、本社の統合ファイルサーバに集約して、バックアップも本社で集中管理していました。しかし、それぞれのファイルの容量が大きく、また、それらのデータ量も年々増大しています。当然ながら、各事業所からのデータアクセスが集中し、事業所からのデータ読み出しや保存に時間がかかるなど、生産性に悪影響が出ている状況でした。

そこで、同社では全社的な生産性向上のために、各事業所にファイルサーバを設置しデータアクセスを分散させるという方針としました。しかし、バックアップ運用管理者が事業所には不在という状況は変わらないため、データ保全をどうするかが課題となっていました。

導入の経緯

自動運用、構築の容易性などを評価し、Arcserve Replication を導入

NECグループのシステムインテグレーターであるNECネクサソリューションズは、バウハウス丸栄様の方針を踏まえて、データ保全に関する課題を解決するため、各事業所に設置したファイルサーバのデータを自動的に集約する、データレプリケーションソフトウェア「Arcserve Replication」とWindows Storage Serverを使用した高信頼NASサーバ「iStorageNS」を提案しています。

Arcserve Replicationは、データ更新があった際、差分データのみを自動転送できるソフトウェアであり、サーバシステムやネットワークに負荷をかけることなく、データを遠隔地に保全することができます。各事業所にバックアップ運用の管理者を配置する必要がなく、製品価格も妥当な水準であり、かつ構築が容易であることを評価し、バウハウス丸栄様は2010年8月からこのソリューションを導入しています。

なお、各事業所と本社の拠点間通信には、24時間365日の監視とサポートがあるNECネクサソリューションズのインターネットVPNサービス「Clovernet」を利用し、安価でセキュアな冗長ネットワーク環境を構築し、万全の通信環境を実現しています。

導入後の成果

CADデータなどの大容量ファイルを使用した業務の生産性が向上
万一の事態に備えたデータ保全も実現

事務所ごとにファイルサーバを購入したことで、同社ではネットワーク回線に起因するレスポンスの遅延に悩まされることが無くなり、たとえば大容量のCADデータを利用する業務であっても、円滑に遂行できるようになりました。

また、どこかの事業拠点で障害や災害が発生した際には、本社に複製されたデータを利用しての業務再開が可能となっています。同社は本システムの追加投入や拡大展開を段階的に進めており、全社的なBCP強化にもつながっています。

お客様プロフィール:株式会社 バウハウス丸栄様

所在地 岐阜県羽島郡岐南町上印食5-82
設立 1954年1月
URL https://www.bauhaus-m.co.jp/

資料ダウンロード

株式会社バウハウス丸栄様の導入事例リーフレットを、PDF形式にてダウンロード頂けます。

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