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Arcserve Backup 19.0 サポート情報 (ご利用者様向け)
!!!重要!!! 本製品のライセンスキー(ゴールデンキー)について
本製品のライセンスキーは数量と機能を限定していません(ゴールデンキー)。
そのため、オプション製品、エージェント製品など別途ライセンスを追加購入する際に、新たにライセンスキーを適用する必要がなく(手間の削減)、追加購入された製品も動作します。EULA(使用許諾)に記載の範囲にてご使用ください。なお、以前のバージョン(r17.5、18.0)からアップグレードして使用する場合も本バージョンのライセンスキーの登録が必要です(ライセンスキー(ゴールデンキー)を一度登録するとその後の追加購入の際もライセンスキーを新たに登録することなく使用できます)。
【登録方法】
1.以下の設定ファイルを編集する
EntitlementRegister_Windows.properties
C:¥Program Files (x86)¥CA¥ARCserve Backup¥
設定ファイルをメモ帳などで開き、SERVERNAME 行を編集し、保存します。
<編集前>
SERVERNAME=www.arcserve-register.com
<編集後>
SERVERNAME=www.dummy-arcserve-register.com
※「dummy-」を追加します。
2. | CA LICフォルダの CALicnse.exe を起動する 【CA LICフォルダ(デフォルト)】 ・64bit環境の場合 %SystemDrive%¥ProgramFiles(x86)¥Arcserve¥SharedComponents¥CA_LIC ・32bit環境の場合 %SystemDrive%¥ProgramFiles¥Arcserve¥SharedComponents¥CA_LIC |
3. | [ライセンス確認エントリ]ダイアログにて、登録するライセンスキーを入力する |
4. | [追加]をクリック |
5. | [OK]をクリック |
6. | [ライセンス確認エントリ]ダイアログを閉じる |
※ | ライセンス管理画面において、購入したライセンスを登録しても、以下のライセンスは「トライアル(未登録)」と表示される製品仕様です。「トライアル(未登録)」と表示されていても購入した製品ライセンスの機能を使用いただけます。 ・Arcserve Backup 19.0 Guest Based Virtual Machines Agent Bundle ・Arcserve Backup 19.0 for Windows VM Agent per Host License ・Arcserve Backup 19.0 for Windows SAN Secondary Server Bundle |
!!!重要!!! アクティブ化を促すメッセージについて
しかし、NECからArcserve Backupを購入・使用している環境においてはアクティブ化の実施は不要ですので、メッセージ表示を無視して頂いて問題ありません。[アクティブ化]リンクのクリックも不要です。

!!!重要!!! インストールモジュールについて
Arcserve Backup 19.0 for Windows (必須製品)に、インストールモジュールが添付されています。
!!!重要!!! Arcserve マネージャのログイン処理にかかる時間について
!!!重要!!! VMware仮想マシン(ゲストOS:Windows Server 2019)の仮想マシンバックアップについて
Arcserve Backup 19.0 では、VADP連携機能を活用した仮想マシンバックアップ機能がありますが、仮想マシンのゲストOSが Windows Server 2019 である場合に VMware挙動として以下問題が確認されています。
- UEFIで起動するWindows Server 2019仮想マシンのバックアップ(Agent for Virtual MachinesによるVADP連携バックアップ)が失敗し、「仮想マシン スナップショットの作成が失敗しました」 というエラー メッセージが表示される。
※Legacy BIOSで起動するWindows Server 2019のゲストOSの場合、上記事象は発生せず、VADP連携バックアップを使用できます
UEFIで起動する仮想マシン(ゲストOS:Windows Server 2019)を対象として、バックアップを実施する場合、以下のいずれかの方法をご使用ください。
【方法A】 | ゲストOSへ![]() |
【方法B】 | ゲストOSへClient Agent for Windowsをインストールし、ファイル単位バックアップでゲストOSをバックアップ(システム状態を含んだゲストOS内ファイル全体のバックアップ)します。 復旧時は、仮想マシンを作成し、ゲストOSとArcserve Backup Client Agent for Windowsをインストールして、保存しているバックアップから、ゲストOS内のファイルを上書きリストアすることで復旧します。 ※方法Bでは、Windows Defenderに関するデータは保護されません。Windows Defenderに関するデータを保護する場合、方法Aもしくは方法Cを実施します。 |
【方法C】 | ゲストOSへClient Agent for Windowsをインストールし、ファイル単位バックアップでゲストOSをバックアップ(システム状態を含んだゲストOS内ファイル全体のバックアップ)します。 復旧時は、Disaster Recovery Option機能で保存しているバックアップからゲストOS全体を復旧します。 ※方法Cでは、別途オプション製品「Disaster Recovery Option」が必要です。 |
1. Arcserve Backup のアラート機能のご使用について
<参考>

・「


2. 開発元で公開している注意/制限事項
開発元のArcserve社において、Arcserve Backup 19.0 に関する注意/制限事項を公開していますので、 Arcserve Backup 19.0 導入前に必ずご確認くださいますようお願いいたします。 Arcserve Backup 19.0 for Windows 注意/制限事項(Arcserve 社サイト)
Arcserve Backup 19.0 for Windows パッチダウンロード情報一覧 (Arcserve 社サイト)
3. Disaster Recovery Option で惨事復旧を行う際の注意事項
CD/DVD起動による復旧となるため、物理サーバ上のOSを復旧する場合は、CD/DVDを焼くためのCD/DVD装置 および 復旧対象マシンでCD/DVDを起動するためのCD/DVD装置がそれぞれ必要です。VMware仮想マシン、Hyper-V仮想マシンの場合は仮想CD/DVDドライブから起動できるため、CD/DVD装置は不要です。なお、復旧用CD/DVDの容量は約300~400MB(環境により異なります) のため、CDも可能です。
Disaster Recovery Optionの設定により、惨事復旧情報は自動的に他のサーバに複製されます。
障害が発生した際は、OSを手動で再インストールすることなく、復旧用 CD/DVD によって復旧ウィザードを起動し、惨事復旧情報と、テープなどのバックアップ先にあるバックアップデータからシステムを回復できます。
- ネットワーク共有フォルダの惨事復旧情報を参照する
別サーバのネットワーク共有フォルダに惨事復旧情報を複製し、複製された惨事復旧情報を参照して惨事復旧を行います。 - (リモート惨事復旧のみ)バックアップサーバに保存されている惨事復旧情報を参照する
リモート惨事復旧時、バックアップサーバに保存されている惨事復旧情報を参照して惨事復旧を行います。(注)バックアップサーバの惨事復旧でローカルに保存されている惨事復旧情報を参照することも技術的には可能ですが、ディスク障害時に消失するリスクがあることからNECでは推奨していません。
- ※Arcserve Backup 19.0 のインストールDVDから WinPE DR を開始できませんのでご注意ください。
WinPE DR用の惨事復旧用媒体の作成方法は、Disaster Recvoery Option ユーザガイドの「第 3 章: WinPE を使用した惨事復旧」ご参照ください。
4. Agent for Open Files に関する注意事項
オープンファイルのバックアップには、Agent for Open Files(以下「本製品」)を用いず、VSSをご使用ください。
※VSSを利用する場合であっても、本製品のライセンスが必要です。
本製品のドライバを使用する方法では、他のドライバなどとの競合により、システムストールやストップエラーなどが発生する事象が報告されております。
オープンファイルのバックアップは以下の2つの方法があり、いずれも本製品のライセンスが必要です。
- VSSを使用する方法
- 本製品をインストールする方法
本製品をインストールする方法ではバックアップジョブでの指定は不要ですが、他のドライバなどとの競合によりシステムストールやストップエラーなどが発生する事象が報告されております。そのため、オープンファイルのバックアップを行う際は、本製品をインストールせずにVSSを使用する方法をご使用ください。
合成バックアップを行う場合には、本製品のインストールが必要となりますが、システムストール等の事象発生リスクを抑止するため、ドライバーのロードを行わないように設定 (後述) でご使用ください。また、オープンファイルのバックアップは、VSS方式で行ってください。
[VSSを利用してオープンファイルのバックアップを行う設定]
VSS方式でバックアップを行う場合は、本製品のライセンスが登録されている状態で、「グローバルオプション」-「ボリュームシャドウコピーサービス」タブの「VSSを使用する」にチェックをした状態で、バックアップを実行してください。
なお、VSSを利用する場合、本製品のライセンスは必要ですが、本製品のインストールは不要です。
Agent for Open Files をアンインストールする際は以下の資料をご参照ください。

[Agent for Open Filesのドライバをロードしなくする設定]
合成バックアップのために本製品をインストールする場合でも、レジストリで以下の設定を行うことでドライバのロードは行わないように設定できます。ただしオープンファイルのバックアップは上述のVSS方式で行ってください。
※合成バックアップを使用しない場合は本製品をインストールしない方法をご使用ください。
[Agent for Open Filesのドライバをロードしなくする設定]
レジストリエディタで以下のレジストリ二か所の値を設定し、サーバを再起動します。
・HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥services¥OFADriver
キーの名前 : Start
キーの種類 : DWORD (32 bit)
キーの値 : 4 (デフォルト:2)
・HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥services¥OpenFileAgent
キーの名前 : Start
キーの種類 : DWORD (32 bit)
キーの値 : 4 (デフォルト:2 または 3)
5. デバイス関連の注意事項
1. 集合型テープ装置使用時の注意事項 1
集合型テープ装置を使用時に、リムーバブル記憶域管理 (RSM) など他のプロセスとの競合により、次のような現象が発生する場合があります。
- Arcserve Backup のマネージャでメディアを認識できない、または認識できてもフォーマット等を行えない
- 不定期に SCSI ポートエラーが発生する
- 集合型テープ装置でバックアップの途中で「メディアが見つからない」となる
- Windows の [スタートメニュ] -「プログラム」-「管理ツール」-「コンピュータの管理」を起動し、「システムツール」-「デバイスマネージャ」-「メディアチェンジャ」で対象チェンジャ装置を選択します。
右クリックで「プロパティ」を表示し、「全般」タブの「デバイスの使用状態」が「このデバイスを使う(有効)」となっていない場合は有効とします。
Windows のドライバでサポートされていない装置は「不明なメディアチェンジャ」となりますが、この場合も設定を「有効」とします。 - Windows の [スタートメニュ] -「プログラム」-「管理ツール」-「コンピュータの管理」を起動し、「記憶域」-「リムーバブル記憶域」-「物理的な場所」で対象チェンジャ装置を選択します。
右クリックで「プロパティ」を表示し、「全般」タブの「ライブラリを有効にする」がチェックされている場合はチェックを外します。
装置を付け替えた場合や、オフライン状態でシステムの再起動を行った場合などに、「リムーバブル記憶域」の「物理的な場所」に過去の接続情報が残る場合があります。この場合は、不要な接続情報を削除してください。
2. 集合型テープ装置使用時の注意事項 2
Arcserve Backup 19.0 で集合型テープ装置のクリーニングを行う場合、クリーニングが完了するまでに 5 分程度を要し、アクティビティログにもエラーが登録される場合があります。
テープドライブ[n]のクリーニングに成功しました。[デバイス: n][xxxx]
3. RDX(N8151-86/N8151-105/N8160-84/N8160-84A) 使用時の注意事項
(Arcserve BackupはRDXをリムーバブルメディアとして扱うため、カートリッジ交換/状態変更のたびに、デバイスグループの再設定を手動で実行する必要があります。この再設定を実施しない場合バックアップは失敗となり、リスクが高いことから、RDX上へのファイルシステムデバイスおよびデータデュプリケーションデバイスの作成を推奨していません)
4. デデュプリケーションデバイス使用時の注意事項
6. Portmap サービスの競合について
この場合は以下の技術情報を参照し回避設定を行ってください。

- ※iStorage NS シリーズには Microsoft Service for Unix インストール済みとなっています。 iStorage NS シリーズに Arcserve Backup をインストールして使用する際は、本処置を実施してください。
7. アクティビティログ保存期間に関する注意事項
このため、廃棄までの日数は 365 日(最低でも 60日) 以上に延長する事を推奨します。
なお廃棄までの日数を延長する事で Arcserve Backup データベースの使用容量は増加しますが、保存期間以外のログ設定がデフォルトであればバックアップ対象ファイルの情報がデータベースの大半を占めるため、廃棄までの日数の延長してもデータベース全体のサイズには大きく影響しません。
アクティビティログ廃棄の設定につきまして、詳しくは「Arcserve Backup 管理者ガイド 19.0」の「8:バックアップサーバの管理」- [Arcserve Backup エンジンの環境設定] - [データベースエンジンの環境設定] をご参照ください。
8. パスワード管理について
パスワード管理機能では、セッションパスワードや暗号化パスワードを、暗号化した形でデータベースに保持しています。これにより、リストア時のパスワード入力を簡略化できます。
Arcserve Backupの提供するパスワード管理機能は、最近使用したパスワードの入力を省力化する機能とお考え頂き、パスワード自体は別途管理してください。
9. CA_VCBpopulateDB.log サイズの拡張について
これを回避するため、あらかじめ以下の手順でログサイズを大きく設定いただくことを推奨します。
1. | [Windowsキー] + R で [ファイル名を指定して実行] を起動します。 |
2. | [ファイル名を指定して実行] に regedit と入力してレジストリエディタを起動します。 |
3. | 以下のキーに移動します。 - HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\CA ARCserve Backup\ClientAgent\Parameters |
4. | 以下の値を変更します。 - 値の名前 : VMMaxLogSize - データの種類 : DWORD(32ビット)値 - 値のデータ : 102400 |
5. | レジストリエディタを終了します。 ※ VMMaxLogSize は、KB単位での指定であり、上記の手順では 100MB になります。 ※ サービスの再起動は不要です。 |
10. アップグレードインストールにおける「C:\Logs」「C:\Tomcat」の削除
・C:\Logs
・C:\Tomcat
11. 補足情報
- ※Arcserve Backup 19.0 のマニュアル、オンラインヘルプは、Web で提供されています。
Arcserve Backup 19.0 の機能の詳細は、マニュアル、オンラインヘルプ、Readme をご確認ください。 - ※Arcserve Backup 開発元である
Arcserve社のホームページに Arcserve Backup 19.0 に関する各種情報が掲載されています。 「
Arcserve サポートポータル」の製品別サポート、技術情報、ダウンロードなどから Arcserve Backup 19.0 の情報をご参照ください。
マニュアルや技術情報、注意制限事項などの情報がご参照いただけます。開発元提供の情報は、Express5800 シリーズでもすべて適用できます。